「遺族」は英語で?bereaved family・surviving family・next of kinの違い

遺族は英語でbereaved family

「遺族」は一般にbereaved familyです。死別を経験した悲しみに焦点を当てます。一方、残された家族という事実を表すsurviving family、病院・警察・法的な連絡先となる近親者を表すnext of kinは意味が異なります。

遺族はbereaved family

  • We offered our condolences to the bereaved family.
    私たちは遺族にお悔やみを伝えました。
  • The bereaved family asked for privacy.
    遺族は静かに過ごせるよう配慮を求めました。
  • Please respect the wishes of the bereaved family.
    遺族の意向を尊重してください。

bereavedは「近しい人を亡くした」という形容詞です。the bereavedで「遺族・死別した人々」とまとめて表すこともできます。

しゅみすけ(大山俊輔)

bereaved familyは悲しみの中にいる家族への配慮を含む表現です。事務的な連絡先を指すnext of kinとは使う場面が違います。

3つの表現の違い

bereaved family、surviving family、next of kinの違い

  • bereaved family:死別を経験し、悲しんでいる家族
  • surviving family:故人より後に残された家族
  • next of kin:最も近い親族。緊急連絡・法的文脈で使われる
  • The surviving family will hold a private service.
    残された家族は近親者のみの式を行います。
  • The hospital contacted his next of kin.
    病院は彼の近親者へ連絡しました。

next of kinは集合的に使われ、単複の形が同じです。必ずしも遺族全員を指しません。

遺族にお悔やみを伝える

  • Please accept my sincere condolences.
    心よりお悔やみ申し上げます。
  • I’m so sorry for your loss.
    ご逝去を心よりお悔やみ申し上げます。
  • My thoughts are with your family.
    ご家族に心を寄せています。
  • Please let me know if there is anything I can do.
    私にできることがあればお知らせください。

弔問については「弔問する」の英語も参考にしてください。

遺族の意向・プライバシーを伝える

  • The family wishes to grieve in private.
    遺族は静かに悲しむ時間を望んでいます。
  • At the family’s request, the funeral will be private.
    遺族の希望により、葬儀は近親者のみで行われます。
  • The family has asked that no flowers be sent.
    遺族は花を送らないよう希望しています。

familyだけでも文脈上遺族だと分かる場合が多く、繰り返しbereavedを付ける必要はありません。

日本人が間違えやすいポイント

  • left familyとは言わない。
  • remaining familyよりsurviving familyが自然。
  • next of kinを「遺族全員」の意味で使わない。
  • bereaved peopleへ無理に励ましや助言をしない。

この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】

  • the family of the person who died
    亡くなった人の家族
  • His family is going through a very difficult time.
    彼の家族はとてもつらい時期を過ごしています。

説明的ですが、意味は明確です。the person who passed awayとすれば柔らかくなります。

しゅみすけ(大山俊輔)

bereavedが出てこなければ、the family of the person who passed awayで十分です。難しい単語より、相手への配慮が伝わる語調を優先しましょう。

FAQ

Q. 「ご遺族」は英語で?

the bereaved familyです。直接呼びかけるときはyou and your familyが自然です。

Q. 「遺族代表」は?

representative of the bereaved familyまたはfamily representativeです。

Q. 「遺族年金」は?

制度によりsurvivor’s pensionsurvivor benefitsです。国ごとに制度が違います。

Q. 「遺族に香典を渡す」は?

give condolence money to the bereaved familyです。香典の記事もご覧ください。

「遺族」をさらに詳しく理解する

bereaved familyは大切な人を亡くした悲しみに焦点を置く表現です。surviving familyは亡くなった人より長く生きている家族、next of kinは法的・事務的な最近親者を指します。

表現 意味・用途
bereaved family 悲しみの中にいる遺族
the bereaved 遺族・近親者の集合表現
surviving family members 故人より長く生きる家族
next of kin 法的な最近親者

場面別の例文

  • We offer our condolences to the bereaved family.
    ご遺族へお悔やみ申し上げます。
  • The hospital contacted the next of kin.
    病院は最近親者へ連絡しました。
  • The surviving family requested privacy.
    遺族はプライバシーへの配慮を求めました。
  • Support is available for bereaved families.
    遺族向けの支援があります。
  • The names were released with the family’s permission.
    家族の許可を得て氏名が公表されました。
  • Please respect the wishes of the bereaved.
    ご遺族の意向を尊重してください。

似た表現との違い

bereavedは感情と喪失、survivingは生存関係、next of kinは連絡・相続などの法的関係です。

使う場面と丁寧さ

相手・目的・媒体を確認してください。友人との会話なら短い表現でも自然ですが、仕事・事故・弔事・重要な決定では、比喩や評価だけで終えず、具体的な事実と次の行動を添えると誤解を防げます。

よくある間違い

  • 日本語の一語に英語を一対一で固定する。
  • 主語と対象を示さず、何について話しているか曖昧にする。
  • 地域差・丁寧さ・法的意味の違いを無視する。
  • 正確な表現が出ないと会話を止めてしまう。

出てこないときのしゅみすけ式

しゅみすけ(大山俊輔)

the family of the person who died と基本語で説明できます。配慮が必要な場では短く丁寧に伝えてください。 一語が出なくても、誰・何・どうしたの三点に分ければ伝えられます。

英作文と会話練習

  1. 本文の基本表現で現在の状況を一文にする。
  2. becauseを使って理由を一文加える。
  3. 過去形に変えて実際の経験を話す。
  4. will / mayを使って今後を予測する。
  5. 相手への質問文を一つ作る。
  6. 最後に簡単な言い換えでも同じ内容を話す。

「正確な表現」と「基本語の言い換え」を交互に練習すると、知識が会話で使える形になります。固有名詞・数字・場所を自分の状況へ置き換えてください。

会話を続ける型

  • 状況:Here is what happened.
  • 理由:This is because …
  • 影響:As a result, …
  • 対応:So we are going to …
  • 確認:Is that okay with you?

FAQ

一番先に覚える表現はどれですか?

本文の表で最も一般的な表現を一つ選び、自分が使う場面の例文を三つ作ってください。

似た表現を全部使い分ける必要がありますか?

最初から完璧に分ける必要はありません。誤解を生みやすい違いだけ確認し、迷ったら基本語で具体的に説明します。

仕事で使っても大丈夫ですか?

用途によります。比喩や感情的な表現より、事実・担当・予定を具体的に伝える言い換えが安全な場合もあります。

場面別の追加トレーニング

次の四つの場面を想定し、本文の表現を使って一文ずつ作ってください。

  1. 友人へ自分の経験を話す。
  2. 職場で現在の状況を報告する。
  3. 相手へ丁寧に確認・提案する。
  4. 起きた出来事と今後の対応を説明する。

一文目は短くて構いません。二文目に理由、三文目に結果または次の行動を加えます。たとえば This is the situation. It happened because … So we will … の順なら、難しい接続表現を使わなくても筋道の通った説明になります。

日本語訳に頼りすぎない確認

本文の英語を見て、まず日本語訳ではなく具体的な場面を思い浮かべます。次に、その表現が肯定的か否定的か、会話的か改まっているか、米英差や文化差があるかを確認します。最後に、相手がその表現を知らなくても理解できる簡単な言い換えを続けます。

追加チェックリスト

  • 主語と対象が明確になっている。
  • 必要な前置詞・冠詞・語順を確認した。
  • 人への評価や弔事では、失礼にならない表現を選んだ。
  • 和製英語の場合、英語圏で一般的な名称へ直した。
  • 比喩やイディオムの場合、文字どおりの意味と実際の意味を区別した。

基本語への戻し方

表現が難しいと感じたら、「同じ・違う」「良い・悪い」「始める・止める」「行く・戻る」「前・後ろ」など、対立する基本語へ戻してください。詳しいニュアンスを一語で言えなくても、短い二文で状況と気持ちを説明できます。

追加FAQ

例文を暗記するだけでもよいですか?

最初の一文は暗記でも構いません。ただし主語・場所・数字・時制を変えた文を三つ作り、形を応用できるか確認してください。

自然かどうか自信がないときは?

短い基本文へ戻し、意味を優先してください。丁寧さが必要ならplease、could、would、I thinkなどを加えます。

まとめ

遺族はbereaved family。残された家族ならsurviving family、法的・連絡上の近親者ならnext of kinです。場面に応じて使い分けましょう。

関連表現をまとめて確認する場合は、葬儀・お悔やみの英語まとめもご覧ください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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