
「傷つけられた」は、心ない言葉で悲しくなったときにも、転んでけがをしたときにも使える日本語です。英語では、何が傷ついたのか、相手の行為を述べたいのか、自分の状態を伝えたいのかによって表現が変わります。
気持ちが傷ついたなら I was hurt.、身体にけがをしたなら I got hurt.、失礼な言葉に気分を害したなら I was offended. が基本です。相手を主語にして His comment hurt me. のように言うことも多く、日本語の受け身をそのまま英語の受動態にしない点も大切です。
Contents
「傷つけられる」は英語で?先に結論
| 場面 | 自然な英語 | ニュアンス |
|---|---|---|
| 言葉や態度で心が傷つく | be hurt / feel hurt | 悲しさ・心の痛み |
| 事故や運動でけがをする | get hurt / be injured | 身体的な傷 |
| 失礼な発言に気分を害する | be offended | 侮辱・無礼への不快感 |
| 深い精神的打撃を受ける | be deeply hurt / be devastated | 強い悲しみやショック |
| 相手の行為を中心に言う | Someone hurt me. | 誰が傷つけたかを明示 |
hurt は心と身体の両方に使える基本語です。そのため、前後の文脈がない I was hurt. だけでは、心の傷かけがか分からないことがあります。必要なら emotionally、my feelings、in the accident などを加えます。
しゅみすけ(大山俊輔)
be hurt:言葉や態度で心を傷つけられる
be hurt は、相手の言葉・態度・裏切りなどによって心の痛みを感じている状態を表します。会話では「傷つけられた」より「傷ついた」に近く、誰が悪いかを強く責めずに自分の気持ちを伝えられます。
- I was hurt by what she said.
彼女の言葉に傷つけられました。 - I felt hurt when you ignored me.
無視されたとき、傷つきました。 - He was deeply hurt by the criticism.
彼はその批判に深く傷つけられました。 - I’m still hurt, but I want to talk.
まだ傷ついていますが、話したいです。 - Her cold response really hurt me.
彼女の冷たい返事に本当に傷つけられました。
I was hurt by you. も文法的には可能ですが、人そのものを責める響きが強くなります。原因が言葉なら by what you said、態度なら by the way you treated me と具体的にするほうが自然で、話し合いにもつながりやすくなります。
be hurtとfeel hurtの違い
I was hurt. は傷ついた状態を率直に述べます。I felt hurt. は「私は傷ついたと感じた」と、自分の受け止め方として少し柔らかく伝えます。
- I was hurt by his joke.
彼の冗談に傷つけられました。 - I felt hurt because no one asked for my opinion.
誰も私の意見を聞いてくれず、傷つきました。
hurt me:英語では能動態が自然なことも多い
日本語では被害を受けた自分を主語にして「傷つけられた」と言いますが、英語では原因を主語にする形も自然です。
- Your words hurt me.
あなたの言葉に傷つけられました。 - It hurt me when you laughed.
あなたが笑ったとき、私は傷つきました。 - Being left out hurt her feelings.
仲間外れにされたことで、彼女は傷つきました。 - I didn’t mean to hurt you.
あなたを傷つけるつもりはありませんでした。
hurt someone’s feelings は「人の気持ちを傷つける」という定番の組み合わせです。My feelings were hurt. と受け身にすれば「傷つけられた側」に焦点を置けます。
get hurt:けがをする・けがをさせられる
get hurt は事故、スポーツ、転倒などによる身体的なけがによく使います。get は変化を表し、「無傷の状態から、けがをした状態になった」という感覚です。
- I got hurt in a bike accident.
自転車事故でけがをしました。 - Did anyone get hurt?
誰かけがをしましたか。 - Be careful. You could get hurt.
気をつけて。けがをするかもしれません。 - She got hurt during practice.
彼女は練習中にけがをしました。 - Luckily, no one was seriously hurt.
幸い、重傷者はいませんでした。
I was hurt in the accident. も使えますが、事故の文脈では身体のけがだと分かります。日常会話では get hurt、報道・医療・正式な説明では be injured がよく使われます。
hurtとinjureの違い
hurt は痛みからけがまで広く、会話的です。injure は身体の損傷をはっきり表し、心の痛みには通常使いません。
- I hurt my back lifting that box.
その箱を持ち上げて腰を痛めました。 - Two people were injured in the crash.
その衝突事故で2人が負傷しました。

be offended:失礼な言葉・扱いで気分を害する
be offended は、発言や冗談、態度を「失礼だ」「侮辱的だ」と受け止めて気分を害することです。悲しさが中心の hurt に対し、offended には不快感や反発が含まれます。
- I was offended by his comment.
彼の発言に気分を害しました。 - She seemed offended by the question.
彼女はその質問に気分を害したようでした。 - I hope you weren’t offended.
気を悪くしていなければいいのですが。 - Some customers were offended by the advertisement.
その広告に気分を害した顧客もいました。 - Please don’t be offended, but I disagree.
気を悪くしないでほしいのですが、私は反対です。
恋人に大切にされず悲しいなら I was hurt.、職場で侮辱的な発言をされて不快なら I was offended. が合いやすいでしょう。ただし感情は重なるため、両方が可能な場面もあります。
damage・woundはどう違う?
damage は物・評判・関係などに損害を与える語で、通常「人の気持ちが傷つく」には使いません。The rumor damaged her reputation.(そのうわさで彼女の評判が傷つけられた)のように使います。
wound は物理的な負傷のほか、心を深く傷つける意味もありますが、日常会話の基本は hurt です。His betrayal wounded her deeply. は文学的・強調的な響きがあります。
日常・仕事・恋愛で使える例文
日常
- My feelings were hurt when they forgot my birthday.
誕生日を忘れられて傷つきました。 - I got hurt when I slipped on the stairs.
階段で滑ってけがをしました。 - That joke wasn’t funny. It hurt me.
その冗談は笑えませんでした。傷つきました。
仕事
- I was hurt by the way my idea was dismissed.
私の案を退けられた扱いに傷つきました。 - He was offended by the manager’s tone.
彼は上司の口調に気分を害しました。 - The false report damaged our reputation.
誤った報告で私たちの評判が傷つけられました。
恋愛・人間関係
- I don’t want to get hurt again.
もう傷つけられたくありません。 - You hurt me when you compared me to your ex.
元恋人と比べられて傷つきました。 - We both said things that hurt each other.
私たちは互いを傷つけることを言ってしまいました。
短い会話例
A: Are you angry with me?
B: Not angry. I was hurt by what you said.
A: 私に怒っているの?
B: 怒ってはいないよ。あなたの言葉に傷ついたんだ。
A: Did you get hurt?
B: Just a little. My knee is sore.
A: けがした?
B: 少しだけ。膝が痛いんだ。
A: Was she offended?
B: Yes. The question was too personal.
A: 彼女、気を悪くした?
B: うん。質問が個人的すぎたんだ。
日本人が間違えやすい言い方
× I was damaged by his words.
人の気持ちが傷ついたなら I was hurt by his words. が自然です。damaged は、物や評判が損なわれた場合に使います。
× I was hurted.
hurt は原形・過去形・過去分詞がすべて hurt です。I was hurt. または He hurt me. とします。
× I got offended my friend.
原因を示すなら I was offended by my friend’s comment.、相手を主語にするなら My friend offended me. です。
この表現を知らなければ、どう言えばいい?
ぴったりの単語が出ないときは、「何が起きて、どう感じたか」を基本語で伝えます。
| 言いたいこと | しゅみすけ式の言い換え |
|---|---|
| 彼の言葉に傷ついた | What he said made me very sad. |
| 無視されて傷ついた | I felt sad because she didn’t talk to me. |
| 失礼な質問に気分を害した | I didn’t like the question. It was too personal. |
| 事故でけがをした | I had an accident, and my leg hurts. |
| もう傷つけられたくない | I don’t want to feel that pain again. |
これらは少し説明的ですが、make me sad、I didn’t like …、my leg hurts のような身近な語だけで意味が伝わります。難しい一語を思い出すより、原因と気持ちを二つの短い文に分けるのがコツです。
しゅみすけ(大山俊輔)
FAQ
「傷つけるつもりはなかった」は英語で?
I didn’t mean to hurt you. が最も自然です。謝罪を加えるなら I’m sorry. I didn’t mean to hurt you. と言えます。
「傷つきやすい」は英語で?
sensitive、または get hurt easily が使えます。She’s sensitive about her appearance. は「彼女は外見のことに敏感です」です。
「心に傷を負う」は英語で?
日常なら be deeply hurt、強い衝撃なら be emotionally scarred や be traumatized もあります。ただし後二つは深刻な心理的影響を表すため、軽い落ち込みには使いません。
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まとめ
心を傷つけられたなら be hurt / feel hurt、身体にけがをしたなら get hurt / be injured、失礼な発言に気分を害したなら be offended が基本です。英語では Your words hurt me. のように原因を主語にする能動態も自然です。
表現が出ないときは、What he said made me sad. のように「原因+悲しくなった」と分解しましょう。日本語の受け身にこだわらず、何が起きてどう感じたかを伝えると、自然な英語になります。









