
「失恋した」を英語で言おうとして、I lost love. と直訳していませんか?意味を想像してもらえる可能性はありますが、英語ではもっと自然な定番表現があります。
よく使われるのは have my heart broken、get my heart broken、そして go through a breakup。似ているようで、焦点の当て方が少しずつ違います。
Contents
- 1 「失恋する」は英語でどう言う?まずは結論
- 2 have my heart broken:心を傷つけられて失恋する
- 3 get my heart broken:失恋という出来事が起きる
- 4 go through a breakup:別れのつらい時期を経験する
- 5 be heartbroken:失恋して悲しい状態
- 6 break upは「失恋する」ではなく「別れる」
- 7 「振られた」は英語で?
- 8 片思いが実らなかった場合は?
- 9 英語初心者なら、この3文から覚えよう
- 10 失恋について話す自然な会話例
- 11 失恋した人にかける英語
- 12 よくある間違い
- 13 失恋にまつわる関連表現
- 14 FAQ|「失恋する」の英語でよくある質問
- 15 まとめ
「失恋する」は英語でどう言う?まずは結論
- have my heart broken:心を傷つけられる、失恋する
- get my heart broken:失恋するという出来事を経験する
- go through a breakup:別れを経験する、別れのつらい時期を過ごす
- be heartbroken:失恋などでひどく悲しんでいる状態
最も日本語の「失恋した」に近い一言なら、I had my heart broken. または I got my heart broken. が使えます。別れの後のつらい過程まで含めるなら I’m going through a breakup. が自然です。

have my heart broken:心を傷つけられて失恋する
have one’s heart broken は、恋愛によって心を深く傷つけられることを表す定番表現です。直訳は「心を壊される」ですが、日本語では「失恋する」「ひどく傷つく」が自然です。
I had my heart broken last year.
去年、失恋しました。
過去の経験として落ち着いて振り返るときには、had my heart broken がよく合います。
She had her heart broken by someone she trusted.
彼女は信頼していた人に心を傷つけられました。
恋愛以外でも深い落胆に使えることはありますが、文脈がなければ恋愛上の傷を連想させる表現です。
get my heart broken:失恋という出来事が起きる
get one’s heart broken も「失恋する」の自然な言い方です。have より会話的で、「そういう目に遭う」「結果として傷つく」という出来事の感じが少し強くなります。
I got my heart broken in college.
大学時代に失恋しました。
I don’t want to get my heart broken again.
もう二度と失恋したくありません。
未来の不安や一般論では、get が特に使いやすい表現です。
heartは誰に合わせる?
主語に合わせて所有格を変えます。Iなら my heart、sheなら her heart、heなら his heart です。
- I got my heart broken.
- She got her heart broken.
- He had his heart broken.
go through a breakup:別れのつらい時期を経験する
go through は「困難な時期や経験をくぐり抜ける」という句動詞です。go through a breakup は、別れそのものだけでなく、その前後のつらい期間も含めて表せます。
I’m going through a breakup right now.
今、別れを経験しているところです。
この文は「今まさに失恋の痛みの中にいる」という含みがあります。単に別れた事実を報告するより、現在の状況や心情を伝える表現です。
She went through a difficult breakup.
彼女はつらい別れを経験しました。
別れが特につらかったことを言うなら、a difficult breakup や a painful breakup と表現できます。
be heartbroken:失恋して悲しい状態
heartbroken は「深く悲しんでいる」「胸が張り裂けそうな」という形容詞です。失恋の出来事より、今の心の状態に焦点があります。
I was heartbroken when the relationship ended.
その交際が終わったとき、私はひどく悲しみました。
She’s still heartbroken over him.
彼女は今も彼のことで深く傷ついています。
over + 人・出来事 で、悲しみの原因を示せます。なお heartbroken は、死別や大きな失望など恋愛以外の深い悲しみにも使われます。
break upは「失恋する」ではなく「別れる」
break up は「恋人同士が別れる」という出来事を表します。「失恋して心が傷ついた」という感情までは必ずしも含みません。
We broke up last month.
私たちは先月別れました。
主語を we にすると、二人の関係が終わったことを中立的に伝えられます。
He broke up with me.
彼が私を振りました。/彼から別れを告げられました。
A broke up with B は「AがBに別れを告げた」という形です。誰が別れを切り出したかが分かります。
「別れる」「破局する」の言い方は、今後の破局する編でさらに詳しく整理します。
「振られた」は英語で?
会話で「振られた」とはっきり言うなら、get dumped がよく使われます。かなり口語的で、やや生々しい響きがあります。
I got dumped two weeks ago.
2週間前に振られました。
中立的に伝えたい場合は、My partner broke up with me. のほうが穏やかです。
片思いが実らなかった場合は?
英語の breakup は、基本的に交際していた二人が別れることです。片思いで告白して断られた場合は、get rejected を使えます。
I told him how I felt, but I got rejected.
彼に気持ちを伝えましたが、振られました。
気持ちを伝える英語は、「告白する」は英語で?でも詳しく解説しています。
英語初心者なら、この3文から覚えよう
難しく考えず、まずは次の短い3文をそのまま使えるようにしておきましょう。
- I got my heart broken.
失恋しました。 - We broke up.
私たちは別れました。 - I’m heartbroken.
ひどく悲しんでいます。
出来事なら got my heart broken、二人の関係なら broke up、現在の感情なら am heartbroken。この3つを分けるだけで、かなり自然になります。
失恋について話す自然な会話例
A: You seem a little down. Are you okay?
A:少し元気がないみたい。大丈夫?
B: I’m going through a breakup right now.
A: I’m sorry. Take all the time you need.
B:今、別れを経験しているところなの。
A:それはつらいね。ゆっくりで大丈夫だよ。
A: Have you ever had your heart broken?
A:失恋したことはありますか?
B: Yes, but I learned a lot from it.
B:はい。でも、そこから多くのことを学びました。
失恋した人にかける英語
- I’m so sorry.(それはつらかったね)
- I’m here if you want to talk.(話したくなったら、いつでも聞くよ)
- Take all the time you need.(必要なだけゆっくりしてね)
- You deserve someone who makes you happy.(あなたには幸せにしてくれる人がふさわしいよ)
すぐに You’ll find someone else.(すぐ別の人が見つかるよ)と励ますより、まず相手の気持ちを受け止める言葉のほうが自然なこともあります。
よくある間違い
I lost my love. は使える?
詩や歌詞のような文脈では見かけますが、日常会話で「失恋した」の定番表現ではありません。I got my heart broken. のほうが自然です。
I was broken heart. は正しい?
不自然です。「失恋で悲しかった」なら I was heartbroken. と、heartbrokenを一語の形容詞として使います。
I broke my heart. だとどうなる?
直訳すると「自分で自分の心を傷つけた」になり、通常の「失恋した」とは違います。相手や出来事によって傷ついたなら、My heart was broken. または I got my heart broken. です。
失恋にまつわる関連表現
- get over someone:人への未練を断ち切る
- move on:気持ちを切り替えて前に進む
- still have feelings for someone:まだ人に気持ちがある
- miss someone:人が恋しい
- be not over someone:まだ人を吹っ切れていない
It took me a long time to get over him.
彼を吹っ切るまで長い時間がかかりました。
I’m ready to move on.
もう前に進む準備ができています。
別れた相手ともう一度関係を築く場合の表現は、次の「復縁する」編で整理します。
FAQ|「失恋する」の英語でよくある質問
Q. 「失恋しました」を一番簡単に言うと?
I got my heart broken. が自然です。交際していた相手と別れた事実だけなら We broke up. と言えます。
Q. heartbreakは動詞ですか?
いいえ、heartbreak は「失恋の悲しみ」「深い悲しみ」という名詞です。動詞のように使わず、suffer heartbreak や experience heartbreak と表します。
Q. broken heartとheartbrokenの違いは?
a broken heart は「傷ついた心」という名詞句、heartbroken は「深く悲しんでいる」という形容詞です。例:She has a broken heart. / She is heartbroken.
Q. 恋人と円満に別れた場合もheartbrokenを使う?
必ずしも使いません。heartbrokenは強い悲しみを表すため、感情を込めず事実だけ伝えるなら We ended our relationship. や We broke up. が合います。
まとめ
「失恋する」は、心の傷に焦点を当てるなら have/get one’s heart broken、別れのつらい過程なら go through a breakup、悲しい状態なら be heartbroken が自然です。
まずは I got my heart broken.、We broke up.、I’m heartbroken. の3文を、出来事・関係・感情に分けて覚えてみてください。









