
make up for lost time は「失った時間や遅れを取り戻す」という意味です。この記事では、直訳から意味をつかむ考え方、ネイティブが感じるニュアンス、自然な語順、日常・仕事で使える例文、似た表現との違い、間違いやすい点、そして難しい表現が出てこないときの簡単な言い換えまで解説します。
Contents
make up for lost timeの意味を最初に確認
結論から言うと、make up for lost time は「失った時間や遅れを取り戻す」を表します。日本語訳を一語に固定するより、誰が何をどう見ているかを場面ごとに考えると、会話で使いやすくなります。
しゅみすけ(大山俊輔)
直訳から実際の意味へ
make up for は不足を補う、lost time は失われた時間です。過去そのものを戻すのではなく、その後の行動を増やして遅れや不足を埋めます。
イディオムは、単語をばらばらに訳しただけでは不自然に感じることがあります。しかし、直訳の絵と実際の場面を結びつけると、丸暗記ではなく一つのストーリーとして記憶できます。

ネイティブが感じるニュアンス
仕事の遅れを急いで挽回する場合にも、長く会えなかった人とたくさん話す場合にも使えます。後者では温かく前向きな響きになります。
自然に使う鍵は、「辞書の日本語と一致するか」だけでなく、話し手がどの程度強く評価しているか、相手との距離、出来事の深刻さを見ることです。同じ訳語でも、軽い雑談と正式な仕事の場面では選ぶ表現が変わります。
よく使う形と語順
make up for lost time が固定形。主語に応じて makes/made、意志なら will make up。by + 動名詞で取り戻す方法を説明できます。
時制の変化
現在形は一般的な状況や今の判断、過去形はすでに起きた出来事、will や be going to は今後の意思・見通しに使います。定型部分を一つのかたまりとして保ち、主語と時制だけを入れ替えて練習すると安定します。
否定文・疑問文
否定では do not / did not、疑問では Do you …? / Did they …? など基本の助動詞を使います。表現を難しい構文に変えず、中学英語の骨組みへそのまま入れるのが会話での近道です。
make up for lost timeの自然な例文
1. 日常会話
We worked late to make up for lost time.
遅れを取り戻すため遅くまで働きました。
2. 日常会話
Let’s have lunch and make up for lost time.
昼食を食べながら、会えなかった分を取り戻そう。
3. 仕事・学習
After being sick, she trained hard to make up for lost time.
病気のあと、彼女は遅れを取り戻すため懸命に練習しました。
4. 仕事・学習
The train sped up, trying to make up for lost time.
列車は遅れを取り戻そうと速度を上げました。
5. 人間関係
We hadn’t talked in years, so we stayed up making up for lost time.
何年も話していなかったので、夜更かしして空白の時間を埋めました。
6. 人間関係
He took an intensive course to make up for lost time.
彼は遅れを取り戻すため集中講座を受けました。
7. 旅行・暮らし
There’s no need to rush just to make up for lost time.
遅れを取り戻すためだけに急ぐ必要はありません。
8. 旅行・暮らし
The team added an extra session to make up for lost time.
チームは遅れを挽回するため追加練習を入れました。
短い会話で使い方を確認
A: How should we handle this situation?
B: I think we should use “make up for lost time” carefully here.
A: Right. Let’s explain what we mean.
B: Good idea.
A:この状況にはどう対応すればいいかな。
B:ここでは「make up for lost time」を慎重に使うといいと思う。
A:そうだね。どういう意味かも説明しよう。
B:いい考えだね。
似た表現との違い
catch up は遅れている位置から追いつく一般表現、make up lost time は移動などで遅延時間を取り戻す形です。make up for lost time は不足を補う目的や、人との空白を埋める気持ちまで表せます。
どれを選ぶか迷ったとき
まずは事実を直接述べる簡単な表現を選びましょう。そのうえで、イメージや感情を加えたいときに make up for lost time を使います。イディオムは会話を自然にしますが、必ず使わなければ通じないものではありません。
日本人が間違えやすいポイント
失った時間を文字どおり取り戻せるという意味ではありません。make up the lost time も文脈によって使えますが、定型表現は make up for lost time。for を落とさないようにします。
強さと場面を合わせる
親しい会話で自然でも、謝罪、契約、医療、安全など正確さが必要な場面では、イディオムだけで済ませず具体的な説明を加えましょう。相手が知らない可能性があるときも、短い言い換えを続けると親切です。
でてこない時の「しゅみすけ式」
make up for lost time がすぐ出てこなくても、次のような基本英語なら意味を十分伝えられます。
- We need to catch up.
- Let’s spend more time together now.
難しい表現を思い出そうとして会話を止めるより、「誰が・何を・どうする」を短い文で伝えるほうが実践的です。余裕が出てきたら、あとからイディオムに言い換えてみましょう。
しゅみすけ(大山俊輔)
自分の会話に入れる練習
1. 自分の場面を一つ選ぶ
仕事、家族、旅行、学習の中から、この表現が使えそうな実体験を一つ選びます。抽象的な例より、自分が実際に経験した場面のほうが記憶に残ります。
2. 主語と時制を変える
I だけでなく we、my boss、the team などへ主語を変え、現在・過去・未来の三つで声に出します。単語を増やすより、同じ表現を文の中で動かすほうが会話力につながります。
3. 簡単な英語から言い換える
最初に上の「しゅみすけ式」で意味を直接伝え、次に make up for lost time を使った文へ変換します。意味を理解したうえで言い換えるため、暗記だけの練習になりません。
make up for lost timeを場面で判断するコツ
仕事では進捗の遅れを追加作業で補う意味、人間関係では会えなかった期間を楽しい時間で埋める意味になります。前者は効率や努力、後者は再会の喜びが中心です。
反対方向の表現も一緒に覚える
急ぎすぎて安全や品質を落とす場面では、We shouldn’t sacrifice quality just to make up for lost time. のように限界を示すと実務的です。
make up for lost timeのFAQ
Can we really recover lost time?
時間そのものを戻す意味ではありません。遅れていた進捗、経験、交流の不足を、その後の行動でできるだけ補うという比喩です。
フォーマルな場面でも使えますか?
一般的な会話や読み物では自然に使えます。ただし、契約、規則、謝罪、医療、安全など誤解を避けたい文書では、イディオムだけで済ませず、意味を直接表す語句や具体的な事実を添えると安心です。相手の英語レベルが分からない国際的な職場でも、短い説明を続けると伝達ミスを減らせます。
自分から使うには何を練習すればよいですか?
まず「昨日の出来事」を一文、「今の状況」を一文、「これからの予定」を一文作ってください。次に主語を I から we、my friend、our team へ変えます。最後に疑問文を一つ作ると、会話で相手へ話題を返す練習になります。英作文を長くするより、短い文を時制と主語だけ変えて繰り返すほうが定着します。
ニュアンスを保つ実践ドリル
日本語から直訳しない
日本語訳を見て単語を一つずつ置き換えるのではなく、まず場面を一枚の絵として考えます。誰が、どんな状況で、何に対してこの表現を使うのかを決め、その後で英語の定型部分を入れます。この順番なら、不自然な前置詞や語順を作りにくくなります。
一文だけで終わらせない
実際の会話では、イディオムの文のあとに理由や具体例を一文加えると自然です。because、so、but を使うだけで十分です。「表現+理由」「表現+次の行動」「表現+相手への質問」の三型を用意しておくと、暗記した例文を自分の会話へ移しやすくなります。
聞き手への配慮を確認する
表現の意味が正しくても、相手との関係や出来事の深刻さに合わなければ不自然に聞こえます。親しい友人への軽い発言なのか、職場で責任を説明するのかを確認し、必要なら簡単で直接的な英語へ切り替えましょう。伝わりやすさは、難しい表現を使うことより大切です。
関連表現
ほかのイディオムや定型表現も場面とイメージから学びたい方は、英熟語・定型表現の親記事もご覧ください。似た表現の記事が公開されている場合は、違いを読み比べると使い分けが明確になります。
まとめ
make up for lost time の中心は「失った時間や遅れを取り戻す」です。直訳のイメージ、自然な語順、場面ごとの強さを一緒に覚えましょう。すぐに出てこないときは、We need to catch up. のような簡単な英語で先に伝えれば十分です。










