
「聞きやすくする」を英語にするとき、最初に思いつきやすいのはmake it easier to hearです。ただし日本語の一言には、対象の状態を変える場合と、具体的な操作をする場合が含まれます。英語では「何を」「どの点で」聞きやすくするのかを決めると、自然な動詞が選べます。
「聞きやすい」は、声が大きい、発音が明瞭、速度が適切、雑音が少ないなど複数の条件を含みます。英語では原因まで言うと、相手が取るべき行動も明確になります。
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先に結論:「聞きやすくする」の英語を使い分ける
| 表現 | 中心の使い方 |
|---|---|
| make it easier to hear | 声や録音を「聞き取れる状態」にする |
| speak more clearly / slowly | 話し方そのものを変える |
| improve the sound quality | ノイズや音質を改善する |
| turn up the volume | 音量だけを上げる |
迷ったときはmake it easier to hearから組み立てて構いません。その後、対象に合う専用表現へ置き換えると、より自然で具体的になります。
しゅみすけ(大山俊輔)
基本の語順と主語の考え方
make+人・音声+easier to hear。人を目的語にして make her easier to hear とも、録音を目的語にして make the recording easier to hear とも言えます。話者への依頼なら speak clearly、機器の操作なら turn up、編集なら remove noise のように主語と動作を合わせます。
- We changed it to make it easier to hear.
私たちは聞きやすくするために、それを変更しました。 - This small change made a big difference.
この小さな変更が大きな違いを生みました。 - Can we make it better without changing the original meaning?
元の意味を変えずに改善できますか。
場面別の表現とニュアンス
make it easier to hear:声や録音を「聞き取れる状態」にする
最も広く使える基本表現です。対象と変化後の状態をそのまま示せるので、専門語が出てこないときにも役立ちます。
- We moved the microphone closer to make her easier to hear.
彼女の声を聞き取りやすくするため、マイクを近づけました。 - Can we make it easier to hear for beginners?
初心者にも聞きやすくすることはできますか。
speak more clearly / slowly:話し方そのものを変える
対象や目的がはっきりしているときに使うと、基本表現より短く具体的になります。
- Could you speak a little more slowly and clearly?
もう少しゆっくり、はっきり話してもらえますか。 - I chose this approach because it fits the situation better.
状況により合うため、この方法を選びました。
improve the sound quality:ノイズや音質を改善する
対象や目的がはっきりしているときに使うと、基本表現より短く具体的になります。
- We removed the background noise to improve the sound quality.
音質を良くするため、背景の雑音を取り除きました。 - I chose this approach because it fits the situation better.
状況により合うため、この方法を選びました。
turn up the volume:音量だけを上げる
対象や目的がはっきりしているときに使うと、基本表現より短く具体的になります。
- Can you turn up the volume a little?
音量を少し上げてもらえますか。 - I chose this approach because it fits the situation better.
状況により合うため、この方法を選びました。

makeを使う表現と専用動詞の違い
make+目的語+形容詞・比較級は、変化後の状態に焦点を当てます。一方、専用動詞は「何をしたか」まで一語に含めます。会話ではmakeの形が分かりやすく、仕事の報告や指示では具体的な動詞のほうが行動を共有しやすい傾向があります。
| 言いたいこと | 組み立て方 |
|---|---|
| 結果の状態を伝える | make+対象+状態 |
| 具体的な作業を伝える | 対象に合う専用動詞+対象 |
| 状態を維持する | keep+対象+状態 |
| 必要に応じて変更できるようにする | allow / let+人+動詞 |
日常・仕事で使える追加例文
- I changed a few things to make it easier to hear.
聞きやすくするため、いくつか変更しました。 - We need to think about people using it for the first time.
初めて使う人のことも考える必要があります。 - Could you show me a simpler version?
もっと簡単な版を見せてもらえますか。 - I’d like to keep the original idea.
元の考え方は残したいです。 - Let’s test it before we make a final decision.
最終決定の前に試してみましょう。 - That version works better for me.
私にはその版のほうが使いやすいです。
短い会話例
A: Some people are having trouble with this.
これで困っている人がいるみたい。
B: What exactly is difficult?
具体的にどこが難しいの?
A: The current version takes too much effort.
今の版は少し負担が大きいんだ。
B: I’ll change it to make it easier to hear.
聞きやすくするように変えてみるよ。
A: Great. Please keep the important parts.
いいね。大事な部分は残してね。
日本人が間違えやすい言い方
make it easy to listenに注意
listenは意識して耳を傾ける動作です。単に音が聞き取れるならhearが自然です。
Speak loudly.に注意
大声が必要とは限りません。発音や速度の問題ならSpeak more clearly / slowly.が適切です。
対象を置かずにmakeだけで終えない
makeの後ろには「変える対象」が必要です。make it …、make the process …のように、目的語を明示してから結果状態を続けます。
しゅみすけ(大山俊輔)
この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】
本題の表現が出てこないときは、「どこをどう変えるか」を中学英語に分解します。
- Please speak more slowly.
もう少しゆっくり話してください。 - I can’t hear you well.
よく聞こえません。 - There’s too much noise.
雑音が多すぎます。
難しい単語を避けても、変える箇所と望む結果が分かれば、相手は具体的に動けます。これがしゅみすけ式の狙いです。
FAQ
makeを使えばいつでも通じますか?
基本的には通じます。ただし、目的語と変化後の状態を省かないことが大切です。対象に合う専用動詞が分かる場合は、そちらのほうが短く正確です。
moreとeasierはどう使い分けますか?
形容詞の比較級がある場合はeasier、flexibleやreadableのようにmoreを取る語はmore flexible / more readableとします。
誰にとっての変化かを加えるには?
for beginners、for customers、for meのようにfor+人を添えます。
関連表現をまとめて比べたい方は、伝え方・情報を分かりやすくする英語まとめもご覧ください。
まとめ
「聞きやすくする」の基本はmake it easier to hearです。ただし、対象や目的に応じてspeak more clearly / slowly、improve the sound quality、turn up the volumeを使い分けると自然です。訳語を一つ暗記するのではなく、「対象」「変える点」「望む結果」の三つに分けて考えましょう。
「〜にする」全体の使い分けは、「○○にする」は英語で?make・keep・turn・set・put一覧で確認できます。









