
日本語では一言で「正確にする」と言えますが、英語では何を変えるのか、どの状態を目指すのかによって動詞が変わります。人・物・設定・制度のどれが対象かを先に考えると、直訳に引っ張られず自然な表現を選べます。
Contents
先に結論:「正確にする」の基本表現
代表的な英語は make something more accurate、correct an error、refine a plan or wording です。最初の表現を基本にしつつ、対象と場面に合わせて使い分けます。
| 英語 | 自然に使う場面 |
|---|---|
| make something more accurate | 情報・数字・予測を事実に近づける |
| correct an error | すでに存在する明確な間違いを直す |
| refine a plan or wording | 案・方法・表現を細かく調整して精度を上げる |
しゅみすけ(大山俊輔)
make accurate・correct・refineの違い
make something more accurate
情報・数字・予測を事実に近づけるときに使います。広く使える基本表現で、会話ではまずこの形から組み立てると安全です。 名詞との自然な組み合わせごと覚えると、語順にも迷いにくくなります。
correct an error
すでに存在する明確な間違いを直すときに使います。対象に合う専用動詞・決まり文句なので、仕事の指示でも短く明確に伝わります。 名詞との自然な組み合わせごと覚えると、語順にも迷いにくくなります。
refine a plan or wording
案・方法・表現を細かく調整して精度を上げるときに使います。結果の状態や制度上の意味まで含めたいときに適した表現です。 名詞との自然な組み合わせごと覚えると、語順にも迷いにくくなります。

文型・語順と主語の考え方
make + 目的語 + 形容詞を使う場合は、変える対象をmakeの直後、結果の状態をその後ろに置きます。専用動詞では、多くの場合動詞 + 対象です。日本語の語順をそのまま英語へ移さず、「働きかける人や原因→動詞→変わる対象」の順で組み立てます。
主語は人だけとは限りません。This change …、The new setting …、More data … のように、変化を起こす物・設定・情報も主語にできます。誰が操作したかより結果を伝えたい場合は、受け身や状態を表す形容詞も自然です。
よく使うコロケーション
- make something more accurate:情報・数字・予測を事実に近づける
- correct an error:すでに存在する明確な間違いを直す
- refine a plan or wording:案・方法・表現を細かく調整して精度を上げる
- make it more …:今よりもっと〜にする
- keep it …:変えた状態をそのまま保つ
- change it back:後で元の状態に戻す
日常・仕事で使える例文
- We need to make the estimate more accurate.
見積もりをもっと正確にする必要があります。 - I corrected the date in the report.
報告書の日付を訂正しました。 - Let’s refine the wording before we send it.
送る前に表現をより正確に整えましょう。 - More data will improve the accuracy of the forecast.
データが増えると予測の正確さが上がります。 - Can you correct these numbers?
この数字を直してもらえますか。 - We refined the process after the test.
テスト後に手順の精度を上げました。 - I checked the name twice.
名前を2回確認しました。 - Please use the exact figure.
正確な数値を使ってください。 - This version is closer to what we mean.
この版のほうが私たちの意図に近いです。
短い会話例
A: Can we change this?
B: Yes. I’ll make something more accurate today.
A:これを変更できますか。
B:はい。今日、正確にするようにします。
A: Is this permanent?
B: No. We can change it back later.
A:これはずっとこのままですか。
B:いいえ。後で元へ戻せます。
日本人が間違えやすい言い方
何でもmakeに固定しない
make it …は便利ですが、機能・契約・データ・手順などでは専用動詞のほうが自然です。make型で意味を作ったあと、よく使われる動詞へ置き換えると会話を止めずに精度を上げられます。
「〜にする」と「〜になる」を区別する
自分や誰かが状態を変えるのが「〜にする」、主語自身が変化するのが「〜になる」です。英語では他動詞と自動詞、能動態と受動態が変わるため、変化を起こす主体が文にあるか確認してください。
結果状態だけならbeでよい
変更動作ではなく、すでにその状態だと伝えるだけならbe動詞や形容詞で十分なことがあります。誰が変えたかを無理に加えず、検索者が実際に言いたい場面に合わせます。
この英語が出てこなかったら?【しゅみすけ式】
専用動詞を思い出せないときは、難しい一語を探し続けず、変化前と変化後を簡単な英語で説明します。change it、make it …、turn it on / off、use the same …など、中学英語の組み合わせでも目的は伝えられます。
- I checked the name twice.
名前を2回確認しました。 - Please use the exact figure.
正確な数値を使ってください。 - This version is closer to what we mean.
この版のほうが私たちの意図に近いです。
しゅみすけ(大山俊輔)
表現を選ぶ5つの手順
- 何を正確にするのか具体的な名詞にする
- 変化させる動作か、変更後の状態かを決める
- まずmake・change・turnなど基本語で文を作る
- 対象に合う専用動詞があれば置き換える
- 期限・程度・基準を必要に応じて足す
この順番なら、最初から完璧な訳語を探して黙ってしまうことがありません。仕事では特に、変更対象・期限・変更後の状態まで一緒に言うと、指示の行き違いを防げます。
対象別にもう一段詳しく使い分ける
make something more accurateを選ぶ判断基準
情報・数字・予測を事実に近づける場面では、make something more accurateが中心です。日常会話では、まず対象を具体的な名詞にしてからこの形を置くと、直訳調になりにくくなります。 「少し」「もっと」「完全に」を加える場合も、対象と結果の関係が崩れない位置へ置きます。
correct an errorを選ぶ判断基準
すでに存在する明確な間違いを直す場面では、correct an errorが中心です。似た表現と迷ったら、変更する動作そのものを言いたいのか、変更後の状態や効力まで言いたいのかを確認してください。 「少し」「もっと」「完全に」を加える場合も、対象と結果の関係が崩れない位置へ置きます。
refine a plan or wordingを選ぶ判断基準
案・方法・表現を細かく調整して精度を上げる場面では、refine a plan or wordingが中心です。似た表現と迷ったら、変更する動作そのものを言いたいのか、変更後の状態や効力まで言いたいのかを確認してください。 「少し」「もっと」「完全に」を加える場合も、対象と結果の関係が崩れない位置へ置きます。
程度・期限・条件まで伝える
実際の会話では「正確にする」だけで終わらず、どの程度変えるか、いつまで続けるか、誰に合わせるかも重要です。a littleは「少し」、moreや比較級は「もっと」、completelyは「完全に」を表します。期限ならfor now、until Friday、条件ならif necessary、for new usersなどを後ろへ足せます。
- Can you change it a little?
少し変えてもらえますか。 - We need to make it better for new users.
新しい利用者向けにもっとよくする必要があります。 - Let’s keep it this way for now.
当面はこの状態にしておきましょう。 - We can change it back if necessary.
必要なら元へ戻せます。 - Please check the result before you save it.
保存前に変更後の状態を確認してください。
変更後を確認する自然なフレーズ
英語の指示では、変更を頼む文と確認する文を分けると誤解を防げます。Does this look right?、Is this what you wanted?、Does this work for you?は、見た目・希望・実用性をそれぞれ確かめる基本表現です。「正確にする」という専門語が出なくても、この確認まで言えれば会話として十分に機能します。
- Does this look right now?
これで見た目は合っていますか。 - Is this what you wanted?
ご希望どおりですか。 - Does this work for everyone?
これは全員にとって問題なく使えますか。
関連する「○○にする」表現
FAQ
どの表現がいちばん日常会話向きですか?
具体的な対象を置いた簡単なmake型やchange型が使いやすいです。ただし、設定画面や仕事で頻出する対象は専用動詞も覚えると短く自然になります。
「もっと正確にする」はどう言いますか?
moreや比較級を使い、必要ならthan beforeやfor beginnersなど基準を足します。単にmoreを置くより、誰にとって・何と比べてかを示すと明確です。
受け身にできますか?
できます。変更した人より結果を重視する場合に自然です。ただし、状態を表す形容詞だけで言うほうが簡潔なこともあります。
関連表現をまとめて比べたい方は、伝え方・情報を分かりやすくする英語まとめもご覧ください。
まとめ
「正確にする」は一語に固定せず、make something more accurate、correct an error、refine a plan or wordingを対象別に使い分けます。難しい英語が出なければ、基本語で変化前と変化後を説明しましょう。









