
「読みやすくする」を英語にするとき、最初に思いつきやすいのはmake it easier to readです。ただし日本語の一言には、対象の状態を変える場合と、具体的な操作をする場合が含まれます。英語では「何を」「どの点で」読みやすくするのかを決めると、自然な動詞が選べます。
読みやすさには、内容の分かりやすさと、文字・余白・行間など見た目の読みやすさがあります。前者はrewrite / simplify、後者はincrease the font size / add white spaceのように原因を具体化できます。
Contents
先に結論:「読みやすくする」の英語を使い分ける
| 表現 | 中心の使い方 |
|---|---|
| make it easier to read | 文章・文字・画面を広く読みやすくする |
| make it more readable | 文章やレイアウトの可読性を上げる |
| rewrite / edit | 言葉や文の構造を書き直す |
| improve readability | 可読性を専門的に表す |
迷ったときはmake it easier to readから組み立てて構いません。その後、対象に合う専用表現へ置き換えると、より自然で具体的になります。
しゅみすけ(大山俊輔)
基本の語順と主語の考え方
make+文章・ページ+easier to read。readableは形容詞なのでmake the text more readable。rewriteは内容を書き直すため、文字を大きくするだけの場面には使いません。easy to readは人ではなく文章・本・画面を主語にできます。
- We changed it to make it easier to read.
私たちは読みやすくするために、それを変更しました。 - This small change made a big difference.
この小さな変更が大きな違いを生みました。 - Can we make it better without changing the original meaning?
元の意味を変えずに改善できますか。
場面別の表現とニュアンス
make it easier to read:文章・文字・画面を広く読みやすくする
最も広く使える基本表現です。対象と変化後の状態をそのまま示せるので、専門語が出てこないときにも役立ちます。
- I added headings to make the article easier to read.
記事を読みやすくするため見出しを追加しました。 - Can we make it easier to read for beginners?
初心者にも読みやすくすることはできますか。
make it more readable:文章やレイアウトの可読性を上げる
対象や目的がはっきりしているときに使うと、基本表現より短く具体的になります。
- More white space makes the page more readable.
余白を増やすとページが読みやすくなります。 - I chose this approach because it fits the situation better.
状況により合うため、この方法を選びました。
rewrite / edit:言葉や文の構造を書き直す
対象や目的がはっきりしているときに使うと、基本表現より短く具体的になります。
- I rewrote the paragraph in plain English.
その段落を平易な英語で書き直しました。 - I chose this approach because it fits the situation better.
状況により合うため、この方法を選びました。
improve readability:可読性を専門的に表す
対象や目的がはっきりしているときに使うと、基本表現より短く具体的になります。
- Shorter paragraphs improve readability on mobile screens.
段落を短くするとスマホ画面での可読性が上がります。 - I chose this approach because it fits the situation better.
状況により合うため、この方法を選びました。

makeを使う表現と専用動詞の違い
make+目的語+形容詞・比較級は、変化後の状態に焦点を当てます。一方、専用動詞は「何をしたか」まで一語に含めます。会話ではmakeの形が分かりやすく、仕事の報告や指示では具体的な動詞のほうが行動を共有しやすい傾向があります。
| 言いたいこと | 組み立て方 |
|---|---|
| 結果の状態を伝える | make+対象+状態 |
| 具体的な作業を伝える | 対象に合う専用動詞+対象 |
| 状態を維持する | keep+対象+状態 |
| 必要に応じて変更できるようにする | allow / let+人+動詞 |
日常・仕事で使える追加例文
- I changed a few things to make it easier to read.
読みやすくするため、いくつか変更しました。 - We need to think about people using it for the first time.
初めて使う人のことも考える必要があります。 - Could you show me a simpler version?
もっと簡単な版を見せてもらえますか。 - I’d like to keep the original idea.
元の考え方は残したいです。 - Let’s test it before we make a final decision.
最終決定の前に試してみましょう。 - That version works better for me.
私にはその版のほうが使いやすいです。
短い会話例
A: Some people are having trouble with this.
これで困っている人がいるみたい。
B: What exactly is difficult?
具体的にどこが難しいの?
A: The current version takes too much effort.
今の版は少し負担が大きいんだ。
B: I’ll change it to make it easier to read.
読みやすくするように変えてみるよ。
A: Great. Please keep the important parts.
いいね。大事な部分は残してね。
日本人が間違えやすい言い方
make it easy to readingに注意
toの後ろは動詞原形なのでeasy to readです。
rewrite the fontに注意
rewriteは文章を書き直す語です。書体を変えるならchange the font、文字を大きくするならincrease the font sizeです。
対象を置かずにmakeだけで終えない
makeの後ろには「変える対象」が必要です。make it …、make the process …のように、目的語を明示してから結果状態を続けます。
しゅみすけ(大山俊輔)
この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】
本題の表現が出てこないときは、「どこをどう変えるか」を中学英語に分解します。
- Use shorter sentences.
文を短くしてください。 - Make the text bigger.
文字を大きくしてください。 - Add more space between the lines.
行間をもっと空けてください。
難しい単語を避けても、変える箇所と望む結果が分かれば、相手は具体的に動けます。これがしゅみすけ式の狙いです。
FAQ
makeを使えばいつでも通じますか?
基本的には通じます。ただし、目的語と変化後の状態を省かないことが大切です。対象に合う専用動詞が分かる場合は、そちらのほうが短く正確です。
moreとeasierはどう使い分けますか?
形容詞の比較級がある場合はeasier、flexibleやreadableのようにmoreを取る語はmore flexible / more readableとします。
誰にとっての変化かを加えるには?
for beginners、for customers、for meのようにfor+人を添えます。
関連表現をまとめて比べたい方は、伝え方・情報を分かりやすくする英語まとめもご覧ください。
まとめ
「読みやすくする」の基本はmake it easier to readです。ただし、対象や目的に応じてmake it more readable、rewrite / edit、improve readabilityを使い分けると自然です。訳語を一つ暗記するのではなく、「対象」「変える点」「望む結果」の三つに分けて考えましょう。
「〜にする」全体の使い分けは、「○○にする」は英語で?make・keep・turn・set・put一覧で確認できます。









