
結論:色が濃くなるなら get darker、味や香りなら become stronger、とろみなら thicken、濃度なら become more concentrated が自然です。
色、味、香り、液体のとろみ、成分の濃度は、日本語ではすべて「濃い」ですが英語では別の尺度です。
しゅみすけ(大山俊輔)
Contents
- 1 「濃くなる」の英語を一覧で比較
- 2 色が濃くなる:get darker
- 3 味や香りが濃くなる:become stronger
- 4 液体が濃くなる:thicken
- 5 濃度が高くなる:become more concentrated
- 6 よくある間違いと注意点
- 7 変化を自然に表す時制と副詞
- 8 get・become・turnの基本的な違い
- 9 この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】
- 10 自分の英文を作る3ステップ
- 11 ミニ会話で確認しよう
- 12 仕上げのセルフチェック
- 13 関連する「○○になる」の英語
- 14 「濃くなる」を場面に合わせて詳しく伝える方法
- 15 表現を柔らかくする方法
- 16 追加の言い換え練習
- 17 理解を確認するミニQ&A
- 18 まとめ
「濃くなる」の英語を一覧で比較
| 英語 | 意味 | 場面 |
|---|---|---|
| get darker | 色が濃くなる | 髪・空・塗料 |
| become stronger | 味・香りが濃くなる | コーヒー・香水・薬味 |
| thicken | とろみが増す | ソース・スープ |
| become more concentrated | 成分濃度が上がる | 溶液・ジュース |

色が濃くなる:get darker
明度が下がり、以前より暗い色になる変化です。
- The sky is getting darker.
空の色が濃くなっています。 - The paint became darker as it dried.
塗料は乾くと色が濃くなりました。
鮮やかさが増すなら more vivid / richer が合う場合もあります。
味や香りが濃くなる:become stronger
感じる強さが増す場合に使います。
- The coffee gets stronger the longer it sits.
コーヒーは置くほど味が濃くなります。 - The smell became stronger.
においが濃く強くなりました。
strong coffee は濃いコーヒー、濃度の数値とは限りません。
液体が濃くなる:thicken
粘度が上がり、流れにくくなる変化です。
- The sauce thickens as it cools.
ソースは冷めると濃くなります。 - Cook until the soup thickens.
スープにとろみがつくまで煮てください。
味の強さではなく物理的な粘りです。
濃度が高くなる:become more concentrated
水分が減るなどして、一定量に含まれる成分が増える変化です。
- The solution became more concentrated.
溶液の濃度が高くなりました。 - The flavor becomes concentrated as the liquid reduces.
煮詰めると風味が濃くなります。
科学・料理の両方で使えます。
よくある間違いと注意点
すべてを dark にする
dark は主に色や明るさです。味や香りには strong が自然です。
The tea tastes stronger.
thick と strong を混同する
thick は粘度、strong は味や香りの強さです。
The sauce is thick, and the flavor is strong.
濃度を density とする
density は密度です。成分濃度なら concentration を使います。
The concentration increased.
しゅみすけ(大山俊輔)
変化を自然に表す時制と副詞
今まさに変化している途中なら be getting / be becoming、変化が起きた結果なら has become、習慣的な変化なら現在形を使います。日本語の「なる」だけでは分からない時間の流れを、英語では動詞の形で示します。
- It is gradually changing.
それは徐々に変化しています。 - It has become noticeably different.
それは明らかに違う状態になりました。 - It suddenly changed.
それは急に変化しました。 - It becomes more noticeable over time.
時間とともに変化が目立つようになります。
gradually(徐々に)、suddenly(急に)、increasingly(ますます)、much more(以前よりずっと)を加えると、変化の速さや程度まで具体的に伝えられます。
get・become・turnの基本的な違い
get は日常会話で頻繁に使われ、身近な変化を動きのある感覚で表します。become は少し整った響きがあり、説明文や客観的な変化にも向いています。turn は色・味・状態が別の方向へ変わる場面でよく使われます。ただし、どの形容詞とも自由に組み合わせられるわけではないため、この記事で紹介する表現を一つのまとまりとして覚えるのが安全です。
この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】
中心表現が出てこないときは、「以前と違う」「今は〜できない」「〜が増えた」「〜と感じる」のような基本文に分解します。難しい一語を思い出すより、変化の結果を説明するほうが会話は止まりません。
- The color is darker now.
色が今は暗くなりました。 - The taste is stronger than before.
味が以前より強くなりました。 - There is less water in it now.
今は水分が少なくなっています。 - The sauce does not flow as easily.
ソースが以前ほど簡単に流れません。
色が暗い、味が強い、水分が少ない、流れにくいと結果を言えば、濃さの種類まで具体的です。
しゅみすけ(大山俊輔)
自分の英文を作る3ステップ
- 何が変化したのか、主語を一つ決めます。
- 物理的な変化か、感情・評価・状況の変化かを確認します。
- 中心表現を選び、because、when、than before のいずれかで理由や比較を加えます。
最初から長い文を作る必要はありません。短い結論を言ってから理由を一つ足すと、文法ミスを抑えながら具体的な会話ができます。
ミニ会話で確認しよう
A: Is the coffee ready?
A:コーヒーはできた?
B: Yes, and it has gotten quite strong.
B:はい、かなり濃くなりました。
A: Why is the sauce so thick?
A:なぜソースがこんなに濃いの?
B: It thickened as it cooled.
B:冷めて濃くなったからです。
仕上げのセルフチェック
- 検索した日本語を一語で直訳しようとしていないか。
- 何がどのように変化したかが明確か。
- 変化の途中と、変化後の結果を区別できているか。
- 人や繊細な話題について、失礼な言い方になっていないか。
関連する「○○になる」の英語
「濃くなる」を場面に合わせて詳しく伝える方法
以前との比較をはっきりさせる
「濃くなる」には、以前の状態から変化したという比較が含まれています。英語では than before(以前より)、not as … as it used to be(以前ほど〜ではない)、more and more(ますます)を加えると、単なる状態ではなく変化として伝わります。たとえば、最初に It is different now. と結論を示し、次に It was not like this before. と比較を加えるだけでも、変化の方向が明確になります。
- It is more noticeable than before.
以前より変化がはっきりしています。 - It was not like this last week.
先週はこのような状態ではありませんでした。 - The change is becoming more obvious.
変化がますます明らかになっています。
原因を伝える:because と make
なぜ濃くなるのかを続けるなら、because + 文 が最も簡単です。また、「AによってBが変化した」は make + 目的語 + 形容詞、または cause + 目的語 + to change で表せます。難しい変化動詞を知らなくても、原因と結果を二つの短い文に分ければ十分です。
- It changed because of the weather.
天候のため変化しました。 - This change made the situation different.
この変化によって状況が変わりました。 - We noticed the change after the update.
更新後に変化に気づきました。
get darker・become stronger・thickenを覚える順番
まずは記事タイトルにもある get darker を中心表現として一つ覚えます。次に、対象やニュアンスが異なる場面で become stronger を追加し、最後に thicken を覚えると整理しやすくなります。一度にすべてを暗記するより、実際に自分が使いそうな場面を一つ決め、その場面の例文を声に出すほうが定着します。
質問するときの基本形
相手に変化を確認するときは、Has it changed?、Is it getting different?、When did you notice the change? が土台になります。「濃くなる?」を無理に一文で直訳せず、「変わった?」「いつ気づいた?」「何が原因?」に分けると質問も簡単です。
- Has it changed recently?
最近変化しましたか。 - When did you first notice it?
最初にいつ気づきましたか。 - What caused the change?
何が変化の原因でしたか。 - Is it still changing?
今も変化していますか。
表現を柔らかくする方法
人の性格、感情、体、生活状況などについて話す場合、断定的な言葉は強く響くことがあります。seem(〜のように見える)、a little(少し)、I feel that…(私は〜と感じる)を加えると、観察と事実を区別しながら穏やかに伝えられます。
- It seems a little different now.
今は少し違うように見えます。 - I feel that things have changed.
状況が変わったように感じます。 - It may be changing gradually.
徐々に変わっているのかもしれません。
特に相手について話すときは、「あなたは〜になった」と評価するより、「以前より会話が少なくなった」「最近こういう行動が増えた」のように、観察できる事実を主語にするほうが配慮のある英語になります。
追加の言い換え練習
次の基本文は、get darker が出てこないときにも使えます。空欄に具体的な名詞や理由を入れて、自分の状況に合わせてください。
- It is not the same as before.
以前と同じではありません。 - There is more of it now.
今はそれが増えています。 - There is less of it now.
今はそれが減っています。 - It is harder to deal with now.
今は対処するのが以前より難しいです。 - I noticed the difference immediately.
私はすぐに違いに気づきました。 - The change happened little by little.
変化は少しずつ起こりました。
理解を確認するミニQ&A
中心表現だけを覚えればよいですか?
最初は get darker だけでも十分です。ただし、日本語の「濃くなる」が複数の意味を持つ場合は、対象が変わると英語も変わります。記事内の比較表に戻り、「何が変わるか」を確認してください。
get と become のどちらを使えばよいですか?
日常会話では get が自然なことが多く、説明的・客観的に述べる場合は become が使いやすい傾向があります。ただし相性のよい組み合わせがあるため、単語だけでなく例文全体で覚えるのが安全です。
長い英文を作れないときは?
一文目で今の状態、二文目で以前との違い、三文目で理由を言ってください。短い三文のほうが、複雑な一文より正確で相手にも理解しやすくなります。これが、しゅみすけ式を実際の会話で使う基本手順です。
まとめ
「濃くなる」は、色なら get darker、味や香りなら become stronger、とろみなら thicken、成分濃度なら become more concentrated が自然です。









