
plough up は、畑などを「すきで掘り起こす」、また車輪などが芝生や道路を「深くえぐって傷める」という句動詞です。米国綴りはplow upです。
Contents
意味の仕組み
ploughは土を押し分けて耕す動作、upは地面の下の土を表面へ持ち上げる感覚です。そこから「掘り返して元の表面を崩す」意味も生まれます。
しゅみすけ(大山俊輔)
2つの用法

土地を耕して掘り起こす
They ploughed up the field before winter.
冬前に畑を掘り起こしました。
We plowed up part of the garden for vegetables.
野菜用に庭の一部を掘り起こしました。
地面をひどく傷める
The delivery truck ploughed up the wet lawn.
配送トラックがぬれた芝生をひどく荒らしました。
Heavy vehicles had plowed up the road.
大型車両が道路を深く傷めていました。
語順
分離可能で、plough the field up も可能です。代名詞は plough it up と間に置きます。ただし名詞ではplough up the fieldが分かりやすく一般的です。
dig upとの違い
dig up はスコップなどで掘る一般語で、埋まった物を掘り出す意味にも使います。plough upは広い土地をすき・機械・車輪で深く崩す感じです。
注意点
単に穴を一つ掘るならdigが自然です。plough upは面として土を返す、または表面を荒らす場面を選びます。
しゅみすけ(大山俊輔)
簡単な言い換え
- They turned over the soil.
- The truck badly damaged the grass.
- They dug up the ground.
plough upのコアイメージを深掘りする
plough upは、すきや車輪などが地面の下へ入り、土を表面へ返す動きを表します。意図的に畑を耕す場合と、車両などが結果的に地面を荒らす場合があります。upには「下にあったものが上へ現れる」「表面が崩れる」という感覚があります。
| 場面 | 意味 | 評価 |
|---|---|---|
| 農業・園芸 | 土を耕して掘り返す | 意図的・中立 |
| 芝生・道路 | 深い跡をつけて荒らす | 否定的 |
| 古い土地 | 耕して埋まった物を表へ出す | 文脈による |
農業・園芸で使う
- The farmer ploughed up the field before planting wheat.
農家は小麦を植える前に畑を耕しました。 - We ploughed up the lawn to create a vegetable garden.
家庭菜園を作るため、芝生を掘り返しました。 - The soil was too wet to plough up properly.
土が湿りすぎており、きちんと耕せませんでした。 - They are planning to plough the unused land up next spring.
来春、使われていない土地を耕す予定です。
農業では単にplough the fieldとも言えます。plough upは、表面をしっかり崩し、下の土を起こす結果を強調します。米国綴りはplow upです。
車両などが地面を荒らす
- The tractors ploughed up the muddy track.
トラクターがぬかるんだ道を深く荒らしました。 - Someone drove across the park and plowed up the grass.
誰かが公園を車で横切り、芝生を荒らしました。 - The horses’ hooves had ploughed the soft ground up.
馬のひづめが柔らかい地面をひどく掘り返していました。 - Heavy rain and traffic ploughed up the unpaved road.
大雨と交通によって未舗装道路が荒れました。
この用法では、意図的に耕したのではなく、深い溝やわだちができて表面が損傷したことを表します。単なる小さな傷ならdamage、タイヤ跡ならleave deep rutsも具体的です。
dig up・turn over・tear upとの違い
- dig up:道具で掘り返す、埋まった物を掘り出す。
- turn over the soil:土をひっくり返す分かりやすい一般表現。
- plough up:広い面を深く耕す、車輪などで荒らす。
- tear up:表面を引き裂いてひどく損傷する。
- churn up:泥・水などを激しくかき回す。交通でぬかるみを作る場面にも使う。
語順と活用
分離可能なので、名詞ならplough up the fieldとplough the field upの両方が使えます。代名詞はplough it upです。英国綴りはplough–ploughed–ploughed、米国綴りはplow–plowed–plowedです。発音はどちらも同じです。
会話例
A: What happened to the lawn?
B: A delivery truck drove over it and ploughed it up.
A:芝生に何があったの?
B:配送トラックが乗り入れて、ひどく荒らしたんです。
A: Can we plant vegetables here?
B: Yes, but we need to plough up the ground first.
A:ここに野菜を植えられますか。
B:はい。ただし最初に土を掘り起こす必要があります。
よくある間違い
- 小さな穴を掘る場面に使う:一つの穴ならdig a holeです。
- 埋まった宝物を掘り出す意味だと思う:目的物を取り出すならdig upが一般的です。
- 米国綴りを誤りと考える:plowは正しい米国綴りです。
- 代名詞を後ろへ置く:plough it upが正しい形です。
出てこないときのしゅみすけ式
ploughが出てこなければ、農作業なのか損傷なのかに分けます。
しゅみすけ(大山俊輔)
FAQ
ploughだけでも同じ意味ですか?
畑を耕す意味では近いです。upを付けると、土が深く掘り返された結果を強調します。
plough upは比喩にも使いますか?
主に物理的な土地・表面に使います。文章や計画を全面的に作り直すならrewriteやoverhaulが自然です。
発音はplowと違いますか?
違いません。ploughとplowは同じ発音で、綴りが米英で異なります。
場面別の追加例文
畑・庭を作り直す
- The community ploughed up an empty plot and turned it into a garden.
地域の人々は空き地を耕し、庭園に変えました。 - Don’t plough up the whole area until the soil has been tested.
土壌検査が終わるまで、区域全体を掘り返さないでください。 - The old grass must be ploughed up before new seed is planted.
新しい種をまく前に、古い芝を掘り返す必要があります。
損傷を報告する
- The construction vehicles have ploughed up the path used by local residents.
工事車両が住民の使う道をひどく荒らしています。 - The wet ground was ploughed up by hundreds of footsteps.
ぬれた地面が何百人もの足で荒らされました。 - Deep tyre marks show where the lawn was ploughed up.
深いタイヤ跡から、芝生が荒らされた場所が分かります。
受動態で結果を説明する
誰が損傷させたかより、地面の状態を伝えたい場合は受動態が自然です。
- The field was ploughed up last autumn.
その畑は昨秋に耕されました。 - The roadside had been badly ploughed up by heavy lorries.
道路脇は大型トラックでひどく荒らされていました。
同じ受動態でも、農業なら中立的、道路や芝生なら被害の報告になります。badly、deeply、completelyなどが損傷の程度を補います。
ploughを使うほかの句動詞
- plough on:困難でも進み続ける。
- plough through:大量の仕事・資料などを苦労して処理する。
- plough into:勢いよく衝突する、仕事へ猛烈に取りかかる。
- plough back:利益を事業へ再投資する。
どの表現にも「抵抗を押し分けて力強く進む」というploughの感覚があります。upでは土が表へ返り、onでは前進が続き、throughでは対象の中を進むと考えます。
理解確認
- 花を一株植える穴を掘る → dig a hole
- 畑全体の土を深く返す → plough up the field
- 車が芝生へ深いわだちを作る → plough up the lawn
- 埋まった箱を掘り出す → dig up a box
使用時の補足
plough upは土地の状態をかなり具体的に描くため、何が地面を掘り返したのか、結果としてどうなったのかも加えると自然です。The truck ploughed up the lawn, leaving deep tyre marks.なら「トラックが芝生を荒らし、深いタイヤ跡を残した」と被害が明確になります。
農作業なら目的も加えられます。They ploughed up the field to prepare it for planting.で「植え付けの準備として畑を耕した」と説明できます。動作だけでなく目的・結果を一文追加すると、聞き手が状況を正確に理解できます。
まとめ
plough upは土を表へ返して「掘り起こす」、その結果として地面を「ひどく傷める」を表します。
英熟語・定型表現まとめもご覧ください。










