「遠くなる」は英語で?get farther away・move away・grow distantの違い

「遠くなる」の英語表現

場所が遠くなる、人と疎遠になる、記憶や音が遠のく。英語では距離・移動・関係・薄れ方を分けます。

しゅみすけ(大山俊輔)

距離なら get farther away、その場から離れるなら move away、関係なら grow distant が基本です。

「遠くなる」は英語で?まずは結論

場面 英語
距離 get farther away
離れる・引っ越す move away
人間関係 grow distant
音・記憶 fade away

get farther away・move away・grow distant・fade awayの使い分け

距離が遠くなるなら get farther away

  • The boat is getting farther away.
    船がだんだん遠くなっています。
  • We’re getting farther away from the city.
    街から遠くなっています。
  • His voice sounded farther away.
    彼の声が遠く聞こえました。

farther は物理的距離でよく使います。further も使われ、抽象的な隔たりにも広がります。

その場から離れるなら move away

  • She moved away last year.
    彼女は昨年、遠くへ引っ越しました。
  • Please move away from the door.
    ドアから離れてください。
  • The crowd moved away from the stage.
    人だかりがステージから離れました。

詳しい語感はmove awayの意味と使い方も参考になります。

関係が疎遠になるなら grow distant

  • We grew distant after graduation.
    卒業後、私たちは疎遠になりました。
  • He has become distant lately.
    彼は最近よそよそしくなりました。
  • Work slowly pulled us apart.
    仕事のせいで私たちは徐々に離れていきました。

しゅみすけ(大山俊輔)

grow distant は心の距離、drift apart は自然に別々の方向へ離れる感覚です。物理的な遠さとは分けましょう。

音・記憶・感覚が遠のくなら fade away

  • The music faded away.
    音楽が遠のいていきました。
  • The memory is slowly fading.
    その記憶は少しずつ遠くなっています。
  • Her footsteps faded into the distance.
    彼女の足音が遠くへ消えていきました。

fade は強さや鮮明さが薄くなる変化を表します。

目標や可能性が遠くなる

  • The goal feels farther away now.
    目標が今はさらに遠く感じます。
  • Victory slipped further out of reach.
    勝利がさらに手の届かないものになりました。
  • We’re moving away from our original plan.
    当初の計画から離れています。

「届きそうにない」なら out of reach を使うと自然です。

この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】

  • It’s not close anymore.
    もう近くありません。
  • I can’t see it clearly now.
    もうはっきり見えません。
  • She lives in another city now.
    彼女は今、別の街に住んでいます。
  • We don’t talk much anymore.
    もうあまり話しません。
  • I can barely hear the sound.
    音がほとんど聞こえません。

しゅみすけ(大山俊輔)

not closeanother citydon’t talk much のように結果を説明すれば、十分伝わります。

反対表現は「近くなる」は英語で?。関係性の変化は「関係が深まる」は英語で?も併せて確認できます。

「遠くなる」を場面別に使い分けるコツ

物理的な距離が開くなら get farther away、人や物が離れて移動するなら move away、関係が疎遠になるなら grow distant を使います。音や記憶が遠のく場合は fade も重要です。

会話でよく使う追加例文

  • The shore is getting farther away.
    岸がだんだん遠くなっています。
  • The sound grew more distant.
    音が遠くなっていきました。
  • Please don’t move too far away.
    あまり遠くへ行かないでください。
  • She moved away for work.
    彼女は仕事のため遠くへ引っ越しました。
  • We have grown distant over the years.
    何年かの間に私たちは疎遠になりました。
  • His voice faded into the distance.
    彼の声は遠くへ消えていきました。
  • The memory is becoming distant.
    その記憶は遠いものになりつつあります。
  • The finish line still seems far away.
    ゴールはまだ遠く感じます。
  • Our goal moved farther out of reach.
    目標がさらに手の届かないものになりました。
  • The train disappeared into the distance.
    列車は遠くへ消えていきました。

米語では物理距離に farther、比喩的な程度に further を使い分ける傾向があります。ただし実際の会話では重なることも多く、まずは farther away を距離表現として覚えれば十分です。

「遠くなる」でよくある間違い

far の比較級を more far にする

far の比較級は通常 farther または further です。

○ farther away × more far away

引っ越しと距離変化を混同する

move away はその場所から離れる・引っ越す動作です。単に見えている物が遠くなるなら get farther away が自然です。

The boat is getting farther away.

人間関係に farther away だけを使う

心理的な距離には distant がよく合います。

We have become distant lately.(最近、疎遠になりました)

「遠くなる」を自然に聞こえさせる副詞と時制

変化を目の前で描写するなら be getting farther away、時間をかけた関係変化なら have grown distant が自然です。遠のく速さには slowly / gradually / quickly を添えます。

  • The lights were slowly getting farther away.
    明かりがゆっくり遠くなっていました。
  • We have gradually grown distant.
    私たちは徐々に疎遠になりました。
  • The sound quickly faded away.
    音はすぐに遠のきました。

ミニ会話で確認しよう

A: Can you still see the boat?
A:まだ船が見える?
B: Barely. It’s getting farther away.
B:かろうじて。だんだん遠くなってる。

A: Do you still talk to Ken?
A:今もケンと話す?
B: Not much. We’ve grown distant.
B:あまり。疎遠になったんだ。

距離・移動・人間関係・感覚のどれが遠くなるかを見極めれば、away と distant と fade を自然に使い分けられます。

「遠くなる」の補足Q&A

farther away と more distant は置き換えられる?

物理的な距離なら多くの場合どちらも使えますが、farther away は会話的で距離の変化が明確です。more distant は音・表情・記憶・関係など、心理的・感覚的な遠さにもよく使われます。

「駅が遠くなった」はどう言う?

引っ越しなどで相対的に遠くなったなら The station is farther away now. が自然です。駅そのものが移動したわけではないので、The station moved away. とは通常言いません。

まとめ

距離なら get farther away、離れるなら move away、関係なら grow distant、音や記憶なら fade away と使い分けましょう。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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