used to doの意味は?be used to・get used toとの違いと否定文・疑問文の作り方

used to doの意味を表す、昔の習慣を写真で振り返る女性

used to+動詞の原形は、「以前はよく〜していた」「昔は〜だった」を表します。過去の習慣や状態を振り返り、今はもうそうではないという変化を自然に伝えられる表現です。

この記事では、used to doの意味とニュアンス、否定文・疑問文の作り方、そして混同しやすいbe used toget used toとの違いを、会話で使える例文とともに解説します。

used to doの意味は「以前は〜していた・昔は〜だった」

used to+動詞の原形には、主に次の2つの使い方があります。

  • 過去に繰り返していた習慣:「以前はよく〜した」
  • 過去には存在した状態:「昔は〜だった」

I used to walk to work.
以前は歩いて通勤していました。

She used to live in Osaka.
彼女は以前、大阪に住んでいました。

There used to be a bookstore here.
昔はここに本屋がありました。

いずれも、話し手は過去と現在を対比しています。たとえばI used to walk to work.なら、「今は歩いていない」という含みが自然に生まれます。ただし、現在の状況を必ず明言しているわけではなく、文脈から感じ取られるニュアンスです。

しゅみすけ(大山俊輔)

used toは、単に昔の出来事を述べる表現ではありません。「以前はそうだったけれど、今は違う」という時間の変化を意識すると、使いどころが分かりやすくなります。

used toの仕組み:過去と現在の間に境目を置く

used toは、過去に続いていた習慣や状態をひとまとまりとして振り返る表現です。そのまとまりが現在まで続いていないため、聞き手は「昔と今の間に変化があった」と受け取ります。

We used to talk every day.
私たちは以前、毎日話していました。

この文は、過去の一回の会話ではなく、ある期間続いていた習慣を表します。そして多くの場合、「今は毎日話していない」という距離の変化もにじみます。

He used to be shy.
彼は昔、内気でした。

動作だけでなく、be動詞を使った過去の状態にも使えるのが大切なポイントです。

used toの基本語順

肯定文:主語+used to+動詞の原形

I used to drink coffee after dinner.
以前は夕食後にコーヒーを飲んでいました。

My father used to work abroad.
父は以前、海外で働いていました。

used toの後ろには必ず動詞の原形を置きます。used to wentやused to livedとはしません。

否定文:主語+didn’t use to+動詞の原形

I didn’t use to like spicy food.
以前は辛い食べ物が好きではありませんでした。

She didn’t use to speak much in meetings.
彼女は以前、会議であまり発言しませんでした。

didn’tが過去を示すため、標準的な綴りはdidn’t use toです。didn’t used toも実際には見かけますが、学習者はdidn’t use toを使うのが安全です。

疑問文:Did+主語+use to+動詞の原形?

Did you use to play tennis?
以前はテニスをしていましたか。

Did this building use to be a hotel?
この建物は以前、ホテルだったのですか。

疑問文でもdidが過去を担当するため、use toの形になります。

used to do・be used to・get used toの違いを表すイラスト

used toとbe used to・get used toの違い

表現 意味 後ろの形
used to do 以前は〜していた 動詞の原形 I used to work nights.
be used to 〜に慣れている 名詞/動名詞 I’m used to working nights.
get used to 〜に慣れる 名詞/動名詞 I got used to working nights.

I used to get up early.
以前は早起きしていました。

I’m used to getting up early.
私は早起きに慣れています。

I’m getting used to getting up early.
私は早起きに慣れてきています。

見分けるコツは、toの後ろです。used to doではtoの後ろに動詞の原形、be/get used toではtoが前置詞なので名詞または動名詞が続きます。

used toとwouldの違い

過去の反復習慣にはwouldも使えます。ただし、両者は完全には同じではありません。

When we were kids, we would play outside until dark.
子どものころ、私たちは暗くなるまでよく外で遊んだものです。

wouldは、過去の場面を示す文脈が先にあり、その中で繰り返した動作を懐かしく描くのに向いています。一方、used toは単独でも過去の習慣を示しやすく、live・be・haveなどの状態にも使えます。

I used to live near the station.
以前は駅の近くに住んでいました。

このような状態を表す文では、通常wouldに置き換えません。

会話で自然に使えるused toの例文

日常生活

I used to cook every night, but now I order in a lot.
以前は毎晩料理をしていましたが、今はよくデリバリーを頼みます。

We used to come here after school.
私たちは昔、放課後によくここへ来たものです。

仕事

I used to work in sales before I moved to HR.
人事へ異動する前は営業で働いていました。

Our meetings used to take two hours.
以前、私たちの会議は2時間かかっていました。

恋愛・人間関係

We used to be really close.
私たちは以前、とても仲が良かったです。

Did you two use to date?
二人は以前、付き合っていたのですか。

旅行・暮らし

There used to be a quiet café near this hotel.
以前、このホテルの近くに静かなカフェがありました。

I didn’t use to travel alone, but now I enjoy it.
以前は一人旅をしませんでしたが、今では楽しんでいます。

日本人が間違えやすいポイント

現在の習慣には使わない

used toは過去と現在の変化を表すため、「今も普段していること」には使えません。

× I use to go there every Friday.
I usually go there every Friday.
私は普段、毎週金曜日にそこへ行きます。

一度だけ起きた出来事には使わない

used toは過去の習慣や継続的な状態に使います。昨日一度だけ起きた出来事なら単純過去が自然です。

× I used to lose my key yesterday.
I lost my key yesterday.
昨日、鍵をなくしました。

be used toの後ろを原形にしない

× I’m used to wake up early.
I’m used to waking up early.
私は早起きに慣れています。

used toが出てこないときの簡単な言い換え

used toを思い出せなくても、過去の時期+単純過去+現在との違いに分ければ十分に伝わります。

I lived in Kyoto before. I live in Tokyo now.
以前は京都に住んでいました。今は東京に住んでいます。

When I was younger, I played soccer every weekend. I don’t play now.
若いころは毎週末サッカーをしていました。今はしていません。

しゅみすけ(大山俊輔)

used toが出てこなければ、beforeやwhen I was youngerで過去を示し、最後にnot nowやbut nowを足してみましょう。難しい表現を思い出すより、昔と今を2文で対比すれば会話は十分に続けられます。

関連表現

まとめ

used to+動詞の原形は、過去の習慣や状態を振り返り、「以前は〜していた」「昔は〜だった」と伝える表現です。現在との変化がにじむ点が、単純な過去形との大きな違いです。

  • 肯定文:used to+動詞の原形
  • 否定文:didn’t use to+動詞の原形
  • 疑問文:Did+主語+use to+動詞の原形?
  • be used toは「〜に慣れている」
  • get used toは「〜に慣れる」

まずはI used to …, but now …の形で、自分の昔と今を比べる一文を作ってみましょう。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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