
日本語では「一緒にする」「同じにする」「ランダムにする」「空白にする」「満杯にする」のように、物のまとまり、並び、容器や入力欄の中身を変える表現をすべて「○○にする」で作れます。しかし英語では、複数を一つにまとめるのか、基準にそろえるのか、順番をばらすのか、中身をなくす・満たすのかによって動詞が変わります。
考えや資料を一緒にするなら combine、色や形式を同じにするなら match、カードの順番をランダムにするなら shuffle、容器を満杯にするなら fill が自然です。「にする」をmakeだけで処理せず、どんな動きで結果を作るかを選びましょう。
Contents
先に結論:まとまり・配置・中身のどれを変えるか
| 変化 | 中心表現 | 英語の焦点 | 例 |
|---|---|---|---|
| 一緒にする | put together / combine / mix | 集める・統合する・混ぜる | We combined the files. |
| 同じにする | make the same / match / align | 同一化・一致・整合 | Match the colors. |
| ランダムにする | randomize / shuffle | 規則性や順番をばらす | Shuffle the cards. |
| 空白にする | leave blank / clear / erase | 未入力・内容削除・消去 | Leave it blank. |
| 満杯にする | fill / fill up / pack | 必要量を入れる・詰め込む | Fill the tank. |
同じ「状態を変える」でも、英語は変化の方法を動詞にします。まず、対象同士の関係を変えるのか、並びを変えるのか、対象の内部を変えるのかを判断してください。
しゅみすけ(大山俊輔)
一緒にする:put together・combine・mix
put A together は、物を一か所へ集める、部品を組み立てる、資料をまとめるという幅広い句動詞です。combine A and B は二つ以上の要素を統合して一つの全体にします。mix は材料や性質の異なるものを混ぜ、境目を弱くする動詞です。
- Put these papers together.
これらの書類を一緒にしてください。 - We combined the two reports.
私たちは二つの報告書を一つにまとめました。 - I mixed the flour and water.
私は小麦粉と水を混ぜました。 - Let’s put our ideas together.
私たちのアイデアを持ち寄りましょう。
単に隣へ置くなら put together、情報や組織を統合するなら combine、材料を混ぜるなら mix が中心です。詳しくは「一緒にする」のput together・combine・mixの違いをご覧ください。
同じにする:make the same・match・align
make A the same as B は、AをBと同じ状態にする説明的な形です。match A to B は色、サイズ、書式などを基準に合わせます。align A with B は位置をそろえるほか、方針・目標・考えを一致させる仕事表現です。
- Make the two boxes the same size.
二つの箱を同じ大きさにしてください。 - I matched the font to the heading.
フォントを見出しに合わせました。 - We aligned the plan with our budget.
計画を予算と整合させました。 - Can we use the same format?
同じ形式にできますか。
make A same ではなく、通常は make A the same とtheを入れます。matchは見た目や組み合わせ、alignは位置・方針の整合に向きます。詳しくは「同じにする」のmake the same・match・alignで確認できます。
ランダムにする:randomize・shuffle
randomize は、項目・回答・割り当てなどを無作為化する比較的説明的・技術的な動詞です。shuffle はカード、曲順、問題順など、並んでいるものの順番を混ぜ直す日常的な表現です。
- We randomized the question order.
問題の順番をランダムにしました。 - Please shuffle the cards.
カードを切ってください。 - I shuffled the playlist.
プレイリストをシャッフル再生にしました。 - The participants were randomly assigned.
参加者は無作為に割り当てられました。
make it random でも意味は伝わりますが、操作や研究設計では randomize、順番を混ぜるなら shuffle のほうが具体的です。詳しくは「ランダムにする」のrandomize・shuffleをご覧ください。

空白にする:leave blank・clear・erase
「空白にする」は、最初から記入しないのか、入力済みの内容を消すのかで英語が変わります。leave A blank は未記入のまま残す、clear A は入力欄・画面・選択内容を空にする、erase A は文字・線・記録を消す表現です。
- Leave this field blank.
この欄は空白のままにしてください。 - I cleared the search box.
検索欄を空にしました。 - We erased the old notes.
古いメモを消しました。 - Please remove the text.
その文字を削除してください。
leave blankは「何もしない」、clearは「入っている内容を取り除く」という違いがあります。詳しくは「空白にする」のleave blank・clear・eraseで確認してください。
満杯にする:fill・fill up・pack
fill A with B はAをBで満たす基本形です。fill A up は容器・タンクなどをいっぱいまで満たす口語的な形、pack A with B は空間に多くの物や人を詰め込む表現です。
- I filled the bottle with water.
ボトルを水で満たしました。 - We filled up the gas tank.
ガソリンタンクを満タンにしました。 - They packed the hall with chairs.
会場を椅子でいっぱいにしました。 - Don’t fill the cup to the top.
カップを上までいっぱいにしないでください。
fillは必要な量を入れる場合にも使え、必ずしも限界までいっぱいとは限りません。満杯を強調するなら fill up、隙間なく詰める感覚なら pack が自然です。詳しくは「満杯にする」のfill・fill up・packをご覧ください。
しゅみすけ(大山俊輔)
語順とコロケーションの注意点
- put A together:代名詞は put them together。put together themとはしません。
- combine A with B / combine A and B:統合する二要素を明示します。
- match A to B:AをBという基準に合わせます。
- align A with B:位置・方針・目標をBと整合させます。
- fill A with B:Aが容器、Bが中身です。
- leave A blank:blankは対象の後ろに置きます。
この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】
combine、randomize、alignなどが出てこない場合は、簡単な動詞と結果の説明を組み合わせます。
- Put these in one place.
これらを一か所に置いてください。 - Make this look like that.
これをあれと同じ見た目にしてください。 - Change the order so it is different every time.
毎回違うように順番を変えてください。 - Don’t write anything here.
ここには何も書かないでください。 - Put more in until there is no space.
空きがなくなるまで、さらに入れてください。
これらは専門動詞より説明的です。特に Make this look like that. は外見を同じにする意味が中心で、方針を整合させるalignとは完全には一致しません。それでも、何をどう変えたいかを分けて伝える言い換えとして有効です。
よくある間違い
- 一緒にするをすべて mix にする。mixは材料や要素を混ぜる意味が強く、書類の統合にはcombineが自然です。
- make A sameとする。基本形はmake A the sameです。
- shuffleを無作為抽出の意味で使う。研究や割り当ての無作為化にはrandomizeが明確です。
- 未記入と削除を区別しない。未記入はleave blank、入力済み内容の削除はclearです。
- fillとfill upを必ず別の意味だと考える。多くの場面で重なりますが、fill upは「いっぱいまで」を強調します。
FAQ
Q. put togetherとcombineはどう違いますか?
put togetherは物を集める・組み立てる・資料をまとめる会話的な表現です。combineは複数要素を統合して一つの全体にすることを明確に示します。
Q. matchとalignは同じですか?
matchは色・サイズ・書式・組み合わせを一致させます。alignは位置をそろえるほか、方針や目標を整合させる仕事表現にも使います。
Q. clearとdeleteの違いは?
clearは欄や画面の中身を空にする、deleteは項目やファイルそのものを削除する意味が中心です。
Q. 「順番にする」と「一列にする」はどう違いますか?
「順番にする」は前後関係や基準を整え、「一列にする」は人や物の配置を線状にそろえます。詳しくは専門記事で使い分けを確認できます。
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- 「一列にする」は英語で?line up・in a rowの違い
- 「ランダムにする」は英語で?
- 「空白にする」は英語で?
- 「満杯にする」は英語で?
まとめ
並べ方・まとまり・中身を変える「○○にする」は、一つにまとめるなら put together / combine、基準にそろえるなら match / align、順番をばらすなら randomize / shuffle、未記入・空の状態にするなら leave blank / clear、中身を満たすなら fill / fill up / pack が中心です。結果だけでなく変化の方法を考えると、makeに頼らず自然な英語を選べます。









