「叱責する」は英語で?reprimand・rebuke・scold・admonishの違いと簡単な言い換え

「叱責する」は英語で?を解説する英語学習記事のアイキャッチ

「叱責する」は英語で、職場などの正式な注意なら reprimand が代表的です。ただし、強く非難する、日常的に叱る、過ちを改めるよう忠告する場合では、自然な動詞が変わります。

規則違反や仕事上の失敗を正式に叱責するなら reprimand、強い言葉で非を指摘するなら rebuke、親や教師などが日常的に叱るなら scold、真剣な警告や忠告を与えるなら admonish が中心です。

「叱責する」を表す主な英語表現

英語 中心的な意味 使う場面 代表例文
reprimand 規則違反などを正式に叱責する 職場、組織、公的な処分 The manager reprimanded him for being late.
rebuke 強く非難し、きっぱりとたしなめる 重大な発言・行為への強い反応 She rebuked him for his rude comment.
scold 怒って叱る、小言を言う 家庭、学校、日常の人間関係 My mother scolded me for lying.
admonish 改善を求めて厳しく忠告する 文章、公式な場、真剣な助言 He admonished them to follow the rules.

職場で「叱責する」ならreprimandが自然

上司が部下の遅刻や規則違反を正式に注意した、という場面では reprimand が自然です。単に腹を立てて怒鳴るのではなく、立場のある人が問題行動を指摘する響きがあります。

The supervisor reprimanded me for missing the deadline.
上司は締め切りに遅れたことで私を叱責しました。

She received a written reprimand.
彼女は文書による戒告を受けました。

reprimandは動詞だけでなく、「叱責・戒告」という名詞にもなります。日常会話で「親に叱られた」と言うなら、硬いreprimandより scoldtell off のほうが自然です。

しゅみすけ(大山俊輔)

日本語の「叱責する」は硬い言葉ですが、英語では誰が、どの立場で、どの程度強く注意したのかを見ます。会社の正式な注意と、家庭で叱る場面を同じ単語で表す必要はありません。

日本語の「叱責する」と英語の意味のズレ

日本語では「厳しく叱る」ことをまとめて「叱責する」と言えます。しかし英語では、叱る行為の目的や関係性によって表現を分けます。

  • 職務上・制度上の正式な注意:reprimand
  • 相手の言動を強く否定する:rebuke
  • 怒りを含めて日常的に叱る:scold
  • 今後の改善を求めて厳しく忠告する:admonish

「上司が部下を叱責した」でも、正式な戒告ならreprimand、会議で強く非難したならrebuke、感情的に叱ったならscoldに近づきます。

reprimand・rebuke・scold・admonishの違いを示すイラスト

reprimandの使い方と語順

reprimand+人+for+名詞・動名詞 で、「〜したことで人を叱責する」です。

The company reprimanded the employee for violating the policy.
会社は方針に違反した従業員を叱責しました。

I was reprimanded for arriving late.
私は遅刻したことで叱責されました。

受け身の be reprimanded for もよく使います。「口頭で厳重注意を受ける」は receive a verbal reprimand、「文書で戒告を受ける」は receive a written reprimand と表せます。

rebukeの使い方と語順

rebuke+人+for+名詞・動名詞 で、「〜したことで人を強く非難する・たしなめる」です。reprimandほど制度的でなくても使えますが、scoldより硬く強い響きがあります。

She rebuked him for speaking disrespectfully.
彼女は失礼な話し方をした彼を強く叱責しました。

The chairperson publicly rebuked the member’s remarks.
議長はそのメンバーの発言を公に強く非難しました。

人だけでなく、発言や行動そのものを目的語にすることもできます。

scoldの使い方と語順

scold+人+for+名詞・動名詞 で、「〜したことで人を叱る」です。家庭や学校の日常場面でよく使われ、怒った口調や小言のニュアンスを含むことがあります。

My dad scolded me for leaving the door unlocked.
父はドアに鍵をかけなかったことで私を叱りました。

She scolded the children for making a mess.
彼女は散らかしたことで子どもたちを叱りました。

職場の大人同士にも使えますが、上下関係を強く感じさせたり、相手を子どものように扱う響きが出たりします。仕事上の正式な注意ならreprimand、落ち着いて指摘するなら speak to someone about a problem などが無難です。

admonishの使い方と語順

admonish+人+for+名詞・動名詞 で「〜したことで人を厳しく注意する」、admonish+人+to do で「人に〜するよう厳しく忠告する」です。

The judge admonished him for ignoring the warning.
裁判官は警告を無視した彼を厳しく戒めました。

The coach admonished the players to remain focused.
コーチは選手たちに集中を切らさないよう強く言い聞かせました。

admonishは日常会話ではやや硬く、叱るだけでなく「今後は正しく行動してほしい」という忠告の要素があります。

場面別:「叱責する」の英語例文

独り言・英語日記

I was reprimanded at work today.
今日は職場で叱責されました。

I felt terrible after my boss scolded me.
上司に叱られたあと、ひどく落ち込みました。

I need to learn from the mistake instead of blaming myself.
自分を責めるのではなく、その失敗から学ぶ必要があります。

日常会話

My mother scolded me for coming home late.
帰宅が遅くなって母に叱られました。

He told me off in front of everyone.
彼はみんなの前で私をきつく叱りました。

You can correct me without scolding me.
叱らなくても、間違いを指摘することはできます。

仕事・公的な場面

The manager reprimanded the team for ignoring the safety rules.
マネージャーは安全規則を無視したことでチームを叱責しました。

She was formally reprimanded for the error.
彼女はそのミスについて正式な叱責を受けました。

The director rebuked the discriminatory remark.
取締役はその差別的な発言を強く非難しました。

似た表現との違い

tell offとの違い

tell someone off は、日常会話で「人をきつく叱る」です。reprimandより口語的で、怒った言い方を含みやすい表現です。

She told him off for being rude.
彼女は失礼な態度を取った彼をきつく叱りました。

come down onとの違い

come down on someone は「人を厳しく批判・処罰する」という句動詞です。叱責に加えて、厳しい措置を取るニュアンスもあります。詳しくは、come down onの意味と使い方で解説しています。

罵倒するとの違い

叱責は、誤りや規則違反を正す目的を含むことがあります。一方、「罵倒する」は激しい言葉で相手を攻撃することが中心で、berateinsultverbally abuse などを使います。詳しくは、「罵倒する」は英語で?をご覧ください。

have a word withとの違い

have a word with someone は「人と少し話をする」ですが、文脈によっては注意や叱責をほのめかします。直接的なreprimandより柔らかく、これから話すという予告にも使えます。詳しくは、have a word withの意味と使い方で確認できます。

この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】

reprimandやadmonishが出てこなくても、「誰が何を問題だと言ったか」「どんな注意をしたか」「そのあと何を求めたか」に分ければ、基本語で伝えられます。

言いたいこと 基本語での言い換え
上司に叱責されました My boss was very angry with me and told me what I did wrong.
遅刻したことで叱責されました They told me I was late and said I must be on time.
彼女は失礼な発言を強く叱責しました She said his comment was very wrong and unacceptable.
子どもを厳しく叱りました I was angry and told my child not to do it again.
彼は規則を守るよう厳しく注意されました They told him to follow the rules from now on.

たとえば I was formally reprimanded. が出てこなくても、My manager told me that I had broken a rule. She said I must not do it again. と言えば、出来事と結果が具体的に伝わります。

しゅみすけ(大山俊輔)

「叱責された」を一語で言えなくても、相手が怒っていたこと、何が間違いだったかを言われたこと、今後どうするよう求められたかを短い文に分ければ十分です。

よくある間違い

reprimandの後ろにtoを置かない

reprimandは他動詞なので、人を直接続けます。

× The manager reprimanded to me.
○ The manager reprimanded me.

理由にはforを使う

× She scolded me about being late.
○ She scolded me for being late.

aboutが使われることもありますが、「〜したことを理由に叱る」ならforが基本です。

admonishのto不定詞を忘れない

「人に〜するよう忠告する」は admonish someone to do です。

× He admonished me follow the rules.
○ He admonished me to follow the rules.

reprimandとblameを混同しない

reprimand は権限のある人が問題行動を正式に注意すること、blame は問題の責任を人に負わせることです。責任を問うだけではreprimandになりません。

FAQ

「上司に叱責される」は英語で何と言いますか?

be reprimanded by one’s boss が正式な場面に合います。会話では My boss told me off. や、基本語で My boss was angry with me. とも言えます。

reprimandとscoldの違いは何ですか?

reprimandは職場や組織での正式な叱責、scoldは家庭や学校などで怒って叱る日常的な行為が中心です。

rebukeはどのくらい強い表現ですか?

相手の行為や発言を強く否定し、きっぱりと非難する硬い表現です。軽い注意には通常使いません。

「厳重注意する」は英語で何と言いますか?

give someone a stern warningstrongly warn someone、正式な叱責なら formally reprimand someone と言えます。基本語なら tell someone clearly not to do it again と表せます。

「公の場で叱責する」は英語で何と言いますか?

reprimand someone in publicpublicly rebuke someone と言えます。怒ってきつく叱る日常表現なら tell someone off in front of everyone も自然です。

まとめ

「叱責する」は、職場などの正式な注意なら reprimand、強い非難なら rebuke、日常的に怒って叱るなら scold、改善を求めて厳しく忠告するなら admonish を使い分けます。

難しい表現が出てこないときは、My boss was angry with me.She told me what I did wrong.She said I must not do it again. のように、相手の感情・指摘・今後の要求へ分解すれば、知っている英語で具体的に伝えられます。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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