To be fair, …の意味は?「公平に言えば・とはいえ」の使い方

To be fair 公平に言えば とはいえ

To be fair, … は「公平に言えば」「とはいえ、〜の事情も考えると」という英語です。一方的な批判や評価にならないよう、見落とされている反対側の事情を付け足すときに使います。

しゅみすけ(大山俊輔)

誰かをかばう決まり文句というより、議論の天秤をいったん水平に戻す前置きです。日本語では文脈によって「とはいえ」が一番自然なことも多いんです。

To be fair, …の意味

基本は「公平であるために言うと」。実際の会話では次のように訳せます。

  • 公平に言えば
  • フェアに考えると
  • とはいえ
  • 〜の事情も考えると

A: Ken was late again.
B: To be fair, the trains stopped for nearly an hour.
訳:A「ケン、また遅刻したよ」B「とはいえ、電車が1時間近く止まっていたからね」

Bは遅刻を否定していません。批判だけでは欠ける事情を加え、評価を公平にしています。

To be fair、Fair enough、In fairnessの比較

会話での働き:評価を修正する

典型的には、否定的な話のあとに肯定材料を足したり、自分の主張に不利な事実も認めたりします。誰かを擁護する場合だけでなく、自分に公平な補足をするときにも使えます。

The presentation was too long. To be fair, we asked her to cover three extra topics.
「プレゼンは長すぎました。とはいえ、私たちが追加で3項目も頼んだんです」

このように、前の発言を全面撤回せず、判断材料を増やすのがポイントです。

文法と語順

to + be + fair は不定詞句です。「公平であるために」という目的から、「公平を期して言えば」という談話の前置きになりました。通常は文頭に置き、コンマのあとに完全な文を続けます。

To be fair, she warned us about the risk.
「公平に言えば、彼女はそのリスクを警告していました」

会話では Well, to be fair, … のように Well を前に置き、少し間を取ることもあります。

自然な例文

仕事

The launch didn’t meet its target. To be fair, the team had only six weeks to prepare.
「発売は目標を達成しませんでした。とはいえ、チームの準備期間は6週間しかありませんでした」

恋愛

He doesn’t text much. To be fair, he’s always attentive when we’re together.
「彼はあまりメッセージをくれない。とはいえ、一緒にいるときはいつも気遣ってくれる」

日常

The restaurant was slow, but to be fair, it was completely full.
「その店は料理が遅かった。でも公平に言えば、満席だったよ」

自分に不利な点も認める

I disliked the proposal at first. To be fair, I hadn’t read the full report.
「最初はその提案が嫌でした。公平に言えば、私は報告書を全部読んでいませんでした」

似た表現との違い

Fair enough.

Fair enough. は相手の理由に「それももっともだ」と返す独立した応答です。To be fair, … は自分から補足を導入し、後ろに内容を続けます。

In fairness, …

In fairness, … もほぼ同じですが、やや改まった響きがあります。日常会話では To be fair, … が非常によく使われます。

Honestly, …

Honestly は「正直に言うと」で、話し手の率直さが中心。To be fair は評価の釣り合いが中心です。

よくある間違い

Fair enough.と同じ位置で使う

To be fair. だけでは、通常「何が公平なのか」が足りません。後ろに文を続けましょう。

必ず「公平に言えば」と直訳する

日本語では「とはいえ」「ただ、〜の事情もある」のほうが自然な場面が多くあります。機能は「反対側の材料を足すこと」です。

批判を帳消しにする

To be fair は免罪符ではありません。事実を隠して擁護すると不公平です。前の問題点と追加事情の両方を残す使い方が自然です。

この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】

基本英語なら、対立する二文をつなげれば十分です。

  • But there is a reason.(でも理由があります)
  • We should also remember that …(〜も忘れるべきではありません)
  • It was difficult for her, too.(彼女にとっても大変でした)
  • That is true, but …(それは本当ですが、〜)

しゅみすけ(大山俊輔)

To be fair が出なければ That is true, but … でOK。まず片側を認め、but の後ろでもう片側を言えば、同じ仕事ができます。

よくある質問

自分を弁護するときにも使えますか?

使えます。To be fair, I never received the updated schedule. のように事情を補足できます。ただし責任逃れに聞こえないよう、必要なら I should have checked. など自分の責任も認めましょう。

文の途中でも使えますか?

使えます。He was inexperienced but, to be fair, very well prepared. のように挿入できます。学習段階では文頭の型が最も使いやすいです。

皮肉になることはありますか?

あります。明らかな欠点を無理にかばうと皮肉に聞こえます。意味は文脈と口調で決まります。

まとめ

To be fair, … は「公平に言えば」「とはいえ」。見落とされた反対側の事情を加え、評価のバランスを取る前置きです。後ろに文を続け、前の主張を消すのではなく判断材料を増やす、と覚えましょう。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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