
「トイレは英語で何と言うの?」と聞かれたら、まず思い浮かぶのはtoiletでしょう。ただし、アメリカやカナダでは場所によってbathroom、restroom、washroomを使うほうが自然です。
荻上直子監督の映画『トイレット(toilet)』は、カナダを舞台に、言葉も性格も異なる家族が少しずつ距離を縮めていく物語。日本映画でありながら会話の多くが英語なので、短く率直な日常表現を場面と一緒に学べます。
この記事では、作品名でもあるtoiletと類似表現の違いに加え、映画に登場するbug me、let out a sigh、have always beenなどを例文付きで解説します。
Contents
映画『トイレット』はどんな作品?
母を亡くした三きょうだい、レイ、モーリー、リサは、母が日本から呼び寄せた「ばーちゃん」と一つ屋根の下で暮らし始めます。ばーちゃんは英語を話さず、三人は日本語を話せません。
最初は互いを理解できない家族ですが、食事やピアノ、日々の小さな出来事を通じて、それぞれが抱える問題と向き合っていきます。会話だけに頼らず、人の表情や行動から気持ちが伝わる静かなコメディドラマです。
英語学習では「すべて聞き取る」ことにこだわらず、短いひと言と人物の表情を結びつけて観るのがおすすめです。
toiletの意味は「便器」または「トイレ」
toiletは、英語で「便器」または「トイレ」を表す単語です。ただし、どの国でも同じように使われるわけではありません。
イギリス英語では、場所としての「トイレ」にtoiletを使うのが一般的です。一方、アメリカ英語でtoiletと言うと、部屋よりも便器そのものを指す響きが強くなります。
- Where is the toilet?
トイレはどこですか?(イギリスなどで自然) - The toilet is broken.
便器が壊れています。 - Please clean the toilet.
トイレを掃除してください。
bathroom・restroom・washroomの違い
bathroom:家庭やホテルで自然
bathroomは本来「浴室」ですが、アメリカでは浴槽の有無にかかわらず、家庭やホテルの「トイレ」を表す一般的な言い方です。
- May I use your bathroom?
お手洗いをお借りしてもいいですか? - Where is the bathroom?
トイレはどこですか?
restroom:店・空港・駅など公共の場所
restroomは、アメリカのレストラン、商業施設、空港などで使われる丁寧な表現です。実際に休憩する部屋という意味ではありません。
- Excuse me, where is the restroom?
すみません、お手洗いはどこですか? - The restrooms are on the second floor.
お手洗いは2階にあります。
washroom:カナダでよく使われる
washroomは「洗面所」という語感で、特にカナダでよく使われます。映画『トイレット』の舞台であるカナダを訪れるなら覚えておきたい表現です。
- Could you tell me where the washroom is?
お手洗いがどこか教えていただけますか?
英語圏での使い分け早見表
| 表現 | よく使う地域・場面 | ニュアンス |
|---|---|---|
| toilet | 主にイギリス/便器そのもの | 直接的 |
| bathroom | 主にアメリカ/家庭・ホテル | 日常的 |
| restroom | 主にアメリカ/公共施設・店 | 丁寧 |
| washroom | 主にカナダ | 一般的 |
旅行中に迷ったら、アメリカではrestroom、カナダではwashroom、イギリスではtoiletを使うと自然です。ただし、どの表現でも状況から意味は十分伝わります。

「トイレはどこですか?」の丁寧な聞き方
最も簡単なのはWhere is the restroom?ですが、声をかけるひと言を加えると自然です。
- Excuse me, where is the restroom?
すみません、お手洗いはどこですか? - Could you tell me where the restroom is?
お手洗いがどこか教えていただけますか? - Is there a restroom nearby?
近くにお手洗いはありますか? - May I use the bathroom?
お手洗いを使ってもいいですか?
Could you tell me where the restroom is?では、文の途中なので語順はwhere + 主語 + 動詞になります。where is the restroomの順番にはしません。
bug meの意味は「気になる・イライラさせる」
映画では、ある出来事がずっと気になっていることをIt has been bugging me.と表す場面があります。
bugは名詞では「虫」。動詞になると、虫がまとわりつくように「悩ませる・イライラさせる」という意味になります。
- The noise really bugs me.
その音には本当にイライラします。 - Something has been bugging me all day.
一日中、何かが気になっています。 - Sorry to bug you, but can I ask a question?
邪魔してすみませんが、質問してもいいですか?
It bugs me.は普段から気になること、It is bugging me.は今まさに気になっていること、It has been bugging me.は以前から今まで気になり続けていることを表します。
let out a sighの意味は「ため息をつく」
let outは「中にあるものを外へ出す」。声、息、笑い、叫びなどと一緒によく使われます。
- She let out a sigh.
彼女はため息をつきました。 - He let out a loud laugh.
彼は大きな笑い声を上げました。 - I let out a sigh of relief.
私はほっとしてため息をつきました。
a sigh of reliefは「安堵のため息」。同じため息でも、疲れや不満だけでなく、ほっとした気持ちも表せます。
Has she always been like this?の意味
Has she always been like this?は「彼女はずっとこんな感じだったの?」という意味です。
has beenは現在完了で、過去から現在まで続く状態を尋ねています。like thisは「このような・こんな感じ」という意味です。
- Have you always been this quiet?
あなたは昔からこんなに静かだったの? - Has this town always been so busy?
この街は昔からこんなににぎやかだったのですか? - I have always been interested in Japan.
私はずっと日本に興味があります。
alwaysをneverに変えれば、「今まで一度も~ない」という経験や継続も表せます。

全編英語の日本映画を学習に使うコツ
『トイレット』は、派手な説明や早口の応酬より、家族の日常を描く短い会話が中心です。英語初心者は次の順番で観てみましょう。
- 最初は日本語字幕で人物関係をつかむ
- 気になった場面だけ英語字幕で見直す
- 表情や動作から英語の意味を予想する
- 短い表現を一つ選び、自分の例文を作る
例えばIt bugs me when…の後ろに自分が気になることを加えると、すぐに使える英文になります。
- It bugs me when people are late.
人が遅刻するとイライラします。 - It bugs me when my phone battery dies.
スマホの充電が切れると困ります。
まとめ|場所に合った「トイレ」の英語を選ぼう
映画名のtoiletは英語でも「トイレ・便器」を表しますが、アメリカの家庭ではbathroom、公共の場所ではrestroom、カナダではwashroomが自然です。
映画からはさらに、bug me(気になる・イライラさせる)、let out a sigh(ため息をつく)、have always been(ずっと~である)といった日常表現も学べます。場面と結びつけて一つずつ使ってみましょう。
家族や人とのつながりを描く作品は、ヒューマンドラマ映画で英語学習|初心者におすすめの洋画15選にまとめています。




