「決めつけられる」は英語で?be labeled・be stereotyped・be judgedの違い

決めつけられるは英語で?be labeled・be stereotyped・be judgedの違い

日本語の「決めつけられる」は一語で済みますが、英語では場面を見て表現を選ぶ必要があります。先に結論を言うと、基本はbe labeledです。ただし、所属集団の固定観念で性格や能力を決められるならbe stereotyped、事情を十分知らずに評価・判断されるならbe judgedが自然です。

この記事では、三つの違い、主語と語順、日常・仕事で使える例文、受動態にしない自然な言い方、表現が出ないときの「しゅみすけ式」まで整理します。

「決めつけられる」の英語を先に比較

英語 中心となる意味 代表例
be labeled 一つの呼び名・評価を貼り付けられる I was labeled as difficult.
be stereotyped 所属集団の固定観念で性格や能力を決められる She was stereotyped because of her age.
be judged 事情を十分知らずに評価・判断される I don’t want to be judged by one mistake.

辞書で同じ日本語訳が出ても、三つは完全な同義語ではありません。英訳を先に探すより、「誰に・何に・どんなことが起きたか」を日本語で具体化すると選びやすくなります。

しゅみすけ(大山俊輔)

日本語の「〜される」だけを見て英語を決めないのがポイントです。場面を一枚の写真のように思い浮かべると、自然な動詞が見えてきます。

1.be labeled:一つの呼び名・評価を貼り付けられる

be labeledは、一つの呼び名・評価を貼り付けられる場面で選ぶ表現です。同じ「決めつけられる」でも、対象が人か物か情報か、働きかけが中立か否定的か、結果を述べるのか出来事を報告するのかで英語が変わります。

I was labeled as difficult.
私は面倒な人だと決めつけられました。

行為者が重要でなければby以下は置きません。誰が行ったかを明示する必要があるときだけ、by+人・組織を加えると自然です。

2.be stereotyped:所属集団の固定観念で性格や能力を決められる

be stereotypedは、所属集団の固定観念で性格や能力を決められる場面で選ぶ表現です。同じ「決めつけられる」でも、対象が人か物か情報か、働きかけが中立か否定的か、結果を述べるのか出来事を報告するのかで英語が変わります。

She was stereotyped because of her age.
彼女は年齢で決めつけられました。

行為者が重要でなければby以下は置きません。誰が行ったかを明示する必要があるときだけ、by+人・組織を加えると自然です。

3.be judged:事情を十分知らずに評価・判断される

be judgedは、事情を十分知らずに評価・判断される場面で選ぶ表現です。同じ「決めつけられる」でも、対象が人か物か情報か、働きかけが中立か否定的か、結果を述べるのか出来事を報告するのかで英語が変わります。

I don’t want to be judged by one mistake.
一度のミスだけで決めつけられたくありません。

行為者が重要でなければby以下は置きません。誰が行ったかを明示する必要があるときだけ、by+人・組織を加えると自然です。

決めつけられるを表すbe labeled・be stereotyped・be judgedの使い分け図

人・物・情報のどれを主語にする?

英語では影響を受ける人や物を文の最初に置きます。自分に起きたことならI、計画や記事ならthe planやthe article、データならthe dataなど、主語を具体的にします。日本語では省略できても、英語では主語を決めることが語順の出発点です。

一方、誰が行ったかが会話の中心なら能動態の方が短くなります。日本語が受け身だから英語も必ず受け身、という決まりはありません。行為者と影響を受けた側のどちらを話題にしたいかで選びましょう。

be動詞・get・状態表現の違い

be+過去分詞は出来事と状態のどちらにも使える基本形です。get+過去分詞は、予想外の変化や本人に起きた出来事を会話的に伝えるときによく使われます。ただし、すべての語をget受け身にできるわけではありません。

  • I am labeled. 今の状態を述べます。
  • I was labeled yesterday. 過去の出来事を述べます。
  • I am being labeled. 今まさに働きかけを受けています。

byは行為者を示す必要があるときだけ使います。by themやby the companyを毎文付けると重くなるため、相手が明らかな場合は省きます。

日常会話で使える例文

I was labeled as difficult.
私は面倒な人だと決めつけられました。

She was stereotyped because of her age.
彼女は年齢で決めつけられました。

I don’t want to be judged by one mistake.
一度のミスだけで決めつけられたくありません。

I didn’t expect that to happen.
そうなるとは思っていませんでした。

I felt uncomfortable with the way it happened.
その起こり方に違和感がありました。

I want to know why they did it.
なぜそうしたのか知りたいです。

仕事・人間関係で使える例文

Please explain what happened.
何が起きたのか説明してください。

We need to check the facts first.
まず事実を確認する必要があります。

No one told me in advance.
誰も事前に知らせてくれませんでした。

I would appreciate a clear answer.
明確に答えていただけると助かります。

This should be handled carefully.
これは慎重に対応すべきです。

We should make sure it does not happen again.
同じことが起きないよう確認すべきです。

短い会話例

A: What happened?
何があったの?
B: I was labeled without any warning.
何の予告もなく決めつけられるんです。
A: Did they explain why?
理由の説明はあった?
B: Not yet. I’m going to ask today.
まだです。今日聞いてみます。

A: Are you okay now?
今は大丈夫?
B: Yes, but I wish they had told me earlier.
はい。でも、もっと早く知らせてほしかったです。

日本人が間違えやすい言い方

「される」があるから必ずbyを付ける

byは受動態の必須部品ではありません。誰がしたかより、何が起きたかが重要なら省略する方が自然です。

三つを同じ意味で入れ替える

be labeledは「一つの呼び名・評価を貼り付けられる」、be stereotypedは「所属集団の固定観念で性格や能力を決められる」、be judgedは「事情を十分知らずに評価・判断される」に焦点があります。対象と状況に合うものを選びます。

日本語の主語を省略したまま英語にする

まずI、we、the article、the informationなどの主語を決めましょう。主語が定まると、be動詞の形と語順も自然に決まります。

この表現を知らなければ、どう言えばいい?

難しい単語が出てこないときは、知っている基本動詞で「誰が何をしたか」を説明します。少し直接的でも意味は十分伝わります。

  • They decided what kind of person I was too quickly.
    彼らは私がどんな人かを早く決めすぎました。
  • They did not try to know me first.
    彼らは先に私を知ろうとしませんでした。

They did it without asking me.(彼らは私に聞かずにそれをしました)、They did not tell me first.(彼らは先に知らせませんでした)、I was not happy about it.(私はそのことをよく思いませんでした)のように、出来事と気持ちを二文に分けてもかまいません。

しゅみすけ(大山俊輔)

ぴったりの単語が出ないときは、「相手が何をしたか」と「自分がどう感じたか」を二文に分けましょう。基本語だけでも、伝えたい内容はかなり正確に表せます。

場面別にどの英語を選ぶ?

会話で迷ったら、まず対象を確認します。人への働きかけなのか、物・情報・制度の変化なのかで候補を絞れます。次に、単なる事実を中立的に述べるのか、不当さ・強制・感情まで伝えたいのかを考えます。基本のbe labeledで事実を伝え、より具体的に「所属集団の固定観念で性格や能力を決められる」を言いたければbe stereotyped、「事情を十分知らずに評価・判断される」に焦点を置くならbe judgedを選びましょう。

仕事の報告では、感情を先に出さず、何が起きたか・いつ起きたか・今どうなっているかの順で話すと伝わりやすくなります。人間関係の会話では、出来事に加えてI felt uncomfortable.(不快に感じました)やIt made me worried.(そのことで不安になりました)のように気持ちを一文足すと、意図が明確になります。

追加で覚えておきたい短い例文

It happened without my knowledge.
それは私の知らないところで起きました。

I wasn’t given a chance to explain.
私には説明する機会が与えられませんでした。

We talked about how to handle it.
私たちはどう対応するか話し合いました。

よくある質問

決めつけられるはいつでもbe labeledでいいですか?

基本表現として使える場面は多いですが、対象やニュアンスによって他の表現が自然です。三つの中心イメージから選びましょう。

getを使った受け身にできますか?

会話では使える場合がありますが、語によって自然さが異なります。正式な説明・報告ではbe動詞の受け身が安全です。

能動態に言い換えてもいいですか?

問題ありません。行為者が分かっていて、相手の行動を中心に話すなら能動態の方が簡単で自然なことも多くあります。

現在完了形は使えますか?

過去の出来事が今も影響している場合はhave been+過去分詞が使えます。過去の時点だけを報告するならwas / wereで十分です。

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まとめ

「決めつけられる」の基本はbe labeledですが、所属集団の固定観念で性格や能力を決められるならbe stereotyped、事情を十分知らずに評価・判断されるならbe judgedを選びます。日本語の形ではなく、実際の場面から英語を決めましょう。

表現が出なければ、They decided what kind of person I was too quickly.のように基本語で説明できます。正解の一語を探して止まらず、短い文を組み合わせることが会話で最も役立ちます。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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