
raise eyebrows は、直訳すると「眉を上げる」。会話では、発言・行動・服装などが人を驚かせたり、注目や疑問を集めたりすることを表します。
日本語では文脈に応じて「驚かせる」「注目を集める」「物議を醸す」「怪しまれる」などと訳せます。ただし、必ずしも強い批判を意味するわけではありません。この記事では、意味の仕組み、よく使う形、自然な例文、frown on との違いまで整理します。
Contents
raise eyebrowsの基本的な意味
raise eyebrows = 人を驚かせる/疑問や注目を集める
何かが普通の予想や社会的な基準から少し外れたとき、聞いた人・見た人は思わず眉を上げます。その表情から、「えっ?」「本当に?」「それは意外だ」という反応を引き起こす意味になりました。
- Her sudden resignation raised eyebrows.
彼女の突然の退職は周囲を驚かせました。 - The price of the new menu raised a few eyebrows.
新メニューの価格には、少し驚いた人もいました。 - His comment raised eyebrows at the meeting.
彼の発言は会議で注目を集めました。
しゅみすけ(大山俊輔)
なぜ「眉を上げる」が「物議を醸す」になる?
raise は「持ち上げる」、eyebrows は「眉」の複数形です。驚き・疑い・興味を感じたときの表情を、そのまま言葉にした表現です。
重要なのは、驚かせた内容そのものより、周囲に生まれた反応に焦点があることです。ニュースの見出しでも、予想外の人事、目立つ服装、高額な買い物、常識外れに見える提案などに広く使われます。
反応は軽い驚きから批判を含む疑念まで幅があります。
- 軽い驚き:「へえ、意外」
- 疑問:「なぜそんなことを?」
- 物議:「それは問題では?」
そのため、単独で「非難された」と決めつけず、前後の文脈で温度感を判断します。
よく使われる形と語順
1. 物・出来事 + raise eyebrows
もっとも基本的な形です。「その出来事が、人々の眉を上げさせた」と考えます。
- The decision raised eyebrows across the industry.
その決定は業界全体を驚かせました。 - Wearing sneakers to the formal dinner raised eyebrows.
正式な夕食会にスニーカーで現れたことは、周囲の注目を集めました。
2. raise a few eyebrows
a few を入れると、「何人かを驚かせる」「少し物議を醸す」という、やや控えめで会話的な響きになります。
- My plan to travel alone raised a few eyebrows in my family.
私の一人旅の計画には、家族の何人かが驚きました。 - That joke might raise a few eyebrows at work.
その冗談は職場だと少し物議を醸すかもしれません。
3. make someone raise their eyebrows
実際の表情や、その場での反応をよりはっきり描きたいときはこの形も使えます。
- The final bill made me raise my eyebrows.
最終的な請求額を見て、私は思わず眉を上げました。 - Her answer made everyone raise their eyebrows.
彼女の答えに、全員が驚きました。
4. eyebrows were raised
受け身では「驚きや疑問の声が上がった」という少し客観的な言い方になります。
- Eyebrows were raised when he arrived two hours late.
彼が2時間遅れて現れると、周囲から疑問の目が向けられました。
場面別の自然な例文
仕事
- Her request for a four-day workweek raised a few eyebrows.
週4日勤務にしたいという彼女の希望は、少し周囲を驚かせました。 - The manager raised eyebrows by promoting the newest employee.
部長は最も新しい社員を昇進させ、周囲を驚かせました。
恋愛・人間関係
- Their twenty-year age difference raised eyebrows at first.
20歳という年齢差は、最初は周囲を驚かせました。 - Showing up with an ex would definitely raise eyebrows.
元恋人と一緒に現れたら、間違いなく注目を集めるでしょう。
旅行・買い物
- My bright pink suitcase raised a few eyebrows at the hotel.
私の鮮やかなピンクのスーツケースは、ホテルで少し注目を集めました。 - The café’s 3,000-yen coffee raised eyebrows online.
そのカフェの3,000円のコーヒーは、ネットで驚きの声を集めました。
家庭・学校
- Letting the kids choose dinner every night raised my mother’s eyebrows.
毎晩子どもに夕食を選ばせることに、母は驚きました。 - His unusual answer raised eyebrows in class.
彼の風変わりな答えは、教室で注目を集めました。
raise eyebrowsとfrown onの違い

| 表現 | 中心の意味 | 感情 |
|---|---|---|
| raise eyebrows | 人を驚かせ、注目・疑問を集める | 驚き、興味、疑念。批判とは限らない |
| frown on / upon | 行動を好ましく思わない | 不賛成、否定的評価 |
- His casual clothes raised eyebrows.
彼のカジュアルな服装は周囲を驚かせました。 - Casual clothes are frowned on at this restaurant.
このレストランではカジュアルな服装は好ましく思われません。
1文目は「意外で目立った」という反応だけでも成立します。2文目は、その服装を受け入れないという否定的な判断です。frown on / frown uponの詳しい意味と使い方もあわせて確認すると、違いが明確になります。
surprise・shockとの違い
surprise は広く「驚かせる」、shock は強い衝撃を与える表現です。一方、raise eyebrows には「普通ではないため、周囲が反応する」という社会的なニュアンスがあります。
- The gift surprised me.
その贈り物に私は驚きました。 - The news shocked everyone.
その知らせは全員に衝撃を与えました。 - His choice raised eyebrows.
彼の選択は周囲の注目や疑問を集めました。
日本人が間違えやすいポイント
eyebrowを単数にしない
慣用表現では通常、複数形の eyebrows を使います。
- ○ The announcement raised eyebrows.
- × The announcement raised eyebrow.
人を主語にするときはby doingが自然
「彼は〜して周囲を驚かせた」なら、He raised eyebrows by … の形が便利です。
- She raised eyebrows by bringing her dog to the office.
彼女は犬を職場に連れてきて、周囲を驚かせました。
強い怒りを表すとは限らない
raise eyebrows を「反感を買う」と訳せる場面もありますが、いつも怒りや非難があるわけではありません。「予想外で、人が反応した」が共通部分です。
しゅみすけ(大山俊輔)
簡単な英語で言い換えるなら
raise eyebrows がすぐ出てこなくても、次の基本表現で十分伝わります。
- It surprised people.
それは人々を驚かせました。 - People thought it was unusual.
人々はそれを普通ではないと思いました。 - It got a lot of attention.
それは多くの注目を集めました。 - People questioned the decision.
人々はその決定に疑問を持ちました。
会話で使ってみよう
A: I’m thinking of wearing this red suit to the interview.
A:面接にこの赤いスーツを着ていこうと思っているんだ。
B: It might raise a few eyebrows, but you’ll be memorable.
B:少し驚かれるかもしれないけれど、印象には残るね。
raise a few eyebrows は、相手を強く否定せず「ちょっと目立つかも」とやわらかく注意するときにも便利です。
まとめ
- raise eyebrows は「人を驚かせる・注目や疑問を集める」
- 眉が上がる表情から、予想外のことへの反応を表す
- raise a few eyebrows は「何人かを少し驚かせる」という控えめな言い方
- frown on は「好ましく思わない」で、否定的評価が中心
- 簡単に言うなら surprise people や get attention で言い換えられる
ほかの表現も場面やニュアンスごとに学びたい方は、英熟語・定型表現のまとめをご覧ください。会議で周囲と違う意見を言う場面では、rock the boatの意味と使い方も関連して覚えられます。









