
That’s understandable. は「それは理解できます」だけでなく、会話では「そう感じるのも無理はありません」「それはもっともです」と、相手の感情や反応を受け止める一言です。
相手に賛成すると約束する表現ではありません。まず気持ちを否定せず、落ち着いて次の話へ進むための“会話のクッション”として、仕事でも恋愛でも役立ちます。
That’s understandable.
それは無理もありません。そう感じるのも分かります。
That’s completely understandable.
そう感じるのは本当によく分かります。
It’s understandable that you feel that way.
あなたがそう感じるのも無理はありません。
しゅみすけ(大山俊輔)
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That’s understandable. の意味とニュアンス
understandable は「理解できる」「もっともな」「無理もない」という形容詞です。That は直前に相手が話した事情・感情・反応を指します。
A: I’m nervous about presenting in front of the whole company.
全社の前で発表するのが不安なんです。
B: That’s understandable. It’s a big audience.
それは無理もないよ。大勢の前だもんね。
ここでBは「発表をやめたほうがいい」と賛成したわけではありません。不安になる理由を認めています。この感情の承認があると、相手は「否定されていない」と感じ、その後の提案を聞きやすくなります。
I understand.・I agree.との違い

That’s understandable.
反応・感情がもっともだと認める。「そう感じるのも無理はない」
I understand.
説明や事情を理解したと伝える。「分かりました」
I agree.
意見や提案に賛成する。「同感です」
たとえば、同僚が “I don’t want to rush this decision.”(この決定を急ぎたくありません)と言った場合:
That’s understandable.
慎重になりたい気持ちは無理もありません。
I understand.
そういう意向だと理解しました。
I agree.
急がないほうがよい、という意見に賛成です。
受け止めるだけなら That’s understandable. が安全です。賛成していないのに I agree. と言うと、後で認識のズレが起きる可能性があります。
仕事で使う会話例
締め切りへの不安を受け止める
A: I’m concerned that Friday may be too soon.
金曜日では早すぎるのではと心配しています。
B: That’s understandable. What timeline would be realistic?
そう感じるのも無理はありません。現実的にはどのくらいの期間が必要でしょうか。
「大丈夫です」と即座に打ち消すより、いったん受け止めて具体的な確認へ進めます。
変更への戸惑いを受け止める
A: I’m frustrated because the requirements changed again.
要件がまた変わって、困っています。
B: That’s completely understandable. Let’s go over what changed.
そう感じるのは本当にもっともです。変更点を一緒に確認しましょう。
completely や totally を加えると共感が強まります。ビジネスでは completely のほうが無難で、totally はカジュアルです。
恋愛・日常会話で使う例
A: I felt left out when you didn’t invite me.
誘ってくれなかったから、仲間外れにされた気がした。
B: That’s understandable. I should have explained what happened.
そう感じるのも無理はないよ。何があったか説明するべきだった。
A: I need some time before I can trust him again.
彼をもう一度信頼するには時間が必要なの。
B: That’s understandable after what happened.
あんなことがあった後なら無理もないよ。
しゅみすけ(大山俊輔)
自然に会話を続ける3ステップ
- 受け止める:That’s understandable.
- 理由を聞く:What concerns you most?
- 次を考える:Let’s see what we can do.
That’s understandable. What concerns you most? Let’s see what we can do.
そう感じるのも無理はありません。何がいちばん心配ですか。できることを考えてみましょう。
共感だけで終わらず、質問と行動へつなぐことで、難しい会話も前進します。懸念そのものを認識したと伝えたい場合は、I understand your concern. の意味と使い方も参考になります。
よく使う言い換え
I can understand why you feel that way.
なぜそう感じるのか分かります。
That makes sense.
それなら納得です。筋が通っています。
I don’t blame you.
あなたを責められません。無理もないです。
I can see where you’re coming from.
あなたの立場・考え方は分かります。
That makes sense. は理由や説明に「納得できる」、I don’t blame you. は不満・回避などの反応に「責められない」というニュアンスです。立場を理解しつつ自分の意見を保ちたい場合は、I can see where you’re coming from. の使い方も便利です。
使うときの注意点
上から目線にならない声の調子にする
言葉自体は丁寧でも、無表情で短く言うと「はいはい、分かります」のように響くことがあります。穏やかな声で言い、相手の言葉を具体的に拾いましょう。
butを急いで続けない
That’s understandable, but… も文法的には自然です。しかし、相手が感情を打ち明けた直後にbutを置くと、共感を取り消したように聞こえることがあります。一拍置くか、At the same time, …(同時に〜)で次の視点へ移る方法もあります。
この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】
That’s understandable. が出てこなくても、知っている単語で十分伝えられます。
I understand.
分かります。
I understand how you feel.
あなたの気持ちは分かります。
It’s okay to feel that way.
そう感じても大丈夫です。
まずは I understand how you feel. を使えば、単なる内容理解ではなく気持ちへの共感だと明確になります。
まとめ
- That’s understandable. は「そう感じるのも無理はない」
- 相手の感情・反応に理由があると認める表現
- I understand. は内容の理解、I agree. は意見への賛成
- 受け止めた後に質問や提案を続けると会話が前進する
- 親しい会話では共感の一言を足すと温かくなる
まずは相手が不安や戸惑いを話したとき、反射的に解決策を出す前に That’s understandable. と受け止めてみましょう。短い一言ですが、相手が安心して本音を話せる空気をつくれます。










