
日本語の「見やすくする」は便利ですが、英語では何をどのような状態へ変えるかによって動詞が変わります。見た目を調整するのか、機能を切り替えるのか、制度上の効力を変えるのかを先に決めると、自然な英語を選びやすくなります。
Contents
先に結論:「見やすくする」の基本表現
まず覚えたいのは make it easier to see です。ただし、場面によって make it easier to read、improve visibility が自然です。「日本語一語=英語一語」と固定せず、変える対象と変化後の状態を見ます。
| 英語 | 自然に使う場面 |
|---|---|
| make it easier to see | 物や標識を視覚的に見つけやすくする |
| make it easier to read | 文字・文章・画面を読み取りやすくする |
| improve visibility | 配置・色・明るさを調整して視認性を高める |
しゅみすけ(大山俊輔)
3つの表現はどう違う?
make it easier to see
物や標識を視覚的に見つけやすくするときの中心表現です。makeを使う場合は、make+目的語+形容詞の順に置きます。日本語の助詞「を」に当たる対象を先に置き、その後ろで結果の状態を示します。
make it easier to read
文字・文章・画面を読み取りやすくする場面に合います。専用動詞を使うと、変化の種類まで一語で示せるため、仕事の指示や設定画面でも簡潔です。
improve visibility
配置・色・明るさを調整して視認性を高めるときに使います。似た訳語でも対象との自然な組み合わせが違うので、名詞とのセットで覚えましょう。

文型と語順:何をどんな状態にするか
make型では make + 対象 + 状態 が基本です。日本語では「もっと」「少し」「一時的に」などを自由に挟めますが、英語では比較級や副詞を状態語の近くに置きます。専用動詞を使う場合は、動詞の直後に対象を置くのが基本です。
- make + it + adjective:それを〜な状態にする
- make it easier to see:最も基本的な組み合わせ
- make it easier to read:対象に合う専用表現
- improve visibility:別の検索意図・文脈に合う表現
「する人」を主語にするだけでなく、原因となる物を主語にできる点も大切です。たとえば This change makes … のように言えば、「この変更によって〜になる」という因果関係を短く表せます。
日常・仕事で使える例文
- Can you make the sign easier to see?
その標識をもっと見やすくできますか。 - I made the text easier to read.
文字を読みやすくしました。 - We need to improve visibility on this page.
このページの視認性を高める必要があります。 - Make the chart bigger so it is easier to see.
グラフを見やすくするために大きくしてください。 - I changed the font to make the email easier to read.
メールを読みやすくするためにフォントを変えました。 - The new lighting improves visibility at night.
新しい照明で夜間の視認性が上がります。 - Could we use a darker color?
もっと濃い色にできますか。 - I moved the button to the top.
ボタンを上へ移しました。 - This layout is much easier on the eyes.
この配置はずっと目に優しく見やすいです。
短い会話で確認しよう
A: Can we make it easier to see?
B: Yes. I’ll change it today.
A:見やすくすることはできますか。
B:はい。今日変更します。
A: Which expression should we use?
B: It depends on what we are changing.
A:どの表現を使えばいいですか。
B:何を変えるかによります。
日本人が間違えやすいポイント
何でもmakeにしない
make it … は幅広く通じますが、設定・契約・データなどには専用動詞のほうが自然です。特に仕事では、対象に合う動詞を使うと指示が明確になります。
「状態」と「動作」を混ぜない
「〜にする」は変化を起こす表現です。一方、「〜である」「〜になっている」は結果状態です。自分が変更するなら能動形、変更済みの状態を伝えるなら be + 過去分詞 や形容詞を選びます。
比較の基準を省きすぎない
「もっと見やすくする」なら more や比較級を使います。何と比べているかが不明確なときは than before、for beginners などを足すと伝わりやすくなります。
この英語が出てこなかったら?【しゅみすけ式】
難しい専用動詞が出てこないときは、make it + 簡単な形容詞、turn it on / off、change it so … のように分解します。少し説明的でも、相手が状況を想像できれば十分に伝わります。
- Could we use a darker color?
もっと濃い色にできますか。 - I moved the button to the top.
ボタンを上へ移しました。 - This layout is much easier on the eyes.
この配置はずっと目に優しく見やすいです。
しゅみすけ(大山俊輔)
場面に合う表現を選ぶ手順
- 何を見やすくするのかを決める
- 見た目・機能・制度・人の印象など、変化の種類を決める
- まず簡単なmake型で文を作る
- 対象に合う専用動詞があれば置き換える
- 変更後の状態を相手と確認する
この順なら、難しい単語を先に探して止まることがありません。会話では簡単な文を先に言い、必要なら後から理由や条件を足すのが実用的です。
「見やすくする」を対象別に深掘り
文字はread、標識や物はsee
日本語ではどちらも「見やすい」ですが、文字や文章は読んで理解するため、easier to readが自然です。一方、遠くの標識、暗い場所の物、画面上の小さなボタンなどは、視界に入りやすくする意味でeasier to seeを使います。対象が文字でも、文字そのものではなく色や位置の「見つけやすさ」を話すならseeが使えるため、何を改善したいかまで考えましょう。
visibilityは「見える条件」全体
improve visibilityは、フォント一つを直すというより、照明・コントラスト・配置・天候対策などを通じて視認性全体を高める表現です。道路、店舗、ウェブサイト、作業現場などでよく使われます。increase visibilityは認知度を高める意味にもなるため、文脈に注意してください。
- Use a larger font to make the instructions easier to read.
説明を読みやすくするため、もっと大きなフォントを使ってください。 - Move the sign closer so it is easier to see.
標識を見やすくするため、もっと近くへ移してください。 - Better contrast will improve visibility.
コントラストを上げると視認性がよくなります。 - Can you show the key number at the top?
重要な数字を上に表示できますか。
関連する「○○にする」表現
FAQ
make it 見やすくするの直訳で通じますか?
make型で自然な場面は多いですが、日本語をそのまま形容詞に置き換えられない場合もあります。この記事の比較表のように、対象に合う英語を選んでください。
専用動詞とmake型はどちらを優先しますか?
初心者はmake型で意味を組み立てて構いません。ただし、設定・手続き・データなど、よく使う対象では専用動詞を一つずつ覚えると自然で短い英語になります。
受け身でも使えますか?
はい。誰が変更したかより結果を重視するときは受け身が自然です。ただし、会話では状態を表す形容詞だけで言うほうが簡単な場合もあります。
関連表現をまとめて比べたい方は、伝え方・情報を分かりやすくする英語まとめもご覧ください。
まとめ
「見やすくする」は、基本の make it easier to see に加え、make it easier to read と improve visibility を対象別に使い分けます。英語が出ないときは、簡単な語で変化前と変化後を説明しましょう。
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