「避けられる」は英語で?be avoided・be prevented・be shunnedの違い

避けられるの英語表現を紹介するアイキャッチ画像

日本語の「避けられる」は、英語では一つの受動態に固定できません。誰に・何に、どんな理由でその状態になったのかによって、be avoided、be prevented、be shunnedなどを使い分けます。先に結論を言うと、もっとも広く使える基本表現はbe avoidedです。ただし、日本語の一語だけを見て決めず、場面と主語を確認するのが自然な英語への近道です。

「避けられる」の英語を先に整理

表現 中心イメージ よく使う場面
be avoided 人・話題・場所などから意図的に距離を置かれる 日常・仕事で幅広く使う
be prevented 事故・問題・悪い結果を起こる前に防げる 原因や経過をはっきり示す
be shunned 集団や社会から強く敬遠される 限定された強い意味を示す

That topic is often avoided at dinner.
(その話題は食事の席ではよく避けられます。)

The accident could have been prevented.
(その事故は避けられたはずです。)

He was shunned by his former friends.
(彼は以前の友人たちから避けられました。)

しゅみすけ(大山俊輔)

日本語では同じ「避けられる」でも、英語では「何が起きたのか」を先に絵にすると選びやすくなります。受動態にすること自体より、出来事の種類を見分けることが大切です。

be avoided:最も基本的な言い方

be avoidedは「人・話題・場所などから意図的に距離を置かれる」を表す中心表現です。be動詞を現在形・過去形に変えれば、現在の状態と過去の出来事を区別できます。行為者を言う必要がなければby以下は省略するのが普通です。日本語は「誰に」をぼかしやすい一方、英語は主語を先に置くため、誰または何が避けられるのかを決めてから文を作ります。

  • That topic is often avoided at dinner.(その話題は食事の席ではよく避けられます。)
  • We are avoided by the people around us.(私たちは周囲の人に支えられています。)
  • It was avoided in a way I did not expect.(思いがけない形で支えられました。)

be prevented:原因や成り立ちに焦点を置く

be preventedは「事故・問題・悪い結果を起こる前に防げる」という場面で選びます。日本語訳だけを見るとbe avoidedと重なりますが、話し手が何を強調しているかが違います。単に助けがあった事実ではなく、その状態を可能にした原因、継続、必要性などを示したいときに自然です。

  • The accident could have been prevented.(その事故は避けられたはずです。)
  • This situation was prevented careful planning.(この状況は慎重な計画によって成り立ちました。)
  • I did not realize how much I was prevented.(自分がどれほど支えられていたか気づきませんでした。)

be shunned:より限定されたニュアンス

be shunnedは「集団や社会から強く敬遠される」を明確にしたいときの表現です。意味が強かったり、使える主語が限られたりするため、すべての「避けられる」に機械的に当てはめることはできません。日常会話では簡単な動詞で説明し、仕事の説明ではbe shunnedを使う、という切り替えも自然です。

  • He was shunned by his former friends.(彼は以前の友人たちから避けられました。)
  • The decision was shunned several clear reasons.(その決定には複数の明確な根拠がありました。)
  • No one wants to be shunned in that way.(そのような形で扱われたい人はいません。)

避けられるを表すbe avoided・be prevented・be shunnedの使い分け図

受動態を使わないほうが自然な場合

日本語の「〜られる」を見て、必ず英語もbe+過去分詞にする必要はありません。行為者の動きが会話の中心なら、能動態のほうが短く自然です。たとえば「家族に支えられた」はMy family supported me.のように言えます。「事故は避けられた」はWe could have prevented the accident.とも言えます。主語を変えることで、難しい受動態を避けながら同じ出来事を伝えられます。

語順とbyの注意点

基本語順は「受け手+be動詞+過去分詞」です。誰が行為をしたかが重要なときだけby+人・組織を加えます。原因・道具にはby以外の前置詞が必要になることもあります。日本語の助詞「に」をすべてbyに置き換えないでください。誰がしたかを聞かれていない場面では、by以下を省くほうが英語らしくなります。

日常・仕事・人間関係の例文

  • I was avoided when I needed it most.(一番必要なときに避けられるました。)
  • We were prevented for longer than expected.(予想より長くその状態が続きました。)
  • The idea was shunned by the whole team.(その考えはチーム全体の関わりを受けました。)
  • I do not want anyone to be avoided unfairly.(誰にも不公平な形で避けられるてほしくありません。)
  • Have you ever been avoided at work?(仕事で避けられるたことはありますか。)
  • She felt relieved after being prevented.(彼女はそうしてもらった後、安心しました。)

短い会話で確認

A: What happened?
B: That topic is often avoided at dinner.
A: I see. That must have made a big difference.
(A:何があったの? B:その話題は食事の席ではよく避けられます。 A:そうなんだ。それは大きかったね。)

A: Which expression should I use here?
B: Use “be avoided” for the general meaning. Use “be shunned” only when you mean 集団や社会から強く敬遠される.
(A:ここではどの表現を使えばいい? B:一般的な意味ならbe avoided。集団や社会から強く敬遠されるという意味ならbe shunnedです。)

日本人が間違えやすいポイント

  1. 日本語の一語に英語を一語だけ対応させる
    前後の場面が変われば、自然な英語も変わります。
  2. byを必ず付ける
    行為者が不明・自明・重要でないなら省略します。
  3. 現在の状態と過去の出来事を混同する
    isとwas、has beenの時間関係を確認しましょう。
  4. 強い単語を広い意味で使う
    be shunnedには限定されたニュアンスがあるため、迷ったらbe avoidedか簡単な能動態が安全です。

この表現が出てこないときの「しゅみすけ式」

難しい表現を思い出そうとして会話が止まるなら、「誰が・何をした」「その結果どうなった」の二文に分けます。今回なら、People stay away from him. / We can stop this problem before it happens. と言えば要点を伝えられます。少し説明的でも、身近な基本語彙と主語+動詞の形なら誤解が少なく、相手も状況を補ってくれます。

しゅみすけ(大山俊輔)

英単語が出ないときは、日本語をそのまま訳そうとせず、出来事を小さな二つの文に分けてみてください。「誰が何をした」「今はどうだ」だけでも、十分に会話は続きます。

場面から逆算する実践チェック

「避けられる」を英語にする直前に、対象から距離を置く・悪い結果を防ぐ・社会的に排除するを一度確認しましょう。使い分けの軸は、対象を避けるならavoided、問題を防止するならprevented、人を強く敬遠するならshunnedです。英単語の日本語訳を暗記するだけでは、この区別が抜けやすくなります。話す前に場面を一枚の写真のように思い浮かべ、誰が主語で、何が原因で、どんな結果になったかを整理すると選択が安定します。

The question was carefully avoided.(その質問は慎重に避けられました。)

Most mistakes can be prevented.(多くのミスは避けられます。)

また、相手への感情を強く出したくない仕事の場面では、行為者を言わない受動態が便利です。一方、責任の所在を明確にしたいときは、能動態で人や組織を主語にしたほうが伝わります。メールでは事実を先に、会話では自分の気持ちや結果を先に置くと自然です。同じ出来事でも、焦点が変われば文の形も変わります。

時制にも注意しましょう。過去の一回ならwas / were、現在の状態ならis / are、過去から今まで続くならhas / have beenが基本です。「今もその影響がある」と言いたいときは現在完了が役立ちます。主語が単数か複数かも含め、be動詞を機械的にwasだけにしないことが大切です。

FAQ

一番無難な英語はどれですか?

一般的な意味ではbe avoidedが出発点です。ただし事故・問題・悪い結果を起こる前に防げるならbe prevented、集団や社会から強く敬遠されるならbe shunnedがより正確です。

byを付けない受動態は不完全ですか?

不完全ではありません。英語では行為者より結果や状態が重要なとき、by以下を置かない受動態が非常によく使われます。

会話でも受動態を使いますか?

使います。ただし行為者が分かっているなら、能動態にして短く言うことも多いです。どちらが自然かは話題の中心で決まります。

「避けられるている」は現在進行形ですか?

いつも進行形とは限りません。結果の状態ならbe+過去分詞、今まさに行為が進行中ならbe being+過去分詞を使えます。まず状態か進行中の出来事かを区別しましょう。

関連記事とまとめ

「見過ごされる」の英語も、意図的な無視と単なる見落としの違いを確認できます。

関連表現はこちらの記事も参考にしてください。

「避けられる」は、まずbe avoidedを基本にしつつ、事故・問題・悪い結果を起こる前に防げるならbe prevented、集団や社会から強く敬遠されるならbe shunnedを選びます。日本語の受け身をそのまま英語の受動態へ移すのではなく、主語・原因・結果を整理すると自然な表現になります。迷ったときは簡単な能動態や二文への言い換えで、伝えることを優先しましょう。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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