
turn up at は、人が会社・会場・家・駅などの「場所に現れる、やって来る」と伝える表現です。意味だけを見ると arrive at に近いのですが、会話では「姿を見せる」「予想していなかったのに来る」「遅れて現れる」といったニュアンスを伴うことがあります。
この記事では、turn up at の意味、turn と up から理解する考え方、at の後ろに置く語、自然な例文、show up at・arrive at との違いまで整理します。
Contents
turn up at の意味は「その場所に現れる」
turn up at + 場所 の基本的な意味は「その場所に現れる」「そこへやって来る」です。
- She turned up at the office without calling.
彼女は連絡せずにオフィスへ現れました。 - He turned up at the party an hour late.
彼は1時間遅れてパーティーに現れました。 - Only ten people turned up at the meeting.
会議に現れたのは10人だけでした。
日本語では「到着する」と訳せる場面もあります。ただし turn up は、移動の完了時刻を客観的に述べるというより、誰かがその場に姿を見せたことへ視線を向ける表現です。
しゅみすけ(大山俊輔)
turn+up+atから意味を理解する
turn には「向きを変える」という基本イメージがあります。up はさまざまな句動詞で「視界・意識の中へ出てくる」「ある状態が生じる」という感覚を作ります。そこから turn up は、人について使うと「姿を現す、やって来る」という意味になります。
さらに at は「一点」を示します。そのため、turn up at the office なら「現れる」+「オフィスという地点で」と捉えると分かりやすくなります。
- turn up:姿を現す、やって来る
- at the office:オフィスという地点に
- turn up at the office:オフィスに姿を現す
turn up at の語順と文法
この意味の turn up は自動詞的に使います。人が主語になり、その後ろに at + 場所を続けます。
人 + turn up + at + 場所
- I turned up at the wrong building.
私は間違った建物に行ってしまいました。 - She turns up at the café every Friday.
彼女は毎週金曜日にそのカフェへ現れます。 - They didn’t turn up at the ceremony.
彼らは式典に現れませんでした。
過去形・過去分詞は turned up、三人称単数現在は turns up、進行形は turning up です。
turn someone up at … のように、人を turn と up の間へ置いて「人を到着させる」とは通常言いません。この意味では、現れる人自身を主語にします。
atの後ろには具体的な地点を置く
at は、会社、会場、家、受付、駅などを「到着地点」として捉えるときに自然です。
- turn up at work:職場に現れる
- turn up at the meeting:会議に現れる
- turn up at my house:私の家に現れる
- turn up at the airport:空港に現れる
- turn up at the door:玄関先に現れる
一方、home・here・there は前置詞を付けずに使うのが基本です。
- He turned up here yesterday.(at here ではありません)
彼は昨日ここに現れました。 - She turned up home after midnight. より、She turned up at home after midnight. は文脈により可能ですが、単に帰宅なら She got home after midnight. のほうが自然です。

turn up atとshow up atの違い
turn up と show up は、どちらも「現れる、姿を見せる」という意味です。多くの場面で入れ替えられます。
- turn up:イギリス英語を含め広く使われ、会話的。「やって来る」「ひょっこり現れる」感覚
- show up:アメリカ英語でも非常に一般的。「姿を見せる」「出席する」に焦点
- He turned up at the party late.
彼は遅れてパーティーに現れました。 - He showed up at the party late.
彼は遅れてパーティーに姿を見せました。
この2文の意味はほぼ同じです。地域差や話者の好みもあるため、厳密に使い分けすぎる必要はありません。
turn up atとarrive atの違い
arrive at は「ある地点に到着する」という事実を中立的に伝えます。時刻や交通の話とも相性がよい表現です。
turn up at は、人がその場に姿を見せたことを会話的に描きます。予想外、遅刻、招待されていない、といった文脈が加わることがあります。
- The train arrived at the station at 8:10.
列車は8時10分に駅へ到着しました。 - Tom turned up at the station with three suitcases.
トムはスーツケースを3つ持って駅に現れました。
列車の運行時刻なら arrive が自然です。人がどんな様子で現れたかを語るなら turn up が生きます。
仕事・日常で使える自然な例文
仕事
- I turned up at the office early to prepare for the presentation.
プレゼンの準備をするため、私は早めに出社しました。 - A client turned up at reception without an appointment.
予約なしで取引先の方が受付に現れました。 - What should we do if nobody turns up at the workshop?
ワークショップに誰も来なかったら、どうしましょうか。
友人・恋愛
- He turned up at my door with flowers.
彼は花を持って私の家の玄関に現れました。 - She turned up at the restaurant thirty minutes late.
彼女は30分遅れてレストランに現れました。 - I didn’t expect him to turn up at the reunion.
彼が同窓会に来るとは思っていませんでした。
旅行・イベント
- We turned up at the airport on the wrong day.
私たちは日にちを間違えて空港へ行ってしまいました。 - Hundreds of fans turned up at the venue.
何百人ものファンが会場に集まりました。 - Make sure you turn up at the gate by 6:30.
6時30分までに必ず搭乗口へ来てください。
日本人が間違えやすいポイント
「音量を上げる」と混同しない
turn up には「音量・温度などを上げる」という他動詞の意味もあります。
- Turn up the volume.
音量を上げてください。 - Turn it up.(代名詞は間に置く)
それの音量を上げて。
一方、「現れる」の turn up は目的語を取りません。
- She turned up at noon.
彼女は正午に現れました。
意味によって文の形が変わる点に注意しましょう。
場所の前のatを落とさない
具体的な地点を続けるときは、通常 at が必要です。
- ○ He turned up at the office.
- × He turned up the office.
しゅみすけ(大山俊輔)
この句動詞が出てこなかったら?
turn up at が出てこなくても、難しい単語へ置き換える必要はありません。「来た」「そこにいた」「会議へ行った」と、知っている基本語で事実を直接伝えれば十分です。
- He turned up at my house unexpectedly.
→ He came to my house. I wasn’t expecting him.
彼が家に来ました。私は彼が来ると思っていませんでした。 - Only five people turned up at the meeting.
→ Only five people came to the meeting.
会議に来たのは5人だけでした。 - She turned up at the office late.
→ She came to the office late.
彼女は遅れて会社に来ました。
「予想外だった」「遅れていた」という情報は、I wasn’t expecting him. や late を足せば伝えられます。一つの句動詞を思い出そうとして止まるより、短い文へ分けるのがしゅみすけ式です。
まとめ
turn up at は「ある場所に現れる、やって来る」という句動詞です。語順は 人 + turn up + at + 場所。人がその場に姿を見せたことに焦点があり、予想外・遅刻・出席といった会話の文脈でよく使われます。
- turn up:姿を現す
- at + 場所:現れた地点
- show up at:意味が非常に近い
- arrive at:到着という事実をより中立的に述べる
出てこなければ come to the meeting や come to the office のように、come を使って簡単に伝えましょう。










