
to one’s relief は「(人)がほっとしたことに」「安心したことに」という定型表現です。心配していたことが無事に終わった、悪い結果を免れた、という場面でよく使います。
実際の文では to my relief、to her relief、to everyone’s relief のように、one’s を「誰が安心したのか」に合わせて変えます。この記事では意味の仕組み、自然な語順、例文、fortunately や I was relieved との違いまで整理します。
Contents
to one’s reliefの意味
to one’s relief = 「~がほっとしたことに」「~が安心したことに」です。
- To my relief, the keys were still in my bag.
ほっとしたことに、鍵はまだバッグの中にありました。 - To everyone’s relief, the missing child was found safely.
みんながほっとしたことに、迷子は無事に見つかりました。
単なる「よかった」ではなく、それまで心配・緊張・不安があり、それが消えたという流れを含みます。
しゅみすけ(大山俊輔)
なぜこの意味になる?toとreliefの感覚
relief は、痛み・心配・負担などが軽くなること、そこから生まれる「安堵」を表す名詞です。to + 人の感情を表す名詞 は、出来事がその人にどんな感情をもたらしたかを添える言い方です。
つまり、to my relief は直訳的には「私の安堵へ」ではなく、文全体に対して「その出来事は私に安堵をもたらした」とコメントする表現です。
語順とよく使われる形
最も自然で分かりやすいのは、文頭に置いてコンマを続ける形です。
To + 所有格 + relief, 主語 + 動詞 …

- To my relief, my flight wasn’t canceled.
ほっとしたことに、私の便は欠航になっていませんでした。 - To his relief, she replied that evening.
彼がほっとしたことに、彼女はその晩に返信しました。 - Much to our relief, the client approved the revised plan.
私たちが心からほっとしたことに、取引先は修正案を承認しました。
much to one’s relief とすると「大いにほっとしたことに」と感情を強められます。文末にも置けますが、学習者はまず文頭の定型で使うと自然です。
one’sはそのまま使わない
辞書の one’s は「所有格を入れる場所」という印です。会話や文章では文脈に合わせて変えます。
- 私が安心した → to my relief
- 彼女が安心した → to her relief
- 両親が安心した → to my parents’ relief
- 全員が安心した → to everyone’s relief
× To me relief とは言いません。reliefを修飾する所有格の my / his / her / our / their が必要です。
場面別の自然な例文
日常・家庭
- To my relief, the stain came out in the wash.
ほっとしたことに、その染みは洗濯で落ちました。 - To her relief, the dog came home before dark.
彼女がほっとしたことに、犬は暗くなる前に帰ってきました。
仕事
- To our relief, the data was backed up.
私たちがほっとしたことに、データはバックアップされていました。 - Much to Ken’s relief, the deadline was extended.
ケンが大いにほっとしたことに、締め切りが延長されました。
旅行・学校・人間関係
- To my relief, the hotel had my reservation.
ほっとしたことに、ホテルには私の予約が入っていました。 - To the students’ relief, the exam was easier than expected.
生徒たちがほっとしたことに、試験は予想より簡単でした。 - To his relief, Maya said she wasn’t angry.
彼がほっとしたことに、マヤは怒っていないと言いました。
fortunatelyとの違い
fortunately は「幸運にも」で、出来事を客観的に幸運だと評価します。一方、to my relief は「私の不安が消えてほっとした」という感情の変化に焦点があります。
- Fortunately, nobody was hurt.
幸い、誰もけがをしませんでした。 - To my relief, nobody was hurt.
私がほっとしたことに、誰もけがをしませんでした。
同じ事実でも、後者は話し手が事故やけがを心配していたことがより伝わります。
to one’s surpriseとの違い
to one’s surprise は「~が驚いたことに」で、予想外だったことが中心です。to one’s relief は不安が解けたことが中心です。結果が「予想外で、しかも安心した」場合は両方の感情があり得ますが、文脈に合う方を選びます。
surpriseの語順や所有格については、to one’s surpriseの意味と使い方も参考にしてください。
簡単な英語で言い換えるなら
この定型表現がすぐに出てこなければ、I was relieved that …(私は~でほっとした)で十分伝わります。
- To my relief, the test was negative.
- I was relieved that the test was negative.
検査結果が陰性で、私はほっとしました。
会話では What a relief!(ああ、よかった!/ほっとした!)もよく使われます。「安心する」に使う英語全体の違いは、relieved・reassured・at easeの違いで詳しく確認できます。
しゅみすけ(大山俊輔)
よくある間違い
- one’sをそのまま読む:実際は my / her / everyone’s などに変える。
- me reliefにする:reliefの前には目的格meではなく所有格myを使う。
- 安心した人が不明確:誰の感情かを所有格で明示する。
- 不安のない場面で多用する:心配が解消された流れがあるときに自然。
まとめ
to one’s relief は「~がほっとしたことに」。one’sを実際の人物に合わせ、To my relief, + 文 の語順で使うのが基本です。幸運そのものを述べる fortunately と違い、心配が消えた人の感情を映します。
難しければ I was relieved that … と言い換えれば大丈夫です。ほかの定型表現も、英熟語・定型表現の親記事から確認できます。









