
「上司に言葉遣いを注意された」「先生に廊下を走らないよう注意された」「危ないから近づかないよう注意された」。日本語ではどれも「注意される」ですが、英語では注意の内容に合わせて表現を変えます。
単に「〜するよう言われた」なら was told to、問題点を指摘されたなら had … pointed out、危険や悪い結果を警告されたなら was warned、職場で問題行動について注意を受けたなら was spoken to が自然です。
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「注意される」は英語で一語に決まらない
日本語の「注意する」には、次のような異なる行為が含まれています。
- 行動を改めるように言う
- 間違いや問題点を指摘する
- 危険や悪い結果を警告する
- 職場や学校で問題行動について話をする
- 強い口調で叱る
そのため、「注意された」を機械的に I was warned. とすると、実際より深刻な「警告を受けた」という意味になることがあります。
| 英語 | 中心的な意味 | 例 |
|---|---|---|
| was told to | 〜するよう言われた | I was told to be quiet. |
| had … pointed out | 問題点を指摘された | I had a mistake pointed out. |
| was warned | 危険・結果を警告された | I was warned not to go there. |
| was spoken to | 問題行動について注意を受けた | I was spoken to about being late. |
| was scolded / told off | 怒って叱られた | I was told off for being rude. |

しゅみすけ(大山俊輔)
was told to:行動を改めるよう言われた
「静かにするよう注意された」「もっと丁寧に話すよう注意された」のように、求められた行動がはっきりしているなら be told to + 動詞 が最も簡単です。
- I was told to be quiet.
静かにするよう注意されました。 - We were told to keep the door closed.
ドアを閉めておくよう注意されました。 - I was told to use more polite language.
もっと丁寧な言葉を使うよう注意されました。 - He was told not to use his phone during the meeting.
彼は会議中に携帯電話を使わないよう注意されました。
禁止なら be told not to + 動詞 です。tell は「伝える」という基本動詞なので、怒りや処分までは含みません。日本語の「注意された」が単なる指示だった場合に便利です。
had … pointed out:間違いや問題を指摘された
資料のミス、話し方の癖、説明不足などを「指摘された」なら point out が合います。
- My manager pointed out a mistake in the report.
上司に報告書のミスを指摘されました。 - I had a spelling mistake pointed out to me.
スペルミスを指摘されました。 - She pointed out that my explanation was unclear.
説明が分かりにくいと彼女に注意されました。
英語では受動態にこだわらず、My manager pointed out … のように注意した人を主語にすると簡単で自然です。point out の語順は、point outの意味・語順とmention・showとの違いでも詳しく解説しています。
was warned:危険や悪い結果を警告された
warn は、危険・罰・トラブルなどを避けるために前もって強く知らせる言葉です。
- I was warned not to touch the wire.
その電線に触らないよう注意されました。 - We were warned about the strong current.
強い潮の流れに注意するよう警告されました。 - He was warned that he could lose his job.
彼は仕事を失う可能性があると警告されました。 - I was warned for being late again.
再び遅刻したことで警告を受けました。
よく使う形は次の3つです。
- warn 人 not to do:人に〜しないよう警告する
- warn 人 about 名詞:人に〜について警告する
- warn 人 that 文:人に〜だと警告する
warn・alert・caution の違いは、「警告する」は英語で?warn・alert・cautionの違いも参考にしてください。
was spoken to:職場で注意を受けた
Someone spoke to me about … は文字どおりなら「〜について私に話した」ですが、職場や学校では、問題行動について個別に注意したという控えめな言い方になります。
- My manager spoke to me about being late.
遅刻について上司に注意されました。 - I was spoken to about my attitude.
態度について注意を受けました。 - She was spoken to about using her phone at work.
彼女は勤務中の携帯電話の使用について注意されました。
was reprimanded より柔らかく、正式な処分があったとは限りません。「上司からちょっと話があった」「個別に注意を受けた」という含みを出せます。
was reminded:忘れないよう念を押された
ルールや予定を思い出させられただけなら be reminded が自然です。怒られたわけではありません。
- I was reminded to submit the form by Friday.
金曜日までに用紙を提出するよう念を押されました。 - We were reminded not to leave valuables unattended.
貴重品を放置しないよう注意を促されました。
「注意された」という日本語にマイナスの響きがあっても、実際には親切なリマインドなら warned や scolded は強すぎます。
怒って叱られたなら was scolded / was told off
注意というより相手が怒って叱った場合は、be scolded や口語的な be told off を使います。
- I was scolded for coming home late.
帰宅が遅くなって叱られました。 - I got told off for interrupting him.
彼の話を遮って、きつく注意されました。
scold は親・先生と子どものような上下関係を感じさせやすく、大人同士の職場では子ども扱いする響きになることがあります。正式な職務上の注意なら be reprimanded が適切です。詳しくは、「叱責する」は英語で?reprimand・scoldの違いをご覧ください。
日常・仕事・旅行で使える例文
日常・家庭
- I was told not to leave the lights on.
電気をつけっぱなしにしないよう注意されました。 - My neighbor asked me to keep the noise down.
近所の人に音を抑えるよう注意されました。 - I was reminded to lock the door.
ドアに鍵をかけるよう念を押されました。
相手が丁寧に頼んだなら、asked me to のほうが「注意された」の実情に合うこともあります。
仕事
- My boss told me to double-check the figures.
数字を再確認するよう上司に注意されました。 - A formatting error was pointed out to me.
書式のミスを指摘されました。 - I was spoken to about missing deadlines.
締め切りを守らないことについて注意を受けました。 - He received a formal warning.
彼は正式な警告を受けました。
旅行・公共の場
- We were told not to take pictures.
写真を撮らないよう注意されました。 - I was warned about pickpockets.
スリに注意するよう警告されました。 - A staff member asked me to step back.
スタッフに下がるよう注意されました。
短い会話例
A: Why did your manager call you?
どうして上司に呼ばれたの?
B: I was spoken to about being late.
遅刻について注意されたんだ。
A: Did you get a formal warning?
正式な警告を受けたの?
B: No. I was just told to be on time from now on.
ううん。これからは時間どおりに来るよう言われただけだよ。
しゅみすけ(大山俊輔)
日本人が間違えやすい言い方
× I was cautioned to be quiet.
文法的に不可能ではありませんが、日常の「静かにするよう注意された」には硬すぎます。
○ I was told to be quiet.
静かにするよう言われました。
× My mistake was warned.
warn の目的語には通常、警告を受ける人を置きます。ミスを指摘されたなら point out を使います。
○ My mistake was pointed out.
ミスを指摘されました。
× I was warned from my boss.
警告した人は by、危険の内容は about で表します。
○ I was warned by my boss.
上司から警告されました。
○ I was warned about the risk.
その危険について警告されました。
この表現を知らなければ、どう言えばいい?
難しい受動態を使わなくても、注意した人を主語にして簡単に伝えられます。
- My boss told me not to do that.
上司にそれをしないよう言われました。 - She said there was a mistake.
彼女にミスがあると言われました。 - They said it was dangerous.
危険だと言われました。 - My teacher said I should be more careful.
先生にもっと気をつけるよう言われました。 - My manager talked to me about the problem.
上司からその問題について話をされました。
少し説明的ですが、何を注意されたのかが伝わるため、一語で訳そうとするより誤解が少なくなります。
よくある質問
Q. 「上司に注意された」の最も自然な英語は?
軽い指示なら My boss told me to …、問題行動について個別に話をされたなら My boss spoke to me about … が自然です。正式な戒告なら I was reprimanded. や I received a formal warning. を使います。
Q. 「先生に注意された」は?
求められた行動を続けて、The teacher told me to be quiet. のように言うのが簡単です。怒って叱られたなら The teacher scolded me. と言えます。
Q. 「気をつけるよう注意された」は?
一般的な声かけなら I was told to be careful.、具体的な危険があるなら I was warned to be careful. が合います。
Q. 「何度も注意されている」は?
I’ve been told several times.(何度も言われています)や、問題点を加えて I’ve been spoken to several times about being late.(遅刻について何度も注意を受けています)と言えます。
まとめ
「注意される」は、英語では相手が実際に何をしたかに分けます。
- was told to:〜するよう言われた
- had … pointed out:間違いや問題を指摘された
- was warned:危険や悪い結果を警告された
- was spoken to:職場などで問題行動について注意を受けた
- was reminded:忘れないよう念を押された
- was scolded / told off:怒って叱られた
迷ったら、「誰が、私に、何をするよう言ったのか」を Someone told me to … で説明すれば、簡単な英語でも自然に伝えられます。









