
「わさびは英語で何と言う?」という疑問への基本回答はwasabi / Japanese horseradishです。日本独自の食品は、固有名だけでなく材料・形・食べ方を短く添えると、海外でもぐっと伝わりやすくなります。
この記事では、一般的な英語名、発音、単数形・複数形、可算・不可算、似た食品との違い、買い物や食卓で使える自然な例文、名前が出ないときの簡単な言い換えまで整理します。
Contents
わさびは英語で「wasabi / Japanese horseradish」
日本原産のアブラナ科植物と、その地下茎をすりおろした薬味です。英語でもwasabiが最も一般的です。Japanese horseradishという説明名もありますが、植物学的には西洋わさびhorseradishとは別種です。根のように見える食用部分は正確にはrhizome、つまり地下茎です。会話ではwasabi rootも広く使われますが、専門的な説明ではwasabi rhizomeが正確です。
発音の目安はワサビ/ジャパニーズ・ホースラディッシュです。日本語由来の語は英語話者によってアクセントが異なることがあります。発音を完璧に再現することより、最初に名称を言い、その直後に平易な説明を足す方が実際の会話では役立ちます。
しゅみすけ(大山俊輔)
単数形・複数形と数え方
薬味としてのwasabiは不可算で、some wasabi、a little wasabi、a dab of wasabiと言います。チューブならa tube of wasabi、地下茎一本ならa wasabi rhizomeです。料理の注文ではwith wasabi、without wasabi、extra wasabiが便利です。複数の商品や品種についてwasabisとするよりdifferent types of wasabiと表現する方が自然です。
不可算名詞は「数えられない物」というより、英語でひとまとまりの材料や食品として捉える名詞です。具体的に数えたいときはa piece of、a bowl of、a cup of、a bag of、a serving ofなど、形や容器を表す単位を添えます。レストランでは一人前をa serving、買い物では容器や袋をa pack、a jar、a bottleで表すと自然です。
似た食品・間違えやすい英語との違い
海外で流通する緑色のペーストには、西洋わさび、からし、着色料を混ぜたものが多くあります。本わさびはreal wasabiまたはfreshly grated wasabi、練りわさびはwasabi paste、西洋わさびはhorseradishです。wasabi greensはわさび菜を指す場合があり、地下茎とは違います。辛さは唐辛子のように舌に長く残るより、鼻に抜けるsharp heatが特徴です。

味・香り・食感を英語で伝える
すりおろすはgrate the wasabi、寿司に少量のせるはput a small amount on the sushi、しょうゆに溶くはmix it into soy sauceです。ただし食べ方は料理や好みによります。「わさび抜き」はwithout wasabiまたはno wasabi, please。「別添え」はwasabi on the sideです。辛味が鼻に抜けるはThe heat goes up your nose.、香りが新鮮はIt has a fresh, green aroma.と表現できます。
- mild:味が穏やか
- rich:コクがある
- refreshing:さっぱりしている
- distinctive:特徴的な
- texture:食感
- aroma:食べ物や飲み物の香り
「おいしい」をdeliciousだけで済ませず、It has a mild flavor. / I like the texture. / The aroma is quite distinctive.のように、どの特徴をどう感じたか伝えると会話が広がります。苦手な場合もI don’t like itと断定する代わりに、It’s a little strong for me.と言えば柔らかい印象になります。
自然な英語例文
- Could you make this without wasabi?
これはわさび抜きにできますか。 - Please serve the wasabi on the side.
わさびを別添えにしてください。 - This is freshly grated real wasabi.
これはすりたての本わさびです。 - The heat is sharp but fades quickly.
辛味は鋭いですがすぐに引きます。 - Many commercial pastes contain horseradish.
市販のペーストの多くは西洋わさびを含みます。 - A small dab is enough for me.
私は少量で十分です。
買い物で使える質問
- Do you carry wasabi?
わさびを扱っていますか。 - Where can I find it?
どこにありますか。 - How should I store this after opening?
開封後はどう保存すればよいですか。 - What are the main ingredients?
主な原材料は何ですか。
レストランや食卓で使える質問
- How is this usually served?
これは普通どのように出されますか。 - Could I have a small portion?
少量いただけますか。 - Is it sweet, salty, sour, or spicy?
甘い、塩辛い、酸っぱい、辛いのどれですか。 - Does this contain wheat, soy, fish, nuts, or alcohol?
小麦、大豆、魚、ナッツ、アルコールを含みますか。
アメリカ英語・イギリス英語で違う?
わさびのような日本語由来の料理名は、アメリカ英語とイギリス英語で綴りが大きく変わることは通常ありません。違いが出やすいのは、説明に使う一般語や売り場での呼び方です。米国ではAsian grocery store、英国ではAsian supermarketやfood shopなどが使われることがありますが、どちらでも意味は通じます。
また、商品名はメーカーごとに異なります。同じ英語名でも材料や製法が同じとは限りません。海外で購入するときは名称だけで判断せず、ingredient list、allergen information、storage instructionsを確認しましょう。食事制限がある場合は、推測せず具体的な原材料を尋ねることが大切です。
英語名が出てこないときの「しゅみすけ式」
It’s a green Japanese condiment with a sharp heat that quickly travels through the nose. Fresh wasabi is grated from a rhizome.
説明は①大きな分類、②材料、③味や形、④食べ方の順に組み立てます。まずIt’s a kind of Japanese food.と言い、次にIt’s made from …、最後にWe usually eat it with … / We use it for …を加えれば十分です。固有名詞を思い出せなくても、基本単語をつなげれば相手は質問を返してくれます。
しゅみすけ(大山俊輔)
商品ラベルを読むときのポイント
英語ラベルでは、商品名の近くに原材料や用途が短く書かれています。ready to eatはそのまま食べられる、keep refrigeratedは要冷蔵、refrigerate after openingは開封後要冷蔵、best beforeは品質を保ちやすい期限の目安です。調理が必要な商品ではcooking instructionsを確認します。
no added sugarは砂糖不使用ですが糖質ゼロとは限りません。gluten-free、vegan、alcohol-freeも、地域の表示基準や製造環境によって意味が異なる場合があります。健康やアレルギーに関わるときは、ラベルだけでなく店舗やメーカーへ確認しましょう。
会話を四文で組み立てる
This is called wasabi.で名前を示し、It is made from …で材料、It tastes …で味、We usually eat or use it …で用途を説明します。一文ずつ区切れば、相手の反応を見ながら情報量を調整できます。
相手が興味を示したら、Would you like to try a little?(少し試してみますか)、感想を聞くならHow do you like it?(どうですか)、好みを確かめるならIs the flavor too strong for you?(味が強すぎませんか)が便利です。食文化の説明ではEveryone in Japan eats it.のように言い切らず、It is commonly eaten in Japan.と表現すると正確です。
よくある質問
wasabiは英語圏で通じますか?
日本食が知られている地域では広く通じます。念のためgreen Japanese condimentと補えば十分です。
Japanese horseradishは間違いですか?
一般的な説明名として使われますが、西洋わさびと同じ植物ではありません。
辛くしない注文は?
No wasabi, please. または Could you make it without wasabi? が自然です。
関連する記事
わさび菜の英語もあわせて確認すると、材料・食感・料理法まで英語で説明しやすくなります。
まとめ
わさびの基本表現はwasabi / Japanese horseradishです。相手が日本食に詳しければ固有名、初めて聞く人には材料や形を示す説明名を使いましょう。数えるときは容器・一人前・切れなどの単位を添えます。名称を忘れても、材料・特徴・用途を基本英語で順に伝えれば、実際の会話は続けられます。










