
「フードコート」は英語でも food court と言い、そのまま通じます。ショッピングモールや空港などで、複数の飲食店が一つの共用スペースを囲み、客が好きな店で買って同じ客席を使う場所です。
ただし、似た場所をすべて food court と呼ぶわけではありません。質や雰囲気を重視した専門店が集まる food hall、学校・会社・病院などの食堂を表す cafeteria とは、場所の仕組みと聞こえ方が違います。この記事では、旅行・買い物・日常会話で迷わない使い分けと、そのまま使える短い例文を整理します。
Contents
フードコートは英語で?結論はfood court
| 日本語で言いたいこと | 自然な英語 | 中心的なイメージ |
|---|---|---|
| モールなどのフードコート | food court | 複数の店と共用の客席 |
| 質や雰囲気を重視した飲食店街 | food hall | 選ばれた専門店が集まる |
| 学校・会社・病院などの食堂 | cafeteria | 料理を選んでトレーで運ぶ |
| 建物内の飲食エリア | dining area | 店の形を限定しない説明 |
food court は和製英語ではありません。英語圏でも一般的な表現です。ただし、日本語では建物の中に飲食店が集まった場所を広く「フードコート」と呼ぶことがあります。英語では、複数のカウンターと共用席があるか、独立したレストラン街なのかによって呼び方を変えることがあります。
- We ate at the food court.
(私たちはフードコートで食べました。) - I’ll meet you in the food court.
(フードコートで会いましょう。) - The food court is on the third floor.
(フードコートは3階にあります。)
しゅみすけ(大山俊輔)
food courtの意味と自然な使い方
court には裁判所や競技場など複数の意味がありますが、food court は二語でまとまった表現です。ここでは、複数の飲食店が集まり、その中央や周囲に共用席がある場所を指します。ショッピングモール、空港、大型駅、テーマパークなどでよく見かけます。
場所を表すときは、通常 at the food court または in the food court を使います。食事をした場所として捉えるなら at、その空間の中にいることを強調するなら in が自然です。厳密に考えすぎる必要はありませんが、次のような組み合わせを覚えておくと会話が作りやすくなります。
- eat at the food court(フードコートで食べる)
- meet in the food court(フードコート内で会う)
- go to the food court(フードコートへ行く)
- find a table in the food court(フードコートで席を見つける)
- get lunch at the food court(フードコートで昼食を買う)
I got lunch at the food court.
(私はフードコートで昼食を買いました。)
We couldn’t find an empty table.
(私たちは空いているテーブルを見つけられませんでした。)
Let’s go to the food court before the movie.
(映画の前にフードコートへ行きましょう。)
food hallはどう違う?
food hall も、複数の飲食店が集まる場所です。ただし一般に、地元の人気店、専門店、職人性のある料理、洗練された内装など、料理の質や体験を前面に出す場所に使われます。英語圏でも境界は完全に固定されておらず、施設側がブランドとして food hall を選ぶこともあります。
つまり、food court は便利さと選択肢を中心にした日常的な共同飲食スペース、food hall は店選びや雰囲気そのものを楽しむ場所、という傾向があります。高級かどうかだけで機械的に分けるのではなく、その施設が自ら何と呼んでいるかを見るのが確実です。
- We tried a new food hall downtown.
(私たちは中心街の新しいフードホールへ行ってみました。) - The food hall has several local restaurants.
(そのフードホールには地元の飲食店が何軒か入っています。) - I like the atmosphere of this food hall.
(私はこのフードホールの雰囲気が好きです。)
cafeteriaは「フードコート」ではない
cafeteria は通常、学校、会社、病院、大学などにある食堂を指します。料理が並ぶカウンターを進み、自分で選んでトレーに載せ、最後に会計する形式が典型です。一つの運営主体が食事を提供することが多く、複数の独立した飲食店が並ぶ food court とは仕組みが違います。
日本語の「カフェテリア」は、おしゃれなカフェやセルフサービスのレストランを指す場合もあります。しかし英語の cafeteria は、学校や職場の食堂を思い浮かべさせやすい語です。コーヒーを飲む店なら café、一般的な飲食店なら restaurant の方が自然な場合があります。
- We have lunch in the company cafeteria.
(私たちは社員食堂で昼食を取ります。) - The hospital cafeteria closes at seven.
(病院の食堂は7時に閉まります。) - I bought a sandwich in the school cafeteria.
(私は学校の食堂でサンドイッチを買いました。)

場面別:フードコートで使える英語
場所を尋ねる
- Where is the food court?
(フードコートはどこですか。) - Is there a food court in this mall?
(このモールにフードコートはありますか。) - Which floor is the food court on?
(フードコートは何階ですか。)
待ち合わせをする
- I’ll meet you by the entrance to the food court.
(フードコートの入口で会いましょう。) - We’re sitting near the window.
(私たちは窓の近くに座っています。) - I found a table for four.
(私は4人用のテーブルを見つけました。)
注文して持ち帰る
- Can I get this to go?
(これは持ち帰りにできますか。) - We’ll eat here.
(私たちはここで食べます。) - Can we order separately?
(私たちは別々に注文できますか。)
持ち帰り表現の米英差や注文時の使い分けは、「テイクアウト」は英語で?takeout・takeaway・to goの違いでも詳しく説明しています。
日本人が間違えやすいポイント
food coatと書かない
court の語末は日本語では「コート」になりますが、衣服の coat とは綴りも意味も異なります。food court と二語で書きます。発音では court を必要以上に「コート」と伸ばすより、音声を聞いて一まとまりで真似しましょう。
複数の店をrestaurantsだけで表さない
There are many restaurants. でも「飲食店がたくさんあります」と伝わりますが、共用席を備えたフードコートという仕組みまでは表しません。施設の種類を伝えたいなら There is a food court. が簡潔です。
buffetとは別の意味
buffet は料理を並べ、客が自分で取る食事形式です。food court は複数の店が集まる場所なので、食べ放題とは限りません。「バイキング」との違いは、バイキングは英語で?buffet・all-you-can-eatの違いを参考にしてください。
この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】
food court が出てこなくても、「たくさんの店」「料理を買う」「同じ場所で食べる」の3点を簡単な英語で説明できます。
- It’s a place with many small restaurants.
(小さな飲食店がたくさんある場所です。) - We buy food from different shops and eat in the same area.
(私たちは別々の店で料理を買い、同じ場所で食べます。) - It’s inside the shopping mall.
(ショッピングモールの中にあります。)
この説明は food court という名称ほど短くありませんが、場所の仕組みを正確に伝えられます。一方、many restaurants だけでは共用席があることまでは伝わらないため、eat in the same area を足すのがポイントです。
しゅみすけ(大山俊輔)
よくある質問(FAQ)
フードコートは和製英語ですか?
いいえ。food court は英語でも一般的に使われます。ただし、日本語より指す範囲が狭く、複数の飲食店と共用席がある場所を指すのが基本です。
food courtとfood hallは同じですか?
重なる部分はありますが、完全に同じではありません。food court はモールなどの便利な共同飲食スペース、food hall は店の質や雰囲気を重視した施設に使われる傾向があります。
社員食堂はfood courtですか?
通常は company cafeteria または staff cafeteria と言います。複数の独立した店舗が共用席を囲む施設なら food court と呼ぶ可能性があります。
「フードコートで待っています」は英語で?
I’m waiting for you in the food court. と言えます。入口など特定の場所なら I’m waiting by the entrance to the food court. が分かりやすい表現です。
空港のフードコートにもfood courtを使えますか?
はい。複数の飲食店と共用席があるなら airport food court または単に food court と言えます。
まとめ:food courtは正しい英語。似た施設との違いで選ぶ
「フードコート」は英語でも food court で通じます。複数の店と共用席がある場所なら food court、専門店や雰囲気を重視した施設なら food hall、学校・会社・病院などの配膳式食堂なら cafeteria が基本です。
まずは We ate at the food court. と Where is the food court? の二文を覚えておけば、旅行や買い物でそのまま使えます。正式名称が出てこないときは、店の数、買い方、共用席の三つを簡単な英語で説明しましょう。










