
「結婚式を挙げる」「会場を予約する」「新郎新婦が入場する」「誓いを立てる」「指輪を交換する」「退場する」は、英語ではどのように言えばよいのでしょうか。
結論から言うと、結婚式そのものは wedding、誓いを交わす挙式は wedding ceremony、その後の披露宴は wedding reception と表すのが基本です。英語では挙式と披露宴を分けて表すことが多く、この境界を知ると表現を選びやすくなります。
この記事では、会場予約から退場まで、挙式の流れに沿って英語を整理します。
Contents
まず押さえたいwedding・ceremony・receptionの違い
| 日本語のイメージ | 自然な英語 | 主に指すもの |
|---|---|---|
| 結婚式全体 | wedding | 結婚を祝う行事全体。文脈によって挙式と披露宴を含む |
| 挙式 | wedding ceremony | 誓い、指輪交換、結婚の宣言などを行う儀式 |
| 披露宴 | wedding reception | 挙式後の食事、スピーチ、余興などを含む祝宴 |
We had a small wedding ceremony.
私たちは小さな挙式を行いました。
We had our reception at a hotel.
私たちはホテルで披露宴を行いました。
Our wedding was wonderful.
私たちの結婚式はすばらしいものでした。
ceremony は儀式の部分、reception はその後の祝宴です。一方、wedding は全体を広く指せます。「式だけ」「披露宴だけ」を明確にしたいときほど、ceremony と reception を使い分けます。
しゅみすけ(大山俊輔)
挙式前の準備で使う英語
1.結婚式場を予約する:book a wedding venue
会場を予約するなら book a wedding venue が自然です。reserve も予約するという意味ですが、ホテル、レストラン、会場、サービスを手配する場面では book がよく使われます。
We booked a wedding venue near the sea.
私たちは海の近くの結婚式場を予約しました。
「式場」は建物の種類を直訳するより、結婚式を行う場所という意味の wedding venue が幅広く使えます。詳しくは「結婚式場を予約するの英語」で、book と reserve の違いも確認できます。
2.結婚式の前撮り:have a pre-wedding photo shoot
日本の「前撮り」に完全一致する一語が常にあるわけではありません。自然に説明するなら have a pre-wedding photo shoot が分かりやすい表現です。
We had a pre-wedding photo shoot in Kyoto.
私たちは京都で結婚式の前撮りをしました。
pre-wedding photos と短く言うこともできます。写真を撮る行為なら photo shoot、出来上がった写真なら photos と考えると選びやすくなります。詳しくは「結婚式の前撮りの英語」をご覧ください。
3.結婚式のリハーサル:have a wedding rehearsal
挙式の進行を確認するリハーサルは wedding rehearsal または ceremony rehearsal です。
We have our wedding rehearsal tomorrow.
私たちは明日、結婚式のリハーサルがあります。
注意したいのが rehearsal dinner です。これはリハーサルそのものではなく、主にアメリカで挙式前夜などに行われる会食を指します。「wedding rehearsalとrehearsal dinnerの違い」で文化差まで解説しています。
挙式当日の流れを英語で言うと?

4.結婚式を挙げる:have a wedding / get married
「結婚式を挙げる」は have a wedding や have a wedding ceremony が自然です。
We had our wedding in June.
私たちは6月に結婚式を挙げました。
We got married in June.
私たちは6月に結婚しました。
have a wedding は式を行うこと、get married は結婚するという身分・関係の変化に焦点があります。式を行わず法的に結婚した場合でも get married は使えます。詳しい使い分けは「結婚式を挙げる・挙式するの英語」で確認してください。
5.新郎新婦が入場する:walk down the aisle / make their entrance
挙式で通路を進んで入場するなら walk down the aisle が代表的です。
We walked down the aisle together.
私たちは一緒にバージンロードを歩きました。
We made our entrance to music.
私たちは音楽に合わせて入場しました。
walk down the aisle は通路を進む動作、make an entrance は「入場する」こと自体に焦点があります。日本語の「新郎新婦入場」と完全に同じ定型句を探すより、会場と動きを説明するのが自然です。「新郎新婦が入場するの英語」では、披露宴で使われる grand entrance との違いも扱っています。
「バージンロード」はそのまま英語ではない
日本語の「バージンロード」は和製英語で、英語では通常 the aisle と言います。通路を歩くなら walk down the aisle、退場方向へ戻るなら walk back up the aisle と表現できます。
My father walked me down the aisle.
父が私と一緒にバージンロードを歩きました。
結婚式文化の違いも含めて知りたい方は「バージンロードは和製英語?」も参考になります。
6.結婚の誓いを立てる:exchange vows / say our vows
結婚式で互いに誓いを述べるなら exchange vows が自然です。二人が互いに交わすため、vows は複数形が一般的です。
We exchanged vows in front of our families.
私たちは家族の前で結婚の誓いを交わしました。
We wrote our own vows.
私たちは自分たちで誓いの言葉を書きました。
make a vow は結婚式以外の「固い誓い」にも使えます。挙式の場面だと明確なら exchange vows や say our vows が自然です。「結婚の誓いを立てるの英語」で語順と例文を詳しく紹介しています。
7.指輪を交換する:exchange rings
指輪交換は exchange rings です。ここでも、お互いに交換するため rings を複数形にするのが基本です。
We exchanged rings during the ceremony.
私たちは挙式中に指輪を交換しました。
We put the rings on each other’s fingers.
私たちは互いの指に指輪をはめました。
change rings では「別の指輪に替える」のように聞こえる可能性があります。「交換し合う」なら exchange が適切です。詳しくは「指輪を交換するの英語」をご覧ください。
8.結婚式の証人:witness
婚姻や挙式の証人は witness と言います。国や地域、宗教、法制度によって、証人の役割や必要人数は異なります。
My sister was our witness.
姉が私たちの証人を務めました。
We asked two friends to sign as witnesses.
私たちは友人二人に証人として署名を頼みました。
best man や maid of honor は結婚式を支える役割ですが、法的な証人と常に同じとは限りません。「結婚式の証人の英語」ではこの違いも整理しています。
9.新郎新婦が退場する:the recessional / walk back up the aisle
挙式後の正式な退場の流れは the wedding recessional、動作を説明するなら walk back up the aisle が使えます。
We walked back up the aisle together.
私たちは一緒に通路を戻って退場しました。
The recessional began after the ceremony.
挙式後に退場が始まりました。
exit でも「退出する」は伝わりますが、挙式の進行名としては recessional が専門的です。初心者が会話で説明するなら、動作が見える walk back up the aisle のほうが使いやすいこともあります。「新郎新婦が退場するの英語」で詳しく確認できます。
日本人が間違えやすい4つのポイント
marryは通常、相手の前にwithを置かない
I married him. または I got married to him. と言います。I married with him. は不自然です。ただし、結婚式の流れを話すときは marry だけに頼らず、have a ceremony、exchange vows など具体的な動作を使うと伝わります。
ceremonyとreceptionを混ぜない
誓いや指輪交換は通常 ceremony、食事やスピーチ、ケーキ入刀、余興は主に reception の場面です。日本式の一日を説明するときは、We had a ceremony first, followed by a reception.(最初に挙式を行い、その後に披露宴を開きました)のように順序を示すと分かりやすくなります。
「入場」をenterだけで済ませない
enter は間違いではありませんが、結婚式では walk down the aisle や make an entrance のほうが場面が浮かびます。自然な英語は、日本語の一語を置き換えるより、「どこを、どう動くか」を表すことが大切です。
日本の慣習は説明を一言足す
神前式、人前式、前撮りなど、英語に完全一致する言葉がない場合は、近い表現に短い説明を添えます。
We had a Shinto wedding ceremony at a shrine.
私たちは神社で神前式を挙げました。
We had a non-religious ceremony in front of our guests.
私たちは参列者の前で宗教色のない人前式を行いました。
しゅみすけ(大山俊輔)
この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】
exchange vows や recessional が出てこなくても、中学英語程度の短い文で説明できます。
| 言いたいこと | 簡単な言い換え | 日本語訳 |
|---|---|---|
| 結婚式場を予約した | We chose a place for our wedding. | 私たちは結婚式の場所を選びました。 |
| 挙式をした | We had a small wedding with our family. | 私たちは家族と小さな結婚式をしました。 |
| 入場した | We walked into the ceremony room. | 私たちは挙式会場に歩いて入りました。 |
| 誓いを交わした | We promised to stay together. | 私たちは一緒にいることを約束しました。 |
| 指輪を交換した | I gave her a ring, and she gave me one. | 私が彼女に指輪を渡し、彼女も私に渡しました。 |
| 退場した | We walked out together after the ceremony. | 挙式後、私たちは一緒に歩いて出ました。 |
これらは意味を直接説明する言い換えなので、exchange vows や wedding recessional のような正式な用語と完全に同じ響きではありません。しかし、旅行先で写真を見せながら話すときや、友人に思い出を伝える会話では十分に役立ちます。知らない単語で止まるより、知っている動詞で出来事を分解するのがしゅみすけ式です。
よくある質問(FAQ)
Q.「結婚式をする」はdo a weddingでよいですか?
通常は have a wedding、have a wedding ceremony が自然です。式を企画・運営する側について述べる特殊な文脈を除き、do a wedding は避けたほうが無難です。
Q.「挙式だけ行い、披露宴はしなかった」は?
We had a ceremony, but we didn’t have a reception. が分かりやすい表現です。
まとめ:挙式は流れに沿って動詞で覚えよう
結婚式全体は wedding、誓いを中心とする挙式は wedding ceremony、その後の披露宴は wedding reception が基本です。さらに、会場予約は book a venue、入場は walk down the aisle、誓いは exchange vows、指輪交換は exchange rings、退場は walk back up the aisle または recessional と、時系列で覚えると使いやすくなります。
婚約から入籍までを先に確認したい方は「婚約・入籍・結婚準備の英語」へ。結婚以外の出産・転居・仕事・葬儀なども含めて探す方は「人生の節目・冠婚葬祭の英語」をご覧ください。










