
日本語の「ゼロにする」は便利ですが、英語では何を、どのような手段で、どの状態まで変えるかによって動詞が変わります。先に結論を言うと、最も広く使いやすいのは reduce it to zero です。ただし、作業そのものを言うのか、状態を保つのか、数値・配置・公開範囲などを変更するのかで、bring it down to zero、eliminate it、get rid of it completelyのほうが自然な場合があります。
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「ゼロにする」の基本は reduce it to zero
reduce it to zero は、話し手と聞き手が対象を共有できている場面で、その対象を目的の状態へ変える言い方です。初めて対象を出すときは it を具体的な名詞へ置き換えます。日本語では目的語を省略しやすい一方、英語では「何を変えるか」を原則として言う点が大切です。
Please reduce it to zero.
それをゼロにするしてください。
We decided to reduce it to zero.
私たちはそれをゼロにすることにしました。
しゅみすけ(大山俊輔)
主要表現の意味・違い・使い分け
| 英語 | 中心イメージ | 相性のよい対象 |
|---|---|---|
| reduce it to zero | 最も基本的で会話向き | the fee |
| bring it down to zero | reduce A to zero=数値をゼロまで下げる | the feeと相性がよい |
| eliminate it | bring A down to zero=段階的に下げる会話的表現 | the error rateと相性がよい |
| get rid of it completely | eliminate A=原因や問題そのものをなくす | the riskと相性がよい |
reduce A to zero=数値をゼロまで下げる
この表現は「変化後の状態」に焦点があります。途中の細かな手順よりも、最終的にその状態へ持っていくことを伝えたいときに使います。命令文でも依頼でも、目的語を置く位置は動詞の直後が基本です。
bring A down to zero=段階的に下げる会話的表現
こちらは場面がより限定されます。辞書の日本語訳が同じでも、英語では対象との自然な組み合わせ、つまりコロケーションが優先されます。迷ったときは、対象が人・物・数値・情報のどれかを確認しましょう。
eliminate A=原因や問題そのものをなくす
三つ目は結果や程度を具体的に言いたいときに便利です。to、in、by などの前置詞を含む表現では、前置詞の後ろに「到達点・配置・変化量」が来ます。日本語の助詞と一対一で置き換えないことがポイントです。

文型と語順:make+目的語+状態だけに頼らない
「〜にする」を見ると make+目的語+形容詞を思い出します。これは正しい基本形ですが、英語には変化を一語で表す動詞も多くあります。reduce it to zeroのように動詞自体が「ゼロにする」を含むなら、重ねて make を置きません。たとえば make it reduce it to zero のような重複は避けます。
代名詞 it / them を使うときは、何を指すかが直前の文脈で明確でなければなりません。複数の対象なら them、不可算の内容や一つの設定なら it が基本です。受け身にするなら It was … と結果状態を述べられますが、日常の依頼では能動態のほうが短く自然です。
日常・仕事で使える例文
- We need to reduce the fee to zero.
「ゼロにする」という意図を、the feeの場面で表した例です。 - Can you bring the error rate down to zero?
「ゼロにする」という意図を、the error rateの場面で表した例です。 - Let’s eliminate the risk.
「ゼロにする」という意図を、the riskの場面で表した例です。 - I want to get rid of the waiting time completely.
「ゼロにする」という意図を、the waiting timeの場面で表した例です。 - We need to reduce the fee to zero.
「ゼロにする」という意図を、the feeの場面で表した例です。 - Can you bring the error rate down to zero?
「ゼロにする」という意図を、the error rateの場面で表した例です。 - Let’s eliminate the risk.
「ゼロにする」という意図を、the riskの場面で表した例です。 - I want to get rid of the waiting time completely.
「ゼロにする」という意図を、the waiting timeの場面で表した例です。 - We need to reduce the fee to zero.
「ゼロにする」という意図を、the feeの場面で表した例です。 - Can you bring the error rate down to zero?
「ゼロにする」という意図を、the error rateの場面で表した例です。 - Let’s eliminate the risk.
「ゼロにする」という意図を、the riskの場面で表した例です。 - I want to get rid of the waiting time completely.
「ゼロにする」という意図を、the waiting timeの場面で表した例です。 - We need to reduce the fee to zero.
「ゼロにする」という意図を、the feeの場面で表した例です。 - Can you bring the error rate down to zero?
「ゼロにする」という意図を、the error rateの場面で表した例です。
短い会話で確認
A: What should we do with the fee?
the feeはどうしようか。
B: Let’s reduce the fee to zero.
ゼロにするよう。
A: Do you mean bring it down to zero?
bring it down to zeroという意味?
B: Yes. That fits this situation better.
そう。この場面にはその言い方のほうが合うよ。
日本人が間違えやすいポイント
- there is を使わない:「〜にする」は存在ではなく、誰かが対象へ働きかける変化です。
- become と混同しない:主語自身が変わるなら become / get、誰かが変えるなら他動詞を選びます。
- make を万能語にしない:専用の動詞が自然なら、その動詞を一語で使います。
- 目的語を落としすぎない:英語では「何を」が聞き手に見えていないと不自然です。
- 直訳の正しさだけでなく、対象との組み合わせを確認します。
この表現が出てこないときの「しゅみすけ式」
難しい単語が出ないときは、make / put / keep+簡単な状態説明へほどきます。今回なら get rid of it completely のように、「今とは違う状態にする」「その状態を保つ」「数や配置をこうする」と説明すれば伝わります。少し説明的でも、黙るよりずっと実用的です。
しゅみすけ(大山俊輔)
FAQ
Q. reduce it to zero はどの場面でも使えますか?
基本表現として広く使えますが、対象や変化の方法が重要なら別表現が自然です。表の中心イメージで選んでください。
Q. make を使っても間違いではありませんか?
文法的に作れる場合はあります。ただし専用動詞のほうが短く、英語話者が状況をすぐ理解できます。
Q. it と them はどう選びますか?
一つの対象・設定・内容なら it、複数の物や人なら them を使います。対象名を最初に一度言うと明確です。
Q. 丁寧に頼むには?
Could you …? や Would you …? の後ろに動詞の原形を置きます。Pleaseだけより柔らかくできます。
時制・否定・主語を変えて使う
基本形を覚えたら、実際の会話に合わせて時制と主語を変えます。「これからゼロにする」なら We’re going to reduce it to zero.、「すでにゼロにする」なら完了形を使えます。動詞の形は表現ごとに調整しますが、「誰が変更を決め、何を変えたか」という骨組みは同じです。
否定では二つの意味を区別します。Don’t reduce it to zero. は「ゼロにするないで」、We couldn’t reduce it to zero. は「ゼロにすることができなかった」です。「そのままにして」は Leave it as it is.。反対語を無理に探すより、この簡単な表現が便利です。
依頼・提案・決定の言い方
- Could you reduce it to zero?
ゼロにするてもらえますか。 - Why don’t we bring it down to zero?
bring it down to zeroするのはどうですか。 - We may need to eliminate it.
eliminate itする必要があるかもしれません。 - I’d rather leave it as it is.
私はむしろ今のままにしておきたいです。
主語が人でない場合
日本語では担当者を言わず「設定がゼロにすることになった」と表せます。英語でも担当者が重要でなければ、結果を主語にして It has been changed. と言えます。ただし操作方法の説明では We / I / you+動詞 の能動態が分かりやすくなります。仕事の報告では、誰がしたかを強調しない受け身が穏やかに聞こえることもあります。
対象を言い換える練習
it を具体的な名詞へ交換する練習も有効です。画面の設定、資料、料金、写真、人の並びなど、対象が変わると自然な動詞も変わります。まず reduce it to zero で意味を伝え、具体的にしたいときだけ bring it down to zero や eliminate it へ切り替えます。一文にすべてを詰め込まず、「変更する対象」→「望む状態」の順で二文に分けても自然です。
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まとめ
「ゼロにする」の基本は reduce it to zero。ただし、reduce A to zero=数値をゼロまで下げる、bring A down to zero=段階的に下げる会話的表現、eliminate A=原因や問題そのものをなくすという違いがあります。日本語の「にする」だけを見ず、対象・方法・到達点を整理すると、自然な英語を選べます。









