「リフォーム」は英語で?renovation・remodeling・reformの違い

「リフォーム」の自然な英語表現を解説するアイキャッチ画像

日本語でよく使う「リフォーム」。英会話でそのまま言って通じるのか、迷ったことはありませんか。結論から言うと、自然な英語はrenovation または remodelingです。ただし、場所・目的・アメリカ英語とイギリス英語の違いによって選ぶ表現が変わります。

「リフォーム」は英語で何と言う?

まずは代表表現を整理しましょう。カタカナ語は、英語に見えても英語圏では別の意味になったり、意味が広すぎたりします。単語だけを置き換えるのではなく、何を指しているかを考えるのがコツです。

英語 意味・使い分け
renovation 古くなった建物や内装を修復・改装して状態を良くすること。
remodeling 間取りや構造、設備を作り替えること。特にアメリカ英語でよく使う。
home improvement 修理やDIYを含む住宅改善全般。
reform 制度・組織・法律などの改革。住宅改装には通常使わない。

しゅみすけ(大山俊輔)

カタカナを一語ずつ英語に戻そうとすると迷いやすくなります。まず「場所なのか、人なのか、行動なのか」を日本語で言い直すと、自然な英語を選びやすいですよ。

なぜそのままでは伝わりにくいの?

和製英語には、英単語を組み合わせて日本で独自に定着したもの、英語にも存在するけれど意味がずれたもの、特定地域だけで使うものがあります。「英語として完全に間違い」と決めつけるより、相手が同じ意味で理解できるかを確認することが重要です。

「リフォーム」も、文脈を示さず日本語の感覚だけで使うと、相手が別の物や別の行為を想像する可能性があります。会話では自然な名詞を選び、必要なら短い動詞の文を足しましょう。

「リフォーム」と自然な英語表現の違い・使い分けを示す解説イラスト

まず覚えたい短い例文

  • We renovated our kitchen.
    私たちはキッチンを改装しました。
  • We’re remodeling the bathroom.
    私たちは浴室を作り替えています。
  • The house needs major renovations.
    その家には大規模な改修が必要です。
  • We hired a contractor.
    私たちは工事業者を雇いました。
  • I want to update the interior.
    内装を新しくしたいです。
  • The work will take two months.
    工事には2か月かかります。

例文は丸暗記するより、主語・動詞・目的語を入れ替えて練習すると応用できます。I / we を主語にすると、自分の予定や希望を短く伝えられます。お願いは Could you …?、場所を尋ねるときは Where is …? を土台にすると安心です。

自然な語順とコロケーション

英語では「よく一緒に使われる語」の組み合わせが自然さを左右します。名詞だけで終わらせず、go to、ask、buy、use、change、need など具体的な動詞と組み合わせましょう。冠詞 a / the、単数・複数も忘れやすい点です。初めて話題に出す一つなら a、話し手と聞き手が分かっているものなら the が基本です。

日本語の「リフォーム」は壁紙の張り替えから間取り変更まで幅広いので、英語では工事の中身を示すと誤解が減ります。repair は壊れた物を直す、replace は交換する、renovate は全体を良い状態にする、remodel は形や構成を変える、という軸で整理できます。見積もりでは cost、schedule、contractor、materials も一緒によく使われます。

場面別:そのまま使える会話

場所や物を尋ねる

A: Excuse me. Where is it?
すみません。それはどこですか。

B: It’s near the entrance.
入口の近くです。

希望を伝える

A: I’d like to use this.
これを使いたいです。

B: Sure. Let me show you.
もちろんです。ご案内します。

聞き返す

A: Sorry, what do you mean?
すみません、どういう意味ですか。

B: I mean the place where we can do that.
それができる場所という意味です。

アメリカ英語とイギリス英語の違い

同じ物や場所でも、地域によって定番語が異なることがあります。旅行先が決まっているなら現地で一般的な語を優先し、分からない場合は短い説明を加えれば十分です。片方だけが正解というより、どこで誰に話すかで選択が変わります。

日本人がしやすい間違い

  • カタカナ語を英字にしただけで通じると思う
  • 場所を表す語と、人を表す語を混同する
  • 日本語の「する」をすべて do に置き換える
  • 単数・複数や a / the を省略する
  • 丁寧にしようとして長くなり、要点が後ろへ行く

最初に I need … / I want … / Could you …? で用件を示すと、文法が完璧でなくても伝わりやすくなります。相手に誤解されたら、同じ単語を繰り返さず、用途や動作で説明し直しましょう。

この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】

決まった英語が出てこないときは、It’s a place where …(〜する場所です)It’s something we use to …(〜するために使う物です)I want someone to …(誰かに〜してほしいです)のどれかで説明できます。

たとえば I need the place where I can ask for help.(助けを頼める場所が必要です)のように、知っている動詞で用途を伝えます。正式な語より説明的で、細かなニュアンスは落ちますが、その場の目的を達成するには十分です。

しゅみすけ(大山俊輔)

単語が出てこないときは、物の見た目より「そこで何をするか」を説明してみてください。中学英語の短い文のほうが、無理に難しい単語を使うより正確に伝わることがあります。

使える表現を増やす練習

  1. 日本語のカタカナ語を、場所・人・物・行動に分類する
  2. I / We を主語にして一文作る
  3. 過去・現在・予定の三つの時制で言い換える
  4. Could you …? を使って依頼文にする
  5. 単語を忘れた想定で用途を説明する

声に出すときは、一文を短く区切りましょう。I need help. / Where can I ask? のように二文に分けても自然です。長い日本語を一度に訳そうとしないことが、会話を止めないコツです。

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FAQ

カタカナの「リフォーム」をそのまま言ってはいけませんか?

相手や文脈によって推測されることはありますが、同じ意味で定着しているとは限りません。この記事の代表表現を使うほうが安全です。

アメリカ英語とイギリス英語のどちらを覚えるべきですか?

よく話す相手や旅行先に合わせてください。どちらか一つを先に覚え、もう一方は聞いたときに分かるようにしておけば実用的です。

単語を忘れたらどうすればいいですか?

It’s a place where … や It’s something we use to … で用途を説明してください。完全に同じニュアンスでなくても、目的は十分伝えられます。

まとめ

「リフォーム」の自然な英語は、文脈に応じてrenovation または remodelingです。カタカナの形に引っ張られず、場所・人・物・行動のどれかを見極め、自然な動詞と一緒に使いましょう。決まった表現が出てこないときは、中学英語で用途を説明すれば会話を続けられます。

工事内容で選ぶrenovate・remodel・repair

壊れた箇所を直すならrepair

水漏れや壊れたドアなど、故障を元の状態に戻すなら repair を使います。We need to repair the roof.(屋根を修理する必要があります)。古くなった部屋全体をきれいにするなら renovate、間取りや設備の配置まで変えるなら remodel が合います。

部分的に新しくする表現

  • We replaced the flooring.
    私たちは床材を交換しました。
  • We repainted the walls.
    私たちは壁を塗り直しました。
  • We updated the kitchen cabinets.
    キッチンの戸棚を新しくしました。
  • We added another bedroom.
    寝室を一つ増築しました。

工事を具体的に言えば、renovation と remodeling の境界を気にしすぎなくても正確に伝わります。

見積もりと工期を確認する

Could we get an estimate?(見積もりをいただけますか)、Does the price include materials?(料金に材料費は含まれますか)、When will the work be finished?(工事はいつ終わりますか)が実用的です。施工業者は contractor、内装業者は文脈により interior contractor などと言います。

reformを使う場面

tax reform(税制改革)、education reform(教育改革)のように、reform は制度をより良く変えるときの語です。We reformed the system. は制度を改革した意味になり、家をリフォームした意味にはなりません。

完成後の状態を表す英語

「リフォームが終わった」は The renovation is complete. または We’ve finished renovating the house. と言えます。「工事中」は under renovation が定番で、The lobby is currently under renovation.(ロビーは現在改装中です)のように使います。休業案内でもよく見かける表現です。

仕上がりについては We’re happy with the results.(仕上がりに満足しています)、問題があれば The work doesn’t match the plan.(工事内容が計画と一致していません)と伝えます。日本語の「ビフォーアフター」は比較写真なら before-and-after photos と表せます。家を売る前の価値向上なら We renovated the kitchen before selling the house. のように、目的を before / to で足すと自然です。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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