
get a second wind は、いったん疲れたり集中力が切れたりしたあとで、「もう一度元気が出る」「再び力が湧いてくる」という意味のイディオムです。
運動中に苦しい時間を越えて再び体が動く感覚から生まれた表現ですが、仕事・勉強・家事・夜更かしなどにも使えます。この記事では、直訳と実際のニュアンス、get / catch / find の使い方、似た表現との違いを例文で解説します。
Contents
get a second windの意味
get a second wind の基本的な意味は、疲れたあとで新しいエネルギーや集中力を取り戻すことです。
- もう一度元気が出る
- 再び力が湧く
- 調子を取り戻す
- 第二の活力を得る
最初から元気だったのではなく、一度は疲れた・止まりかけたという流れが大切です。
I was exhausted at first, but I got a second wind after dinner.
最初はへとへとでしたが、夕食後にまた元気が出ました。
しゅみすけ(大山俊輔)
なぜ「second wind」で元気が戻る?
second は「2回目の」、wind はここでは単なる風ではなく、古くから「息・呼吸」と結びつく言葉です。走り始めに息が苦しくなっても、そのまま運動を続けるうちに呼吸が整い、再び楽に動けるようになる感覚を second wind と呼びます。

そこから意味が広がり、現在は運動だけでなく、仕事や勉強の途中で活力を取り戻す場面にも自然に使われます。
ネイティブが感じるニュアンス
get a second wind には、単に休息を取るというより、「もう限界かと思ったのに、意外とまた動ける」という小さな復活のニュアンスがあります。
病気や長期的な困難から本格的に回復する表現ではなく、その日の活動や一続きの作業の中で、エネルギーがもう一度上がる場面に向いています。
よく使われる形
get a second wind
最も基本的で広く使える形です。
We got a second wind and cleaned the rest of the apartment.
私たちはまた元気が出て、部屋の残りも掃除しました。
catch one’s second wind
catch your second wind は、特に運動や身体活動の途中で「呼吸が整い、再び調子が出る」という感覚を表しやすい形です。所有格は主語に合わせます。
Give me a minute to catch my second wind.
もう一度調子を取り戻すまで少し待ってください。
find a second wind
find a second wind は、新しい活力を「見つける」という表現です。活動・チーム・計画などが勢いを取り戻す文脈でも使われます。
The team found a second wind in the final ten minutes.
チームは最後の10分で再び勢いを取り戻しました。
場面別の自然な例文
運動
I wanted to stop at five kilometers, but then I got a second wind.
5キロ地点でやめたくなりましたが、そのあと再び力が湧いてきました。
Once she caught her second wind, she picked up the pace.
もう一度調子が出ると、彼女はペースを上げました。
仕事
I got a second wind around 3 p.m. and finished the report.
午後3時ごろにまた集中力が戻り、報告書を仕上げました。
A short walk gave me a second wind before the evening meeting.
少し歩いたら、夕方の会議前にもう一度元気が出ました。
学校・学習
After a cup of tea, I got a second wind and studied for another hour.
紅茶を一杯飲んだあと、また元気が出てもう1時間勉強しました。
家庭・暮らし
We were tired after moving the furniture, but pizza gave us a second wind.
家具を動かして疲れていましたが、ピザを食べるとまた力が湧きました。
旅行
I was ready to go back to the hotel, but I got a second wind after sunset.
ホテルへ戻るつもりでしたが、日が沈んだあとにまた元気が出ました。
会話ではどう使う?
A: Aren’t you tired? We’ve been working all day.
A:疲れてない?一日中作業してるよ。
B: I was, but I just got a second wind. Let’s finish this.
B:疲れてたけど、今また元気が出てきた。終わらせよう。
A: Do you want to stop running?
A:走るのをやめたい?
B: Not yet. I think I’m catching my second wind.
B:まだ大丈夫。もう一度調子が出てきた気がする。
しゅみすけ(大山俊輔)
似た表現との違い
get a second wind と get your energy back
get your energy back は「元気を取り戻す」という直接的で分かりやすい表現です。疲れる前後の流れを説明できますが、イディオムらしい「第二波の活力」という響きはありません。
- I got my energy back after lunch.(昼食後に元気を取り戻しました)
- I got a second wind after lunch.(昼食後、もう一段元気が出ました)
get a second wind と bounce back
bounce back は、病気・失敗・不調などから「回復する・立ち直る」という表現です。短い作業中に元気が戻る get a second wind よりも、困難からの回復に焦点があります。詳しくは、bounce backの意味・使い方をご覧ください。
get a second wind と recharge your batteries
recharge your batteries は、休息して心身のエネルギーを補給する比喩です。休暇や睡眠など「充電する時間」に焦点があるのに対し、get a second wind は活動の途中で再び力が出る変化に焦点があります。
second wind と blow off steam
blow off steam はエネルギーを得るのではなく、「たまったストレスを発散する」という意味です。wind と steam のイメージは似ていますが、用途は異なります。詳しくは、blow off steamの意味・使い方で確認できます。
日本人が間違えやすいポイント
- 冠詞aを忘れない:通常は get second wind ではなく get a second wind。
- windの発音:ここでは名詞「風・息」の /wɪnd/。動詞「巻く」の /waɪnd/ ではありません。
- 最初から元気な場面には使わない:一度疲れたあとに再び力が出る流れが必要。
- 病気からの回復と混同しない:長期的な回復なら recover や bounce back が自然な場合があります。
簡単な英語での言い換え
get a second wind がすぐ出てこなくても、基本的な英語で十分伝えられます。
- I have energy again.(また元気が出ました)
- I’m not so tired now.(今はそれほど疲れていません)
- I can keep going.(まだ続けられます)
- I feel better after the break.(休憩後、調子がよくなりました)
- Let’s do a little more.(もう少しやりましょう)
まずは I have energy again. と直接伝え、慣れてきたら I got a second wind. に置き換えると自然です。
まとめ
get a second wind は、いったん疲れたあとで「もう一度元気が出る・再び力が湧く」という表現です。運動では呼吸が整って調子を取り戻す感覚を表し、仕事・勉強・家事などにも広く使えます。基本形は get a second wind。運動では catch one’s second wind、新しい勢いを得る場面では find a second wind も使われます。
ほかの表現も意味や場面から探したい方は、英熟語・定型表現のまとめをご覧ください。










