The best protection from inflation is to invest in yourself and in your own talent. No one can tax that or take it away from you.
(Wallen Buffett)
全米有数の富豪と言われるウォーレン・バフェットの言葉です。
最近、色々と問題が出てきているアメリカの資本主義ですが、その多くは短期的な資金の移動による
さや抜き（arbitrage）だけでは、実際の雇用は生まれず1%の1%による1%の為の経済になってしまうということがこの数十年で実証されたことだと思います（よく言われるトリクルダウンというやつです）。
その過程で叩かれやすい投資家・資本家層ですが、その中でバフェットが少し違うのは
投資に対する考え方が超長期的で昔の日本的な資本主義と近いこと。本当に優良な会社を長期的に
育てれば、長くその株主であるほうが配当も安定して入ってくるし株主も会社も顧客もみんなハッピーですし、情報の非対称性に頼って短期のさや抜きという名のババ抜きゲームに巻き込まれる必要がないですからね。
この言葉は、テレビのインタビューで「最も優良な投資対象は何ですか？」
と聞かれたときに、それは、「自分自身だ」といったこと。
確かにお金やモノに対する投資も大事だけど、こればかりはインフレ、デフレで価値が左右されてしまい日本だったら地震でもあったら、まさに紙切れになってしまうかもしれない。
でも、自分自身に対する自己啓発への投資は、仮に大不況がこようが減ることもないし、課税されるものでもない。
そう思うと、日々の仕事も給料をもらって自分に投資して自分のスキルを高めるんだ。
という発想になればきっと、更に充実することでしょう。