
put the cat among the pigeons は、発言や行動によって「騒ぎを引き起こす」「議論や動揺を巻き起こす」という意味のイディオムです。
直訳すると「鳩の群れに猫を入れる」。穏やかだった場所が一瞬で大混乱になる光景を思い浮かべると、意味をつかみやすくなります。この記事では、自然な使い方や語順、似た表現との違いまで例文とともに解説します。
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put the cat among the pigeonsの意味
基本の意味は、ある発言・発表・決定などが、人々を驚かせたり、言い争いや騒動を起こしたりすることです。主にイギリス英語で使われる表現で、特に「それまで平穏だった場がざわつく」というニュアンスがあります。
- 発言が物議を醸す
- 発表によって皆が騒ぎ始める
- 質問や行動が場をかき乱す
誰かが意図的に波乱を起こした場合だけでなく、結果として騒ぎになった場合にも使えます。
That really put the cat among the pigeons.
それで本当に大騒ぎになりました。
直訳からニュアンスを理解しよう
put は「置く・入れる」、the cat は「その猫」、among the pigeons は「鳩たちの中に」です。
静かに集まっている鳩の中へ猫を放てば、鳩は驚いて一斉に飛び回ります。このイメージから、単なる「驚かせる」よりも、一つのきっかけで複数の人が動揺し、議論や混乱が広がる感じを表します。

しゅみすけ(大山俊輔)
よく使われる形と語順
基本形は put the cat among the pigeons です。イディオムとしては通常、the cat と複数形の the pigeons を使います。
人・発言・出来事 + put the cat among the pigeons
Her announcement put the cat among the pigeons.
彼女の発表は大きな騒ぎを引き起こしました。
His question put the cat among the pigeons at the meeting.
彼の質問で会議は騒然となりました。
That will / would put the cat among the pigeons
これから波乱が起きそうだと予測するときにもよく使います。
If Mia tells everyone the truth, that will put the cat among the pigeons.
ミアが全員に真実を話したら、大騒ぎになるでしょう。
Announcing the price increase now would put the cat among the pigeons.
今ここで値上げを発表すれば、かなりの騒ぎになるでしょう。
なお、put は現在形・過去形・過去分詞がすべて同じです。過去の話でも putted にはしません。
場面別の自然な例文
仕事・会議
The manager put the cat among the pigeons by suggesting a four-day workweek.
マネージャーが週休3日制を提案し、職場に大きな議論を巻き起こしました。
The leaked email has put the cat among the pigeons in the sales department.
流出したメールのせいで、営業部は騒然としています。
家庭・人間関係
Dad put the cat among the pigeons when he said he might sell the family home.
父が実家を売るかもしれないと言い、家族は大騒ぎになりました。
Her comment about the wedding put the cat among the pigeons.
結婚式についての彼女の発言が、ひと騒動を引き起こしました。
学校・日常会話
The teacher put the cat among the pigeons by announcing a surprise test.
先生が抜き打ちテストを発表し、教室は騒然となりました。
This new rule is going to put the cat among the pigeons.
この新しいルールは、ひと騒動を起こしそうです。
似た表現との違い
rock the boatとの違い
rock the boat は、安定している状況を乱したり、波風を立てたりすることです。特に Don’t rock the boat. のように「余計なことをして現状を乱さないで」という警告で使われます。
一方、put the cat among the pigeons は、発言や出来事をきっかけに実際に皆が驚き、騒ぎや議論が起こる場面をより鮮明に描きます。
stir up a hornet’s nestとの違い
stir up a hornet’s nest は、強い反発や危険な問題を自ら引き起こすイメージです。「スズメバチの巣を刺激する」ため、put the cat among the pigeons よりも危険性や厄介さが強く感じられます。
raise eyebrowsとの違い
raise eyebrows は、人を驚かせたり、疑問や軽い非難を感じさせたりする表現です。ただし、必ずしも口論や大きな騒ぎに発展するとは限りません。
日本人が間違えやすいポイント
- 文字どおり猫を放つ意味ではない:通常は人間関係や組織内の騒動を比喩的に表します。
- 軽い驚きだけには大げさ:皆が少し驚いただけなら surprise everyone のほうが自然です。
- pigeonsは複数形:定型表現なので put the cat among the pigeon とはしません。
- 主にイギリス英語:アメリカ英語圏では通じない可能性もあるため、相手に合わせて簡単な言い換えを使うと安全です。
しゅみすけ(大山俊輔)
簡単な英語で言い換えるなら
put the cat among the pigeons がすぐに出てこないときは、次のような中学英語中心の文で言い換えられます。
That caused a lot of trouble.
それで大きな騒ぎになりました。
Everyone started arguing after that.
その後、みんなが言い争い始めました。
His comment upset everyone.
彼の発言でみんなが動揺しました。
That changed the mood completely.
それで場の空気が完全に変わりました。
まとめ
put the cat among the pigeons は「発言や行動によって騒ぎ・議論・動揺を引き起こす」という、主にイギリス英語で使われるイディオムです。
- 直訳は「鳩の群れに猫を入れる」
- 平穏な場が一気に混乱するイメージ
- 意図的でなくても、結果として騒ぎになれば使える
- putは過去形でもput、pigeonsは複数形
- 簡単には That caused a lot of trouble. と言い換えられる
ほかの表現もまとめて学びたい方は、英熟語・定型表現の専門記事一覧も参考にしてください。










