「メールを下書き保存する」は英語で?save as a draft・draft an emailの違い

「メールを下書き保存する」の英語表現 save as a draft

「このメールはいったん下書き保存しておきます」は、英語では I’ll save this email as a draft for now. が最も分かりやすい言い方です。すでに作成画面を開いていて「下書きフォルダーに残しておく」と言うなら I’ll leave it in Drafts.、メールそのものを「下書きする・文案を書く」なら I’ll draft an email. を使います。

日本語の「下書き」は、保存状態と作成作業の両方を表せます。しかし英語では、保存するのか、書くのか、未送信のまま残すのかによって表現が変わります。仕事で誤解を防ぐには、この違いを押さえることが大切です。

「メールを下書き保存する」の主な英語表現

英語 中心となる意味 使う場面
save the email as a draft メールを下書きという状態で保存する 操作や保存結果を明確に伝える
save it to Drafts メールを「下書き」フォルダーへ保存する 保存先を意識する
leave it in Drafts 送らず下書きに残しておく まだ送信しない判断を伝える
draft an email メールの文案を書く 作成作業や担当を表す

まず覚えるなら save it as a draft で十分です。as は「〜として」という意味で、ファイル操作の Save As と同じ感覚です。

保存操作を伝えるならsave as a draft

save A as B は「AをBとして保存する」という形です。Aには the emailthis message、代名詞の it などを置けます。

I saved the email as a draft.
メールを下書きとして保存しました。

Please save this message as a draft before you close the window.
画面を閉じる前に、このメッセージを下書きとして保存してください。

Can I save this as a draft and finish it tomorrow?
これを下書き保存して、明日仕上げてもよいですか?

「保存した」という操作結果まで明示できるため、パソコンの使い方を説明するとき、共同作業の手順を確認するとき、送信前の確認を依頼するときに向いています。

draftは可算名詞

この用法の draft は「一つの下書き・草案」という可算名詞なので、単数なら通常 a draft と冠詞を付けます。save it as draft より save it as a draft が自然です。

しゅみすけ(大山俊輔)

「下書き」を見てすぐdraftだけを置くのではなく、「保存する」のか「文案を書く」のかを先に決めましょう。操作ならsave、作成ならdraftを動詞として使うと整理しやすくなります。

保存先を表すならsave it to Drafts

メールソフトのフォルダー名を意識するなら save it to Drafts と言えます。画面表示の名称として扱うときは、Drafts と大文字で書くことがあります。

I saved the message to Drafts.
そのメッセージを下書きフォルダーに保存しました。

It should be in your Drafts folder.
下書きフォルダーに入っているはずです。

Check Drafts if you can’t find the email.
メールが見つからなければ、下書きフォルダーを確認してください。

save as a draft は保存した状態、save to Drafts は保存先に焦点があります。一般的な会話では前者のほうが無難ですが、操作案内では後者も便利です。

まだ送らないならleave it in Drafts

leave A in B は「AをBに残しておく」です。leave it in Drafts には、保存操作だけでなく「今は送信しない」という判断が含まれます。

Let’s leave it in Drafts until the manager approves the wording.
上司が文面を承認するまで、下書きに残しておきましょう。

I left the reply in Drafts because the figures were not final.
数値が確定していなかったので、返信は下書きに残しました。

Don’t send it yet. Please leave it in Drafts.
まだ送らず、下書きに残しておいてください。

仕事では、未送信であることが重要な場合があります。そのときは saved だけでなく、not sent yetwaiting for approval を添えると状態が明確になります。

文案を書くならdraft an email

draft は動詞で「草案を書く・下書きを作る」という意味にもなります。draft an email は保存ボタンを押すことではなく、メール本文を作る作業です。

I’ll draft an email to the client this afternoon.
今日の午後、顧客向けのメール文案を作ります。

Could you draft a reply for me?
返信の文案を作ってもらえますか?

She drafted the announcement, and I reviewed it.
彼女が案内文の草案を作り、私が確認しました。

また、a draft email は「下書き段階のメール」という名詞句です。I sent you a draft email. は「メールを下書き保存した」ではなく、「メールの案をあなたに送った」という意味になり得ます。

save as a draft、draft an email、leave it in Draftsの使い分け

語順と目的語の置き方

save A as a draft

基本語順は save + 対象 + as a draft です。

  • save the email as a draft:メールを下書きとして保存する
  • save your reply as a draft:返信を下書きとして保存する
  • save it as a draft:それを下書きとして保存する

save A to Drafts

保存先を示す場合は to を使います。save it in Drafts も通じますが、保存先への移動を意識するなら to、すでにある場所や状態を表すなら in が分かりやすい選択です。

draft + 文書

動詞の draft は他動詞なので、直後に対象を置きます。draft an emaildraft a responsedraft a proposal のように使います。draft about the email とは通常言いません。

仕事で使える場面別例文

送信前に確認を依頼する

I’ve saved the email as a draft. Could you review it before I send it?
メールは下書き保存しました。送る前に確認していただけますか?

The draft is ready for your review.
下書きは確認いただける状態です。

情報待ちで保留する

I’ll leave the email in Drafts until we receive the final price.
最終価格を受け取るまで、メールは下書きに残しておきます。

I haven’t sent it yet because I’m waiting for the attachment.
添付ファイルを待っているため、まだ送信していません。

担当を依頼する

Could you draft an email and save it as a draft?
メールの文案を作り、下書き保存してもらえますか?

この文では「書く」と「保存する」を分けているため、依頼内容が明確です。

誤送信を防ぐ

Please do not send the message. Just save it as a draft.
メッセージは送信せず、下書き保存だけしてください。

Let’s keep it unsent until Legal confirms the wording.
法務が文面を確認するまで、未送信のままにしましょう。

フォーマル度とメールでの自然さ

save it as a draft は中立的で、社内チャットにも操作説明にも使えます。leave it in Drafts は少し会話的ですが、仕事でも自然です。draft an email は業務上の担当や進捗を伝える場面でよく使われます。

丁寧な依頼にするには、単に Please save it. と命令するより、Could you save it as a draft for now? のように依頼形と for now を組み合わせると柔らかくなります。ただし、誤送信防止が目的なら、丁寧さより Do not send it yet. と明示することを優先します。

日本人が間違えやすいポイント

draftだけで「保存する」にはならない

I drafted the email. は「メールを書いた」であり、「下書きフォルダーに保存した」とは限りません。保存結果を伝えたいなら I saved it as a draft. を使います。

sendとsaveを混同しない

I sent a draft. は「草案を送った」です。未送信の下書き保存とは反対の状態になるため注意してください。

Draftsの複数形

メールソフトのフォルダーは一般に Drafts と複数形で表示されます。一方、個別の下書きは a draft です。in Draftsas a draft をセットで覚えると混乱しません。

この英語が出てこなかったら?【しゅみすけ式】

save as a draft が出てこなくても、「まだ送っていない」「あとで完成させる」という状態と次の行動を、基本語で二文に分ければ伝わります。

  • I haven’t sent the email yet. I’ll finish it tomorrow.
    まだメールを送っていません。明日仕上げます。
  • The email is not ready. I kept it on my computer.
    メールはまだ完成していません。パソコンに残してあります。
  • Please don’t send it now. We need to check it first.
    今は送らないでください。先に確認する必要があります。
  • I wrote part of the email. I will add the details later.
    メールの一部を書きました。詳しい内容はあとで加えます。

専用語を思い出そうとして止まるより、not sent yetfinish latercheck first のように、現在の状態・次の行動・理由を順に伝えるほうが実務では安全です。

しゅみすけ(大山俊輔)

メールでは「保存した」だけでなく、「まだ送っていない」「誰の確認待ちか」「いつ仕上げるか」まで伝えると、相手が次の行動を判断できます。難しい一語より、短い二文のほうが確実なことも多いです。

よくある質問

「自動的に下書き保存されます」は?

The email is saved as a draft automatically. または Your email is automatically saved to Drafts. と言えます。機能説明では受動態が自然です。

「下書きを削除する」は?

delete the draft が基本です。フォルダーから削除する操作なら delete it from Drafts と言えます。

「下書きを仕上げる」は?

finish the draftfinalize the email を使います。前者は単純に完成させる、後者は内容を確定して送れる状態にする響きがあります。

「送信予約する」と同じ?

同じではありません。下書きは未送信のまま保存すること、送信予約は schedule the email to be sent のように、将来の送信時刻を設定することです。

関連表現

まとめ

「メールを下書き保存する」は、保存操作なら save the email as a draft、保存先なら save it to Drafts、まだ送らず残しておくなら leave it in Drafts が自然です。文案を書く作業は draft an email と区別します。

仕事では、I’ve saved it as a draft. I haven’t sent it yet. のように保存状態と未送信であることを二文で伝えると、誤解を防げます。さらに確認者や完成予定も添えれば、次の行動まで明確になります。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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