
椅子を一列にする、人を一列に並ばせる、商品を棚に一列にする。日本語では同じ「一列にする」でも、英語は誰が動くのか、誰かが並べるのか、整然と配置するのかで表現が変わります。
人や物を並べる基本表現は line A up。整然と一列に配置するなら arrange A in a row、人が自分たちで列を作るなら form a line や line up が自然です。語順と場面の違いを例文で確認しましょう。
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結論:「一列にする」の英語は動かす人で選ぶ
| 英語 | 中心の意味 | 自然な場面 |
|---|---|---|
| line A up | 人・物を線状に並べる | 椅子、車、参加者を並べる |
| line up | 自分たちが列に並ぶ | 客、生徒、乗客が並ぶ |
| arrange A in a row | Aを整然と横・縦一列に配置する | 商品、写真、机、容器 |
| put A in a line | Aを一列の状態に置く | 簡単で説明的な言い方 |
| form a line | 人が列を作る | 案内、アナウンス |
しゅみすけ(大山俊輔)
line upの意味と語順
目的語なし:人が「一列に並ぶ」
line up を目的語なしで使うと、主語の人たちが列に並びます。列が一本であることを強調するならin a single lineを加えます。
- We lined up outside the theater.
私たちは劇場の外に並びました。 - Please line up here.
ここに一列に並んでください。 - The children lined up in a single line.
子どもたちは一列に並びました。 - We lined up by the entrance.
私たちは入口のそばに並びました。
目的語あり:人や物を「一列にする」
line A up は他動詞の句動詞です。名詞は line the chairs up と line up the chairs の両方が可能です。しかし代名詞は必ず間に置き、line them up とします。line up them は不自然です。
- I lined the chairs up against the wall.
私は椅子を壁沿いに一列にしました。 - We lined up the bottles on the table.
私たちは瓶をテーブルの上に一列にしました。 - Could you line them up?
それらを一列にしてもらえますか。 - I lined the students up by height.
私は生徒を身長順に並ばせました。
against the wall は「壁に沿って」、by height は「身長を基準に」です。一列という形と並ぶ順番を両方伝えたいときは、line A upに基準を続けます。
arrange in a row・put in a line・form a lineとの違い
arrange A in a row:意図的に整然と配置する
arrange には「考えて整える」という感覚があります。展示品、商品、写真などを見栄えよく一列に配置する場面に合います。人に対しても使えますが、日常の指示ならline upのほうが自然で直接的です。
- I arranged the cups in a row.
私はカップを一列に並べました。 - We arranged the photos in two rows.
私たちは写真を二列に配置しました。 - Could you arrange the desks in a straight line?
机をまっすぐ一列にしてもらえますか。
put A in a line:簡単で説明的
put A in a line は難しい表現を使わずに「Aを列の状態に置く」と説明できます。自然に通じますが、実際の作業指示ではline A upのほうが短く、こなれています。
Let’s put the boxes in a line.
箱を一列にしましょう。
form a line:人が列を作る
form a line は、人が集まって一つの列を作ることを表します。施設の案内ややや改まった指示でよく使われます。アメリカ英語ではline、イギリス英語ではqueueもよく使われ、form a queue、queue up とも言えます。
- Please form a line at the counter.
カウンターで一列に並んでください。 - We formed a line near the gate.
私たちはゲートの近くに列を作りました。 - People were queuing outside.
人々は外で列に並んでいました。

row・line・queueの違い
| 語 | 中心イメージ | 例 |
|---|---|---|
| line | 線状につながる並び。人にも物にも使う | a line of people |
| row | 横並び・縦並びの整った一列。座席や物に多い | a row of seats |
| queue | 順番を待つ人・車の列。特にイギリス英語 | a queue at the station |
映画館の座席はa row of seats、会計を待つ人の列はa lineまたはa queueです。rowは「順番待ち」の意味を中心にはしません。またin a rowには「連続して」という別の意味もあり、three days in a row は「3日連続で」です。
「縦一列」「横一列」「二列」にする
- Please line up in a single file.
縦一列に並んでください。 - Stand side by side in a row.
横一列に並んでください。 - Please form two lines.
二列を作ってください。 - We arranged the chairs in three rows.
私たちは椅子を三列にしました。 - Line the boxes up along the wall.
箱を壁沿いに一列にしてください。
single file は人が前後に並ぶ縦一列です。日本語の「縦」「横」をそのままvertical・horizontalにすると、視点や物の向きによって分かりにくいことがあります。人の並びならsingle fileやside by sideが具体的です。
日本人が間違えやすいポイント
- line up themは不可:代名詞はlineとupの間に置き、line them upとします。
- make a lineだけに頼らない:意味は通じますが、指示ではform a lineやline upが自然です。
- rowとqueueを混同しない:queueは順番待ち、rowは配置された一列です。
- in a rowには「連続で」もある:文脈により一列とは限りません。
- straight lineは形を強調する:順番待ちの列を指すだけならlineで十分です。
日常・仕事・旅行で使える例文
- I lined the samples up on the desk.
サンプルを机の上に一列にしました。 - We need to line the cars up here.
車をここに一列にする必要があります。 - Could you arrange the products in a row?
商品を一列に配置してもらえますか。 - Please form a line behind the sign.
看板の後ろに一列に並んでください。 - We queued up for the bus.
私たちはバスを待つ列に並びました。 - I put the pens in a straight line.
ペンをまっすぐ一列にしました。
一列に並んでもらう丁寧な案内
旅行先やイベントで人に並んでもらうとき、命令形のLine up.だけでは少し強く聞こえる場合があります。pleaseや場所の説明を添えると、案内として自然です。
- Could everyone please line up here?
皆さま、こちらに一列に並んでいただけますか。 - Please form a single line by the entrance.
入口のそばに一列を作ってください。 - Please wait behind the yellow line.
黄色い線の後ろでお待ちください。 - Could you move a little closer together?
もう少し間を詰めていただけますか。
順番待ちの列へ案内するだけなら、アメリカ英語ではPlease get in line.、イギリス英語ではPlease join the queue.も自然です。get in lineは既にある列に入る感覚、form a lineはその場で新しく列を作る感覚があります。
短い会話例
A: Where should we put the chairs?
椅子はどこに置きましょうか。
B: Please line them up along the back wall.
後ろの壁沿いに一列にしてください。
A: One row or two?
一列ですか、二列ですか。
B: One row is fine.
一列で大丈夫です。
この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】
line upが出てこなくても、中学英語のput、stand、oneで伝えられます。
- Please stand one behind another.
一人ずつ前後に立ってください。 - Please put all the chairs next to each other.
椅子を全部、隣り合わせに置いてください。 - We want only one line here.
ここは一列だけにしたいです。
どれも意図は伝わりますが、one behind anotherは縦一列、next to each otherは横並びを説明する表現で、line upほど広くは使えません。身ぶりや場所を示しながら言うと、さらに伝わりやすくなります。
「順番にする」との違い
「一列にする」は配置の形を変える表現です。「順番にする」は、日付順・優先順位順などの前後関係を整えます。身長順の一列なら、line the students up by height のように両方を同時に表せます。詳しくは「順番にする」のput in order・arrange・sortの違いをご覧ください。
よくある質問
Q. line upは「予定を入れる」という意味でも使いますか?
はい。We lined up three interviews.(面接を3件手配しました)のように、予定や候補をそろえる意味もあります。ただし「一列にする」とは別の用法です。
Q. 「列に割り込む」は?
アメリカ英語ではcut in line、イギリス英語ではjump the queueがよく使われます。
Q. 「列から外れる」は?
step out of line と言えます。ただし比喩的に「規則に反する・出過ぎた行動をする」という意味もあるため、状況を添えると明確です。
まとめ
人や物を一列にする基本はline A up、自分たちが並ぶならline up、整然と配置するならarrange A in a row、人が列を作るならform a lineです。句動詞の代名詞はline them upの語順にします。
関連する配置表現は並べ方・まとまり・中身を変える「○○にする」の英語、全体像は「○○にする」の英語一覧で確認できます。









