
サービス変更で不便になる、作業が面倒になる、場所が利用しにくくなる、以前より時間がかかる。英語は不便の具体的な中身を表すのが得意です。
しゅみすけ(大山俊輔)
Contents
「不便になる」の英語を先に整理
| 英語 | 中心の意味 | よく使う場面 |
|---|---|---|
| become inconvenient | 一般的に不便になる | 時間・場所・仕組み |
| make things harder | 手間や困難が増える | 手続き・作業 |
| be less accessible | 利用・到達しにくい | 場所・情報・サービス |
| take longer | 以前より時間がかかる | 移動・手続き |

使い勝手が悪くなる:become inconvenient
便利だったものが、変更などによって使いにくくなる一般的な表現です。
- The new schedule has become inconvenient.
新しい予定は不便になりました。 - Shopping became inconvenient after the store closed.
店が閉まり買い物が不便になりました。
人を主語にせず、状況や仕組みを主語にします。
作業が不便になる:make things harder
不便という抽象語を使わず、物事が難しくなった結果を伝える会話的表現です。
- The update made things harder.
更新で不便になりました。 - This rule makes travel harder.
この規則で旅行が不便になります。
何が誰にとって難しくなったかを続けると明確です。
アクセスしにくくなる:be less accessible
場所へ行きにくい、サービスや情報を利用しにくい不便さに使います。
- The station is less accessible now.
駅は今、以前より不便です。 - The service became less accessible to older users.
そのサービスは高齢者にとって利用しにくくなりました。
accessibility の観点を具体的に示せます。
時間面で不便になる:take longer
時間が増えたという結果を基本語で直接伝えます。
- The trip takes longer now.
今は移動が長くかかり不便です。 - It takes longer to complete the form.
フォーム記入に以前より時間がかかります。
不便の原因が時間なら、inconvenient より具体的です。
「不便になる」でよくある間違い
人を inconvenient にする
inconvenient は通常、物事や状況を説明します。
This schedule is inconvenient for me.
unuseful を使う
一般的には not useful / inconvenient を使います。
The new system is less useful.
不便の内容を説明しない
移動、時間、操作などを具体化すると自然です。
The new route takes thirty minutes longer.
しゅみすけ(大山俊輔)
時制と副詞で変化を詳しく表す
今まさに変化しているなら be getting / be becoming、変化が起きた結果なら has become を使います。少しずつなら gradually、急になら suddenly、以前より大きく変わったなら much や noticeably を添えると、変化の度合いまで伝えられます。
- The service is gradually becoming less convenient.
サービスが徐々に不便になっています。 - The building has become much less accessible.
建物はずっと利用しにくくなりました。 - The process now takes noticeably longer.
手続きは今、明らかに長くかかります。
この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】
中心表現が出てこないときは、変化の原因や結果を身近な単語で説明します。「前より〜」「今は〜できない」「〜について考えている」のような基本文型だけでも、十分に同じ内容を届けられます。
- It is harder to use now.
今は使うのが難しいです。 - I need more time than before.
以前より時間が必要です。 - I cannot get there easily now.
今は簡単にそこへ行けません。 - There are fewer services now.
今はサービスが減っています。
使いにくい、時間が必要、行きにくい、サービスが少ないと具体化すれば、不便を一語で訳す必要はありません。
しゅみすけ(大山俊輔)
ミニ会話で使ってみよう
A: How is the new system?
A:新しい仕組みはどう?
B: Honestly, it’s harder to use now.
B:正直、前より不便になったよ。
A: Can you still take the train?
A:今も電車を使える?
B: Yes, but the trip takes longer.
B:うん。でも時間がかかって不便になった。
ニュアンスをもう一段深く理解する
inconvenient は総合評価、harder は作業負担、less accessible は利用可能性、take longer は時間コストを表します。不便さを具体化すると、改善策についても話しやすくなります。
直訳の一語を探すより、誰のどんな状態が、何をきっかけにどう変わったかを整理することが大切です。英語では主語と変化の結果を具体的にすると、短い基本表現でも日本語以上に正確なニュアンスを伝えられます。
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「不便になる」を自分の会話で使うための確認ポイント
get と become はどう選ぶ?
get は日常会話でよく使われ、変化が身近で動きのある響きになります。become は少し整った表現で、説明文や変化の結果を客観的に述べる場面にも向いています。ただし、すべての表現を機械的に置き換えられるわけではありません。まずはこの記事の中心表現 become inconvenient を一つのまとまりとして覚え、慣れてから別の形へ広げましょう。
「だんだん」「急に」「以前より」を加える
日本語の「なる」には変化が含まれますが、英語では変化の進み方を副詞や比較表現で明示できます。gradually(徐々に)、suddenly(急に)、more than before(以前より)、not as … as before(以前ほど〜ではない)を使うと、暗記した例文を自分の状況に合わせやすくなります。
- It is gradually changing.
それは徐々に変化しています。 - It suddenly became different.
それは急に違う状態になりました。 - It is more noticeable than before.
以前より変化がはっきりしています。
原因を伝えるなら make を使う
「AによってBが不便になる」という因果関係は、make + 目的語 + 形容詞 や make + 目的語 + 動詞 で表せる場合があります。難しい変化動詞を思い出せなくても、This made it change.(これによって変わりました)を土台にし、何がどう変わったかを続ければ会話をつなげられます。
自分で英文を作る3ステップ
- 何が不便になるのか、主語を一つ決める。
- 物理的な変化か、感情・評価・状況の変化かを決める。
- 中心表現を選び、必要なら理由や以前との比較を一つ加える。
たとえば、まず短い現在形を作り、次に because…、when…、than before のどれかを加えます。一度に長い文を作ろうとせず、「変化」「理由」「比較」を一つずつ足すと、文法ミスを減らしながら具体的に話せます。
仕上げのセルフチェック
- 日本語の「不便になる」を一語で直訳しようとしていないか。
- 何が変化したのか、主語が明確になっているか。
- 変化の途中なのか、すでに変化した結果なのか。
- 相手や繊細な話題に配慮した言い方になっているか。
この4点を確認すれば、辞書で最初に見つけた単語をそのまま当てはめるのではなく、場面に合う英語を選べます。中心表現を覚えることと、基本語で言い換える力を両方持っておくことが、実際の会話でいちばん強い準備になります。
まとめ
「不便になる」は、一般的には become inconvenient、手間なら make things harder、利用しにくさなら be less accessible、時間なら take longer が自然です。









