
知らせを聞いて悲しくなる、昔を思い出して悲しくなる、気分が沈む。英語では自然な感情、出来事による変化、長めの落ち込みを分けて表します。
しゅみすけ(大山俊輔)
Contents
「悲しくなる」の英語を先に整理
| 英語 | 中心の意味 | よく使う場面 |
|---|---|---|
| feel sad | 悲しく感じる | 日常の感情 |
| become saddened | 出来事で悲しくなる | 知らせ・状況 |
| feel down | 気分が沈む | 一時的な落ち込み |
| get upset | 悲しみや動揺が起こる | トラブル・言葉 |

自然に悲しくなる:feel sad
最も基本的で幅広い表現です。理由は about / when / because で続けられます。
- I feel sad when summer ends.
夏が終わると悲しくなります。 - The news made me feel sad.
その知らせを聞いて悲しくなりました。
sad は感情の状態、feel sad はその感情を自分で感じることに焦点があります。
知らせや出来事で悲しくなる:become saddened
やや文章的で、特定の事実を受けて悲しみが生まれたことを表します。
- She became saddened by the news.
彼女はその知らせで悲しくなりました。 - We were saddened to hear of his departure.
彼の退職を聞いて悲しくなりました。
会話では It made me sad. のほうが簡単で自然なことも多いです。
気分が沈んで悲しくなる:feel down
sad より会話的で、元気が出ない・気分が低い状態を表します。
- I feel down on rainy days.
雨の日は悲しい気分になります。 - She has been feeling down lately.
彼女は最近気分が沈んでいます。
深刻な診断を示す語ではなく、日常的な落ち込みに使います。
動揺して悲しくなる:get upset
悲しさに加えて、ショック、怒り、取り乱す感覚が含まれます。
- He got upset after the call.
電話のあと彼は悲しく動揺しました。 - Don’t get upset about the mistake.
そのミスで落ち込まないで。
文脈によって怒る意味にもなるため、理由を添えると明確です。
「悲しくなる」でよくある間違い
I become sad を常に使う
文法的には正しいですが、日常会話では I feel sad / It makes me sad が自然です。
The story made me feel sad.
sad と upset を同じにする
upset は悲しみだけでなく動揺や怒りも含みます。
純粋な悲しみなら feel sad.
down を方向だけだと思う
feel down は気分が沈むという定番表現です。
I’ve been feeling a little down.
しゅみすけ(大山俊輔)
時制と副詞で変化を詳しく表す
今まさに変化しているなら be getting / be becoming、変化が起きた結果なら has become を使います。少しずつなら gradually、急になら suddenly、以前より大きく変わったなら much や noticeably を添えると、変化の度合いまで伝えられます。
- I’m gradually starting to feel sad.
だんだん悲しくなってきました。 - She suddenly became upset.
彼女は急に悲しく動揺しました。 - I’ve been feeling much more down lately.
最近かなり気分が沈んでいます。
この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】
中心表現が出てこないときは、変化の原因や結果を身近な単語で説明します。「前より〜」「今は〜できない」「〜について考えている」のような基本文型だけでも、十分に同じ内容を届けられます。
- This news does not make me happy.
この知らせを聞いて嬉しくありません。 - I want to cry.
泣きたいです。 - I don’t feel like talking now.
今は話す気になれません。 - I miss the way things were.
以前の状態が恋しいです。
sad が出なくても、嬉しくない、泣きたい、話したくないと感情の結果を言えば伝わります。
しゅみすけ(大山俊輔)
ミニ会話で使ってみよう
A: How did you feel when you heard the news?
A:知らせを聞いてどう感じた?
B: I felt really sad.
B:本当に悲しくなったよ。
A: You seem quiet today.
A:今日は静かだね。
B: I’m just feeling a little down.
B:ちょっと気分が沈んでるだけ。
ニュアンスをもう一段深く理解する
sad は悲しみそのもの、down は活力が落ちた状態、upset は感情が乱れた状態です。相手への声かけでは Cheer up. と急いで励ますより、I’m here if you want to talk. のように寄り添う表現が適切な場合もあります。
直訳の一語を探すより、誰のどんな状態が、何をきっかけにどう変わったかを整理することが大切です。英語では主語と変化の結果を具体的にすると、短い基本表現でも日本語以上に正確なニュアンスを伝えられます。
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「悲しくなる」を自分の会話で使うための確認ポイント
get と become はどう選ぶ?
get は日常会話でよく使われ、変化が身近で動きのある響きになります。become は少し整った表現で、説明文や変化の結果を客観的に述べる場面にも向いています。ただし、すべての表現を機械的に置き換えられるわけではありません。まずはこの記事の中心表現 feel sad を一つのまとまりとして覚え、慣れてから別の形へ広げましょう。
「だんだん」「急に」「以前より」を加える
日本語の「なる」には変化が含まれますが、英語では変化の進み方を副詞や比較表現で明示できます。gradually(徐々に)、suddenly(急に)、more than before(以前より)、not as … as before(以前ほど〜ではない)を使うと、暗記した例文を自分の状況に合わせやすくなります。
- It is gradually changing.
それは徐々に変化しています。 - It suddenly became different.
それは急に違う状態になりました。 - It is more noticeable than before.
以前より変化がはっきりしています。
原因を伝えるなら make を使う
「AによってBが悲しくなる」という因果関係は、make + 目的語 + 形容詞 や make + 目的語 + 動詞 で表せる場合があります。難しい変化動詞を思い出せなくても、This made it change.(これによって変わりました)を土台にし、何がどう変わったかを続ければ会話をつなげられます。
自分で英文を作る3ステップ
- 何が悲しくなるのか、主語を一つ決める。
- 物理的な変化か、感情・評価・状況の変化かを決める。
- 中心表現を選び、必要なら理由や以前との比較を一つ加える。
たとえば、まず短い現在形を作り、次に because…、when…、than before のどれかを加えます。一度に長い文を作ろうとせず、「変化」「理由」「比較」を一つずつ足すと、文法ミスを減らしながら具体的に話せます。
仕上げのセルフチェック
- 日本語の「悲しくなる」を一語で直訳しようとしていないか。
- 何が変化したのか、主語が明確になっているか。
- 変化の途中なのか、すでに変化した結果なのか。
- 相手や繊細な話題に配慮した言い方になっているか。
この4点を確認すれば、辞書で最初に見つけた単語をそのまま当てはめるのではなく、場面に合う英語を選べます。中心表現を覚えることと、基本語で言い換える力を両方持っておくことが、実際の会話でいちばん強い準備になります。
まとめ
「悲しくなる」は、基本的な感情なら feel sad、出来事を受けた文章的表現なら become saddened、気分の落ち込みなら feel down、動揺も伴うなら get upset が自然です。









