
「覚えやすくする」を英語にするとき、最初に思いつきやすいのはmake it easier to rememberです。ただし日本語の一言には、対象の状態を変える場合と、具体的な操作をする場合が含まれます。英語では「何を」「どの点で」覚えやすくするのかを決めると、自然な動詞が選べます。
easy to rememberは「記憶の負担が小さい」、memorableは「印象が強く忘れにくい」です。電話番号を短く区切るのは前者、広告の言葉を印象的にするのは後者です。
Contents
先に結論:「覚えやすくする」の英語を使い分ける
| 表現 | 中心の使い方 |
|---|---|
| make it easier to remember | 情報の形を記憶しやすく変える |
| make it memorable | 強い印象を残す |
| use a mnemonic | 語呂合わせや頭文字を使う |
| stick in your mind | 自然に頭に残る |
迷ったときはmake it easier to rememberから組み立てて構いません。その後、対象に合う専用表現へ置き換えると、より自然で具体的になります。
しゅみすけ(大山俊輔)
基本の語順と主語の考え方
make+物+easier to remember が基本です。rememberの目的語はmakeの直後へ移動しているため、make easier to remember itとはしません。人を主語にしてI can remember it more easily.と言い換えることもできます。
- We changed it to make it easier to remember.
私たちは覚えやすくするために、それを変更しました。 - This small change made a big difference.
この小さな変更が大きな違いを生みました。 - Can we make it better without changing the original meaning?
元の意味を変えずに改善できますか。
場面別の表現とニュアンス
make it easier to remember:情報の形を記憶しやすく変える
最も広く使える基本表現です。対象と変化後の状態をそのまま示せるので、専門語が出てこないときにも役立ちます。
- We shortened the name to make it easier to remember.
覚えやすくするため、名前を短くしました。 - Can we make it easier to remember for beginners?
初心者にも覚えやすくすることはできますか。
make it memorable:強い印象を残す
対象や目的がはっきりしているときに使うと、基本表現より短く具体的になります。
- A simple story can make the message more memorable.
簡単な物語にするとメッセージが印象に残りやすくなります。 - I chose this approach because it fits the situation better.
状況により合うため、この方法を選びました。
use a mnemonic:語呂合わせや頭文字を使う
対象や目的がはっきりしているときに使うと、基本表現より短く具体的になります。
- I use a mnemonic to remember the order.
順番を覚えるために語呂合わせを使います。 - I chose this approach because it fits the situation better.
状況により合うため、この方法を選びました。
stick in your mind:自然に頭に残る
対象や目的がはっきりしているときに使うと、基本表現より短く具体的になります。
- The rhythm helps the phrase stick in your mind.
そのリズムのおかげでフレーズが頭に残ります。 - I chose this approach because it fits the situation better.
状況により合うため、この方法を選びました。

makeを使う表現と専用動詞の違い
make+目的語+形容詞・比較級は、変化後の状態に焦点を当てます。一方、専用動詞は「何をしたか」まで一語に含めます。会話ではmakeの形が分かりやすく、仕事の報告や指示では具体的な動詞のほうが行動を共有しやすい傾向があります。
| 言いたいこと | 組み立て方 |
|---|---|
| 結果の状態を伝える | make+対象+状態 |
| 具体的な作業を伝える | 対象に合う専用動詞+対象 |
| 状態を維持する | keep+対象+状態 |
| 必要に応じて変更できるようにする | allow / let+人+動詞 |
日常・仕事で使える追加例文
- I changed a few things to make it easier to remember.
覚えやすくするため、いくつか変更しました。 - We need to think about people using it for the first time.
初めて使う人のことも考える必要があります。 - Could you show me a simpler version?
もっと簡単な版を見せてもらえますか。 - I’d like to keep the original idea.
元の考え方は残したいです。 - Let’s test it before we make a final decision.
最終決定の前に試してみましょう。 - That version works better for me.
私にはその版のほうが使いやすいです。
短い会話例
A: Some people are having trouble with this.
これで困っている人がいるみたい。
B: What exactly is difficult?
具体的にどこが難しいの?
A: The current version takes too much effort.
今の版は少し負担が大きいんだ。
B: I’ll change it to make it easier to remember.
覚えやすくするように変えてみるよ。
A: Great. Please keep the important parts.
いいね。大事な部分は残してね。
日本人が間違えやすい言い方
make me remember it easilyに注意
文法的には作れても「私に覚えさせる」という強制の響きが出ます。情報自体を変えるならmake it easier to rememberが自然です。
memory wordに注意
「覚えやすい単語」の直訳にはなりません。an easy word to rememberと言います。
対象を置かずにmakeだけで終えない
makeの後ろには「変える対象」が必要です。make it …、make the process …のように、目的語を明示してから結果状態を続けます。
しゅみすけ(大山俊輔)
この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】
本題の表現が出てこないときは、「どこをどう変えるか」を中学英語に分解します。
- Make it short.
短くしてください。 - Use the first letters.
最初の文字を使ってください。 - Connect it to a picture.
絵と結びつけてください。
難しい単語を避けても、変える箇所と望む結果が分かれば、相手は具体的に動けます。これがしゅみすけ式の狙いです。
FAQ
makeを使えばいつでも通じますか?
基本的には通じます。ただし、目的語と変化後の状態を省かないことが大切です。対象に合う専用動詞が分かる場合は、そちらのほうが短く正確です。
moreとeasierはどう使い分けますか?
形容詞の比較級がある場合はeasier、flexibleやreadableのようにmoreを取る語はmore flexible / more readableとします。
誰にとっての変化かを加えるには?
for beginners、for customers、for meのようにfor+人を添えます。
関連表現をまとめて比べたい方は、伝え方・情報を分かりやすくする英語まとめもご覧ください。
まとめ
「覚えやすくする」の基本はmake it easier to rememberです。ただし、対象や目的に応じてmake it memorable、use a mnemonic、stick in your mindを使い分けると自然です。訳語を一つ暗記するのではなく、「対象」「変える点」「望む結果」の三つに分けて考えましょう。
「〜にする」全体の使い分けは、「○○にする」は英語で?make・keep・turn・set・put一覧で確認できます。









