「守られる」は英語で?be protected・kept safe・defendedの違い

「守られる」は英語で?protected・kept safe・defendedの違い

「危険から守られる」「家族に安全を守ってもらう」「批判されたときにかばってもらう」「法律によって権利が守られる」「古い文化が守られている」。日本語ではすべて「守られる」ですが、英語では何から、どのような方法で守られるのかによって動詞が変わります。

危険・損害・病気などから保護されるなら be protected、安全な状態に保ってもらうなら be kept safe、攻撃・批判・疑いからかばわれるなら be defended、文化・自然・建物などが失われないよう保存されるなら be preserved が基本です。

しゅみすけ(大山俊輔)

「守られる」を見たら、まず「危険を防いでもらう」のか、「安全な状態が続く」のか、「味方になってもらう」のかを分けましょう。英語は、守る方法まで動詞に入っています。

先に結論:「危険・被害から守られる」はbe protected

protect A from B は「AをBから守る」。受け身では A is protected from B となります。危険、暴力、病気、損害、悪天候など、外から来る害を防ぐイメージです。何から守られるかを続けるときは通常 from を使います。

  • Children must be protected from harm.
    子どもは危害から守られなければなりません。
  • We were protected from the rain by the roof.
    私たちは屋根によって雨から守られました。
  • Your personal data is protected by law.
    あなたの個人情報は法律で守られています。
  • This vaccine helps protect people from serious illness.
    このワクチンは人々を重い病気から守るのに役立ちます。

protected・kept safe・defended・preservedの違い

表現中心の意味よく使う対象
be protected危険・被害を防いでもらう人、権利、情報、体
be kept safe安全な状態に保ってもらう人、子ども、物、データ
be defended攻撃・批判からかばわれる人、立場、主張、国
be preserved失われないよう保存される文化、自然、建物、記録
be protected・be kept safe・be defended・be preservedの使い分け

安全な状態にしてもらう:be kept safe

keep A safe は「Aを安全な状態に保つ」です。protect が危険を遮る行為に焦点を置くのに対し、keep safe は結果として安全でいられることに焦点があります。受け身では be kept safe です。

  • The children were kept safe during the storm.
    嵐の間、子どもたちは安全に守られました。
  • I knew I would be kept safe there.
    そこなら自分は守られると分かっていました。
  • Your password should be kept safe.
    パスワードは安全に管理すべきです。
  • Thank you for keeping us safe.
    私たちを守ってくれてありがとうございます。

攻撃や批判からかばわれる:be defended

defend は、攻撃を受けている人や立場の前に立ち、反論したり抵抗したりして守る語です。物理的な防御だけでなく、会議や人間関係で誰かを批判からかばう場合にも使えます。

  • She was defended by her coworkers.
    彼女は同僚たちにかばってもらいました。
  • He defended me against unfair criticism.
    彼は不当な批判から私を守ってくれました。
  • The lawyer defended him in court.
    弁護士は法廷で彼を弁護しました。
  • Our position needs to be defended with evidence.
    私たちの立場は証拠をもって守る必要があります。

文化・自然・建物が守られる:be preserved

preserve は、価値あるものを元の状態に近い形で残す語です。危険から人を守るというより、時間の経過・開発・劣化によって失われないよう保存する意味です。

  • This tradition has been preserved for centuries.
    この伝統は何世紀にもわたって守られてきました。
  • The forest is protected and carefully preserved.
    その森は保護され、注意深く保存されています。
  • The original design was preserved.
    元のデザインが守られました。
  • These records must be preserved for future generations.
    これらの記録は将来の世代のために残さなければなりません。

法律で権利が守られる場合

法律・規則が権利や情報を守る場合は be protected by law が自然です。権利そのものが保証されるなら be guaranteed、規則が実際に守られているなら be respectedbe upheld も使われます。

  • Freedom of speech is protected by law.
    言論の自由は法律で守られています。
  • Your rights are guaranteed by the constitution.
    あなたの権利は憲法で保障されています。
  • Privacy must be respected.
    プライバシーは守られなければなりません。
  • The court upheld her rights.
    裁判所は彼女の権利を守りました。

「約束が守られる」はprotectではない

日本語の「守る」でも、約束・ルール・期限の場合は protect を使いません。約束なら be kept、ルールなら be followed、法律なら be obeyed、期限なら be met が自然です。

  • The promise was kept.
    約束は守られました。
  • The rules must be followed.
    ルールは守られなければなりません。
  • The deadline was met.
    期限は守られました。
  • The agreement should be honored.
    合意は守られるべきです。

日常・仕事・人間関係の例文

  • I felt protected when she stood beside me.
    彼女がそばに立ってくれたとき、守られていると感じました。
  • My manager defended me in the meeting.
    上司が会議で私をかばってくれました。
  • We need a system that keeps customer data safe.
    顧客データを安全に守る仕組みが必要です。
  • Workers are protected against discrimination.
    労働者は差別から守られています。
  • I want my boundaries to be respected.
    自分の境界線を守ってほしいです。
  • The old neighborhood has been well preserved.
    古い街並みはよく守られています。

短い会話例

A: Did anyone support you in the meeting?
会議で誰か味方してくれた?

B: Yes. My manager defended me.
うん。上司が私をかばってくれたよ。

A: Is my information safe here?
ここで私の情報は守られますか?

B: Yes. It is protected and securely stored.
はい。保護され、安全に保管されます。

日本人が間違えやすい言い方

  • × I am protected the danger.
    ○ I am protected from danger.
  • × The promise was protected.
    ○ The promise was kept.
  • × The tradition is defended.
    ○ The tradition is preserved.
  • × My boss protected my opinion.
    ○ My boss defended my position.

この表現を知らなければ、どう言えばいい?【しゅみすけ式】

protected や defended が出てこなくても、「危険が私のところに来ないようにした」「私の味方になった」と基本語で説明できます。

  • They made sure I was safe.
    彼らは私が安全でいられるようにしてくれました。
  • She stayed with me.
    彼女は私と一緒にいてくれました。
  • He spoke for me.
    彼は私のために話してくれました。
  • She said it wasn’t my fault.
    彼女は私のせいではないと言ってくれました。
  • The law says no one can take this right away.
    法律では誰もこの権利を奪えないことになっています。

しゅみすけ(大山俊輔)

「守る」が出なければ、safeを使って They made sure I was safe. と言えます。「批判から守られた」なら He spoke for me. のように、実際にしてくれた行動へ戻すと簡単です。

FAQ

「あなたに守られている」は英語で?

I feel safe with you. が自然です。危険から保護してもらう意味を強調するなら I feel protected by you. と言えます。

guardedとprotectedの違いは?

guarded は警備員などが見張って守る具体的な警戒、protected は危険や損害を防ぐ広い保護です。

「神様に守られている」は英語で?

I feel protected by God.、または日常的に I feel like someone is watching over me. と言えます。

まとめ

危険・被害から「守られる」は be protected、安全な状態に保ってもらうなら be kept safe、攻撃や批判からかばわれるなら be defended、文化や自然が失われないよう残されるなら be preserved が基本です。約束は be kept、ルールは be followed と、日本語の目的語に合わせて動詞を選びましょう。

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この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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