「具体的にする」は英語で?make specific・clarify・flesh outの違い

「具体的にする」は英語で?make specific・clarify・flesh outの違い

日本語では一言で「具体的にする」と言えますが、英語では何を変えるのか、どの状態を目指すのかによって動詞が変わります。人・物・設定・制度のどれが対象かを先に考えると、直訳に引っ張られず自然な表現を選べます。

先に結論:「具体的にする」の基本表現

代表的な英語は make something more specificclarify somethingflesh out an idea or plan です。最初の表現を基本にしつつ、対象と場面に合わせて使い分けます。

英語 自然に使う場面
make something more specific 内容・条件を詳しく限定する
clarify something 曖昧な点をはっきりさせる
flesh out an idea or plan 骨組みだけの案へ詳細を加える

しゅみすけ(大山俊輔)

「具体的にする」という日本語だけを見て英単語を一つ決めるのではなく、「何を」「どう変えるか」を二つに分けて考えてください。対象が決まると、自然な動詞も見つけやすくなります。

make specific・clarify・flesh outの違い

make something more specific

内容・条件を詳しく限定するときに使います。広く使える基本表現で、会話ではまずこの形から組み立てると安全です。 名詞との自然な組み合わせごと覚えると、語順にも迷いにくくなります。

clarify something

曖昧な点をはっきりさせるときに使います。対象に合う専用動詞・決まり文句なので、仕事の指示でも短く明確に伝わります。 名詞との自然な組み合わせごと覚えると、語順にも迷いにくくなります。

flesh out an idea or plan

骨組みだけの案へ詳細を加えるときに使います。結果の状態や制度上の意味まで含めたいときに適した表現です。 名詞との自然な組み合わせごと覚えると、語順にも迷いにくくなります。

具体的にするときの英語を対象別に使い分ける解説図

文型・語順と主語の考え方

make + 目的語 + 形容詞を使う場合は、変える対象をmakeの直後、結果の状態をその後ろに置きます。専用動詞では、多くの場合動詞 + 対象です。日本語の語順をそのまま英語へ移さず、「働きかける人や原因→動詞→変わる対象」の順で組み立てます。

主語は人だけとは限りません。This change …The new setting …More data … のように、変化を起こす物・設定・情報も主語にできます。誰が操作したかより結果を伝えたい場合は、受け身や状態を表す形容詞も自然です。

よく使うコロケーション

  • make something more specific:内容・条件を詳しく限定する
  • clarify something:曖昧な点をはっきりさせる
  • flesh out an idea or plan:骨組みだけの案へ詳細を加える
  • make it more …:今よりもっと〜にする
  • keep it …:変えた状態をそのまま保つ
  • change it back:後で元の状態に戻す

日常・仕事で使える例文

  • Can you make the proposal more specific?
    提案をもっと具体的にできますか。
  • Let me clarify what I mean.
    私の言いたいことを具体的にはっきりさせます。
  • We need to flesh out the plan.
    計画を具体化する必要があります。
  • Please give me a specific example.
    具体例を挙げてください。
  • I clarified the deadline and budget.
    締切と予算を明確にしました。
  • Let’s add dates and names to the outline.
    概要に日付と名前を加えましょう。
  • What exactly do you want?
    具体的に何が欲しいですか。
  • Tell me who, when, and where.
    誰が、いつ、どこでか教えてください。
  • We turned the idea into clear steps.
    アイデアを明確な手順にしました。

短い会話例

A: Can we change this?
B: Yes. I’ll make something more specific today.
A:これを変更できますか。
B:はい。今日、具体的にするようにします。

A: Is this permanent?
B: No. We can change it back later.
A:これはずっとこのままですか。
B:いいえ。後で元へ戻せます。

日本人が間違えやすい言い方

何でもmakeに固定しない

make it …は便利ですが、機能・契約・データ・手順などでは専用動詞のほうが自然です。make型で意味を作ったあと、よく使われる動詞へ置き換えると会話を止めずに精度を上げられます。

「〜にする」と「〜になる」を区別する

自分や誰かが状態を変えるのが「〜にする」、主語自身が変化するのが「〜になる」です。英語では他動詞と自動詞、能動態と受動態が変わるため、変化を起こす主体が文にあるか確認してください。

結果状態だけならbeでよい

変更動作ではなく、すでにその状態だと伝えるだけならbe動詞や形容詞で十分なことがあります。誰が変えたかを無理に加えず、検索者が実際に言いたい場面に合わせます。

この英語が出てこなかったら?【しゅみすけ式】

専用動詞を思い出せないときは、難しい一語を探し続けず、変化前と変化後を簡単な英語で説明します。change itmake it …turn it on / offuse the same …など、中学英語の組み合わせでも目的は伝えられます。

  • What exactly do you want?
    具体的に何が欲しいですか。
  • Tell me who, when, and where.
    誰が、いつ、どこでか教えてください。
  • We turned the idea into clear steps.
    アイデアを明確な手順にしました。

しゅみすけ(大山俊輔)

正しい専門用語が出てこなくても、そこで会話を止めなくて大丈夫です。「今はこうです」「こう変えたいです」と短い二文に分ければ、知っている基本語だけでも十分に伝えられます。

表現を選ぶ5つの手順

  1. 何を具体的にするのか具体的な名詞にする
  2. 変化させる動作か、変更後の状態かを決める
  3. まずmake・change・turnなど基本語で文を作る
  4. 対象に合う専用動詞があれば置き換える
  5. 期限・程度・基準を必要に応じて足す

この順番なら、最初から完璧な訳語を探して黙ってしまうことがありません。仕事では特に、変更対象・期限・変更後の状態まで一緒に言うと、指示の行き違いを防げます。

対象別にもう一段詳しく使い分ける

make something more specificを選ぶ判断基準

内容・条件を詳しく限定する場面では、make something more specificが中心です。日常会話では、まず対象を具体的な名詞にしてからこの形を置くと、直訳調になりにくくなります。 「少し」「もっと」「完全に」を加える場合も、対象と結果の関係が崩れない位置へ置きます。

clarify somethingを選ぶ判断基準

曖昧な点をはっきりさせる場面では、clarify somethingが中心です。似た表現と迷ったら、変更する動作そのものを言いたいのか、変更後の状態や効力まで言いたいのかを確認してください。 「少し」「もっと」「完全に」を加える場合も、対象と結果の関係が崩れない位置へ置きます。

flesh out an idea or planを選ぶ判断基準

骨組みだけの案へ詳細を加える場面では、flesh out an idea or planが中心です。似た表現と迷ったら、変更する動作そのものを言いたいのか、変更後の状態や効力まで言いたいのかを確認してください。 「少し」「もっと」「完全に」を加える場合も、対象と結果の関係が崩れない位置へ置きます。

程度・期限・条件まで伝える

実際の会話では「具体的にする」だけで終わらず、どの程度変えるか、いつまで続けるか、誰に合わせるかも重要です。a littleは「少し」、moreや比較級は「もっと」、completelyは「完全に」を表します。期限ならfor nowuntil Friday、条件ならif necessaryfor new usersなどを後ろへ足せます。

  • Can you change it a little?
    少し変えてもらえますか。
  • We need to make it better for new users.
    新しい利用者向けにもっとよくする必要があります。
  • Let’s keep it this way for now.
    当面はこの状態にしておきましょう。
  • We can change it back if necessary.
    必要なら元へ戻せます。
  • Please check the result before you save it.
    保存前に変更後の状態を確認してください。

変更後を確認する自然なフレーズ

英語の指示では、変更を頼む文と確認する文を分けると誤解を防げます。Does this look right?Is this what you wanted?Does this work for you?は、見た目・希望・実用性をそれぞれ確かめる基本表現です。「具体的にする」という専門語が出なくても、この確認まで言えれば会話として十分に機能します。

  • Does this look right now?
    これで見た目は合っていますか。
  • Is this what you wanted?
    ご希望どおりですか。
  • Does this work for everyone?
    これは全員にとって問題なく使えますか。

関連する「○○にする」表現

FAQ

どの表現がいちばん日常会話向きですか?

具体的な対象を置いた簡単なmake型やchange型が使いやすいです。ただし、設定画面や仕事で頻出する対象は専用動詞も覚えると短く自然になります。

「もっと具体的にする」はどう言いますか?

moreや比較級を使い、必要ならthan beforefor beginnersなど基準を足します。単にmoreを置くより、誰にとって・何と比べてかを示すと明確です。

受け身にできますか?

できます。変更した人より結果を重視する場合に自然です。ただし、状態を表す形容詞だけで言うほうが簡潔なこともあります。

関連表現をまとめて比べたい方は、伝え方・情報を分かりやすくする英語まとめもご覧ください。

まとめ

「具体的にする」は一語に固定せず、make something more specificclarify somethingflesh out an idea or planを対象別に使い分けます。難しい英語が出なければ、基本語で変化前と変化後を説明しましょう。

関連記事:「○○にする」は英語で?make・keep・turn・set・put一覧

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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