
all one’s life は「一生ずっと・生まれてからずっと」という意味を表す英語表現です。短い表現ほど、日本語訳を一つだけ覚えると別の場面で意味を取り違えやすくなります。
この記事では、最初に中心的な意味を確認し、単語から分かるイメージ、自然な語順、日常・仕事・旅行などの例文、似た表現との違い、日本人が間違えやすい点を整理します。最後には、表現が出てこないときに使える簡単な英語も紹介します。
Contents
all one’s lifeの基本的な意味
all one’s lifeの中心は、ある人の人生全体、または生まれてから現在まで続く長い期間です。
| 表現 | all one’s life |
|---|---|
| 基本の意味 | 一生ずっと・生まれてからずっと |
| 主な場面 | 日常会話、仕事、旅行、説明文 |
| 覚えるポイント | 前後の語と一つのまとまりで覚える |
日本語では同じ訳に見える表現でも、英語では期間、量、方向、話し手の気持ち、文章の硬さなどに違いがあります。まずこの表現が何を中心に描いているかをつかみ、そのあとで自然な日本語へ置き換えましょう。
しゅみすけ(大山俊輔)
なぜこの意味になる?単語からつかむ感覚
all は「全体」、one’s life は「その人の人生」です。実際の文では one’s を my、your、his、her、our、their に変えます。現在までの経験なら現在完了、亡くなった人の生涯を振り返るなら過去形が自然です。
熟語を一語ずつ機械的に訳すだけでは、前置詞や副詞が加える方向感覚を見落とします。中心となる単語と、後ろに続く対象との関係を理解すると、初めて見る例文でも意味を再現しやすくなります。
また、訳語を固定しすぎないことも大切です。英語が示す状況は同じでも、自然な日本語は場面によって変わります。直訳、中心イメージ、実際の場面という三段階で考えてみましょう。

all one’s lifeの形と語順
よく使われる形は次のとおりです。
- all my life
- all her life
- have + 過去分詞 + all one’s life
- 動詞の過去形 + all one’s life
語順を覚えるときは、空欄のある公式だけでなく、自分が使えそうな短い一文を一つ決めて音読するのがおすすめです。主語や時制が変わったときに、どの部分を変え、どの部分を保つかが見えやすくなります。
疑問文や否定文では、助動詞やbe動詞の位置にも注意してください。決まり文句の中だけを無理に入れ替えず、文全体の時制と主語を先に決めると安定します。
場面別の自然な例文
実際に使える短い例文で、意味と語順を確認しましょう。
| 英語例文 | 日本語訳 |
|---|---|
| I’ve lived in Tokyo all my life. | 私は生まれてからずっと東京に住んでいます。 |
| She loved music all her life. | 彼女は生涯ずっと音楽を愛しました。 |
| Have you wanted to travel abroad all your life? | ずっと海外旅行をしたいと思っていたのですか。 |
| He worked with children all his life. | 彼は生涯、子どもたちと働きました。 |
| I’ve known her all my life. | 私は物心ついた頃から彼女を知っています。 |
| They remained close friends all their lives. | 彼らは生涯、親しい友人であり続けました。 |
自分の一文を作るときは、例文の人、場所、時間、対象だけを置き換えてみてください。全体を一から作るよりも、自然な語順を保ったまま会話へ取り入れられます。
ネイティブが感じるニュアンスと使う場面
all one’s lifeは、辞書にある日本語訳だけでなく、話し手が状況をどのように整理しているかも伝えます。同じ事実でも、日常会話では短い基本動詞、文章では今回のような定型表現が選ばれることがあります。
仕事の会議やメールでは、表現の硬さと相手への響きを確認しましょう。事実を客観的に述べる形なのか、強い気持ちや評価を加える形なのかによって、受け取られ方が変わります。特に否定・批判・依頼に使う場合は、Please、I think、mayなどを添えると調子を調整できます。
会話で使うためには、完璧な長文を作る必要はありません。最初に短い事実を言い、必要なら理由や具体例を一文追加するだけで十分です。熟語を知っていることと、相手へ意味を届けることを分けて考えましょう。
似た表現との違い
for life
「一生」という将来を含む継続や固定された資格・結果を表しやすい表現です。
throughout one’s life
生涯を通じて、という文章的でやや改まった表現です。
my whole life
all my lifeとほぼ同じで、人生全体を強く意識させます。
似た表現は完全な同義語ではありません。何を主語にするか、後ろに人・物・動作のどれを置くか、会話と文章のどちらで使うかを比べると選びやすくなります。まず最も使いやすい一つを自分の基本表現にし、必要な場面で言い換えを増やしましょう。
日本人が間違えやすいポイント
- one’sをそのまま会話で使わず、主語に合う所有格へ変えます。
- 現在まで続く状態では現在完了が自然です。I live here all my life.とは通常言いません。
- all life と所有格を落とさないようにします。
前置詞、冠詞、所有格、単数・複数などの小さな語は、日本語訳に現れにくい一方、英語の意味を支えています。作文後は表現全体を一つのかたまりとして見直してください。
もう一つの注意点は、難しい表現ほど自然だと思い込まないことです。日常会話では簡単な動詞を使うほうが直接的で自然な場合があります。今回の表現は、使う場面とセットで覚えることが重要です。
でてこない時のしゅみすけ式:簡単な英語で言い換える
all one’s lifeがすぐに出てこなくても、会話を止める必要はありません。知っている単語で、意味を短く直接説明しましょう。
- I have always lived here.
私はずっとここに住んでいます。 - I have known her since I was a child.
子どもの頃から彼女を知っています。 - She loved music until the end of her life.
彼女は人生の最後まで音楽を愛しました。
これらの文は文法用語を思い出すためのものではなく、そのまま相手へ言うための英文です。主語や名詞を自分の状況へ置き換え、まず一文目で要点を伝えます。必要なら二文目で理由や具体例を足してください。
しゅみすけ(大山俊輔)
短い会話で使い方を確認
A: What do you mean?
どういう意味ですか。
B: Let me explain it in a simple way.
簡単に説明しますね。
英熟語が出てこないときは、相手に少し待ってもらい、簡単な英語へ切り替えれば大丈夫です。英語を使えることは、難しい表現を必ず一度で言えることではありません。言い直しながら意味を届けられることも、会話力の重要な一部です。
覚え方と練習方法
- 中心の意味を一つ確認する
- よく使う形を一文で音読する
- 自分の生活に合う名詞へ置き換える
- 似た表現との違いを一つだけ確認する
- 簡単な言い換えも声に出す
一度にすべてを暗記するより、翌日に何も見ずに一文言ってみるほうが定着します。読むための知識と話すための短文をセットにして、少しずつ使える範囲を広げましょう。
英語の記事や動画でこの表現を見つけたら、表現だけでなく前後の主語・動詞・目的語も記録してください。実際の使用例から「どんな語と一緒に出るか」を集めると、自分の英文も自然になります。
関連する英熟語も確認しよう
b-cafe.netの英熟語・定型表現の親記事では、完成した表現を意味・ニュアンス・語順から探せます。今回の表現を基準に、似た意味や同じ基本語を使う記事へ少しずつ広げてください。
関連表現を増やすときも、リンク数や暗記数そのものを目標にする必要はありません。自分が実際に話しそうな場面を優先し、簡単な言い換えと一緒に覚えることが実用的です。
時制で意味がどう変わるか
I have lived here all my life. は、生まれてから現在までここに住み続けているという意味です。現在完了によって、期間が「今」につながります。
My grandfather lived here all his life. は、祖父の生涯を完結した期間として振り返る過去形です。all one’s lifeだけで時制が決まるのではなく、その人の人生を現在まで続くものとして話すか、完結した過去として話すかで動詞を選びます。
一時的な経験ならall my lifeは大きすぎることもあります。since childhood、for many yearsなど、実際の期間に合わせた表現も使い分けましょう。
まとめ
all one’s lifeは「一生ずっと・生まれてからずっと」を表します。単語の中心イメージ、自然な語順、使われる場面を結びつけると、日本語訳だけに頼らず理解できます。
類似表現と迷ったら、話し言葉か文章か、対象は何か、どのニュアンスを強調したいかを確認しましょう。そして表現が出てこないときは、短い基本英文で意味を直接伝えれば問題ありません。










