
日本語の「倍にする」は便利ですが、英語では何を、どのような手段で、どの状態まで変えるかによって動詞が変わります。先に結論を言うと、最も広く使いやすいのは double it です。ただし、作業そのものを言うのか、状態を保つのか、数値・配置・公開範囲などを変更するのかで、multiply it by two、make it twice as large、increase it to twice the sizeのほうが自然な場合があります。
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「倍にする」の基本は double it
double it は、話し手と聞き手が対象を共有できている場面で、その対象を目的の状態へ変える言い方です。初めて対象を出すときは it を具体的な名詞へ置き換えます。日本語では目的語を省略しやすい一方、英語では「何を変えるか」を原則として言う点が大切です。
Please double it.
それを倍にするしてください。
We decided to double it.
私たちはそれを倍にすることにしました。
しゅみすけ(大山俊輔)
主要表現の意味・違い・使い分け
| 英語 | 中心イメージ | 相性のよい対象 |
|---|---|---|
| double it | 最も基本的で会話向き | the budget |
| multiply it by two | double A=Aを2倍にする | the budgetと相性がよい |
| make it twice as large | multiply A by two=計算として2を掛ける | the recipeと相性がよい |
| increase it to twice the size | make A twice as …=性質を2倍にする | the storageと相性がよい |
double A=Aを2倍にする
この表現は「変化後の状態」に焦点があります。途中の細かな手順よりも、最終的にその状態へ持っていくことを伝えたいときに使います。命令文でも依頼でも、目的語を置く位置は動詞の直後が基本です。
multiply A by two=計算として2を掛ける
こちらは場面がより限定されます。辞書の日本語訳が同じでも、英語では対象との自然な組み合わせ、つまりコロケーションが優先されます。迷ったときは、対象が人・物・数値・情報のどれかを確認しましょう。
make A twice as …=性質を2倍にする
三つ目は結果や程度を具体的に言いたいときに便利です。to、in、by などの前置詞を含む表現では、前置詞の後ろに「到達点・配置・変化量」が来ます。日本語の助詞と一対一で置き換えないことがポイントです。

文型と語順:make+目的語+状態だけに頼らない
「〜にする」を見ると make+目的語+形容詞を思い出します。これは正しい基本形ですが、英語には変化を一語で表す動詞も多くあります。double itのように動詞自体が「倍にする」を含むなら、重ねて make を置きません。たとえば make it double it のような重複は避けます。
代名詞 it / them を使うときは、何を指すかが直前の文脈で明確でなければなりません。複数の対象なら them、不可算の内容や一つの設定なら it が基本です。受け身にするなら It was … と結果状態を述べられますが、日常の依頼では能動態のほうが短く自然です。
日常・仕事で使える例文
- We need to double the budget.
「倍にする」という意図を、the budgetの場面で表した例です。 - Can you multiply the recipe by two?
「倍にする」という意図を、the recipeの場面で表した例です。 - Let’s make the storage twice as large.
「倍にする」という意図を、the storageの場面で表した例です。 - I want to increase the amount to twice the size.
「倍にする」という意図を、the amountの場面で表した例です。 - We need to double the budget.
「倍にする」という意図を、the budgetの場面で表した例です。 - Can you multiply the recipe by two?
「倍にする」という意図を、the recipeの場面で表した例です。 - Let’s make the storage twice as large.
「倍にする」という意図を、the storageの場面で表した例です。 - I want to increase the amount to twice the size.
「倍にする」という意図を、the amountの場面で表した例です。 - We need to double the budget.
「倍にする」という意図を、the budgetの場面で表した例です。 - Can you multiply the recipe by two?
「倍にする」という意図を、the recipeの場面で表した例です。 - Let’s make the storage twice as large.
「倍にする」という意図を、the storageの場面で表した例です。 - I want to increase the amount to twice the size.
「倍にする」という意図を、the amountの場面で表した例です。 - We need to double the budget.
「倍にする」という意図を、the budgetの場面で表した例です。 - Can you multiply the recipe by two?
「倍にする」という意図を、the recipeの場面で表した例です。
短い会話で確認
A: What should we do with the budget?
the budgetはどうしようか。
B: Let’s double the budget.
倍にするよう。
A: Do you mean multiply it by two?
multiply it by twoという意味?
B: Yes. That fits this situation better.
そう。この場面にはその言い方のほうが合うよ。
日本人が間違えやすいポイント
- there is を使わない:「〜にする」は存在ではなく、誰かが対象へ働きかける変化です。
- become と混同しない:主語自身が変わるなら become / get、誰かが変えるなら他動詞を選びます。
- make を万能語にしない:専用の動詞が自然なら、その動詞を一語で使います。
- 目的語を落としすぎない:英語では「何を」が聞き手に見えていないと不自然です。
- 直訳の正しさだけでなく、対象との組み合わせを確認します。
この表現が出てこないときの「しゅみすけ式」
難しい単語が出ないときは、make / put / keep+簡単な状態説明へほどきます。今回なら increase it to twice the size のように、「今とは違う状態にする」「その状態を保つ」「数や配置をこうする」と説明すれば伝わります。少し説明的でも、黙るよりずっと実用的です。
しゅみすけ(大山俊輔)
FAQ
Q. double it はどの場面でも使えますか?
基本表現として広く使えますが、対象や変化の方法が重要なら別表現が自然です。表の中心イメージで選んでください。
Q. make を使っても間違いではありませんか?
文法的に作れる場合はあります。ただし専用動詞のほうが短く、英語話者が状況をすぐ理解できます。
Q. it と them はどう選びますか?
一つの対象・設定・内容なら it、複数の物や人なら them を使います。対象名を最初に一度言うと明確です。
Q. 丁寧に頼むには?
Could you …? や Would you …? の後ろに動詞の原形を置きます。Pleaseだけより柔らかくできます。
時制・否定・主語を変えて使う
基本形を覚えたら、実際の会話に合わせて時制と主語を変えます。「これから倍にする」なら We’re going to double it.、「すでに倍にする」なら We’ve already double it. のように言えます。動詞の形は表現ごとに調整が必要ですが、「誰が変更を決め、何を変えたか」という骨組みは同じです。
否定では二つの意味を区別します。Don’t double it. は「倍にするないで」、We couldn’t double it. は「倍にすることができなかった」です。また「そのままにして」は Leave it as it is. と言えます。変更を止める指示は、反対語を無理に探すより、この簡単な表現が便利です。
依頼・提案・決定の言い方
- Could you double it?
倍にするてもらえますか。 - Why don’t we multiply it by two?
multiply it by twoするのはどうですか。 - We may need to make it twice as large.
make it twice as largeする必要があるかもしれません。 - I’d rather leave it as it is.
私はむしろ今のままにしておきたいです。
主語が人でない場合
日本語では担当者を言わず「設定が倍にすることになった」と表せます。英語でも担当者が重要でなければ、結果を主語にして It has been changed. と言えます。ただし、具体的な操作方法を説明する場面では We / I / you+動詞 の能動態のほうが分かりやすくなります。仕事の報告では「誰がしたか」を責める必要がない場合、受け身が穏やかに聞こえることもあります。
対象を言い換える練習
it を具体的な名詞へ交換する練習も有効です。画面の設定、資料、料金、写真、人の並びなど、対象が変わると自然な動詞も変わります。まず double it で意味を伝え、より具体的にしたいときだけ multiply it by two や make it twice as large へ切り替えましょう。一文にすべての情報を詰め込まず、「変更する対象」→「望む状態」の順で二文に分けても自然です。
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まとめ
「倍にする」の基本は double it。ただし、double A=Aを2倍にする、multiply A by two=計算として2を掛ける、make A twice as …=性質を2倍にするという違いがあります。日本語の「にする」だけを見ず、対象・方法・到達点を整理すると、自然な英語を選べます。









