
「恋人から大切にされる」「会社で人材として大切にされる」「お客様として大切に扱われる」「努力を分かってもらい、大切にされていると感じる」。日本語ではどれも「大切にされる」と言えますが、英語では何が大切なのかによって表現が変わります。
深い愛情を込めて大切にされるなら be cherished、人材や意見の価値を認められるなら be valued、丁寧で公平によく扱われるなら be treated well が基本です。相手の感謝が伝わり「自分は大切にされている」と感じるなら feel appreciated が自然です。
しゅみすけ(大山俊輔)
Contents
先に結論:場面に合わせて4つに分ける
| 表現 | 中心の意味 | 主な場面 |
|---|---|---|
| be cherished | 深い愛情を込めて大切にされる | 恋人、家族、思い出 |
| be valued | 価値・貢献を認められる | 仕事、組織、意見 |
| be treated well | 丁寧に、よく扱われる | 恋愛、職場、店、制度 |
| feel appreciated | 感謝されていると感じる | 仕事、家庭、人間関係 |

愛情を込めて大切にされる:be cherished
cherish は、人や思い出を心から愛し、失いたくないものとして大切にする語です。受け身の be cherished は、家族・恋人・友人から深い愛情を向けられていることを表します。温かく、やや情緒的な響きがあり、日常の軽い親切だけに使うと大げさになる場合があります。
- She is deeply cherished by her family.
彼女は家族から心から大切にされています。 - I want to feel loved and cherished.
愛され、大切にされていると感じたいです。 - Every child deserves to be cherished.
すべての子どもは愛情をもって大切にされるべきです。 - This letter has been cherished for generations.
この手紙は何世代にもわたって大切にされてきました。
人だけでなく、a cherished memory で「大切な思い出」、a cherished possession で「大切にしている持ち物」と言えます。ただし会話で「彼は私を大切にしてくれる」と言うなら、He treats me well. のほうが具体的で自然なことも多いです。
価値や貢献を認められる:be valued
value は「価値があると考える」。受け身の be valued は、能力・意見・存在・貢献を組織や人から重要だと認められている状態です。仕事で「会社から大切にされている」「一人の人材として尊重されている」と言いたいときに向いています。
- I feel valued at work.
職場で大切にされていると感じます。 - Her experience is highly valued by the team.
彼女の経験はチームから高く評価されています。 - Employees want to feel valued and respected.
社員は大切にされ、尊重されていると感じたいものです。 - Your opinion is valued here.
ここではあなたの意見が大切にされています。
highly valued は「高く評価されている」、feel valued は「自分の価値を認めてもらっていると感じる」です。金銭的価値を示す value と形は同じですが、人について使えば「役に立つ道具として値踏みされる」という意味ではなく、貢献や存在を尊重する文脈になります。
よい扱いを受ける:be treated well
treat + 人 + well は「人をよく扱う」。受け身にして be treated well とすれば、相手の行動や態度によって丁寧・公平・親切に扱われることを表せます。恋愛、職場、病院、ホテル、店など非常に広い場面で使える、いちばん実用的な表現です。
- He always treats me well.
彼はいつも私を大切にしてくれます。 - I was treated well by everyone on the team.
チームのみんなからよくしてもらいました。 - Customers should be treated with respect.
お客様は敬意をもって大切に扱われるべきです。 - We were treated like family.
私たちは家族のように大切にしてもらいました。
be treated with care なら「注意深く大切に扱われる」、be treated with respect なら「敬意をもって扱われる」です。物に対しては This fabric should be treated with care. のようにも使えます。
感謝されていると感じる:feel appreciated
appreciate は、親切・努力・貢献のありがたさを理解して感謝する動詞です。feel appreciated は、感謝の言葉や態度によって「自分のしていることを分かってもらえている」「大切な存在だと感じる」という表現です。
- I feel appreciated when you say thank you.
ありがとうと言ってもらえると、大切にされていると感じます。 - She didn’t feel appreciated in her previous job.
彼女は前の職場で大切にされていると感じませんでした。 - Small gestures make people feel appreciated.
小さな心遣いが、人に感謝されていると感じさせます。 - We want every member to feel appreciated.
すべてのメンバーに大切にされていると感じてほしいです。
恋愛で「大切にされる」はどう言う?
恋愛では、抽象的に愛情を表す be cherished より、実際の行動を述べる He treats me well. が会話でよく使われます。「話を聞いてくれる」「約束を守る」「私の気持ちを尊重する」と具体化すると、さらに自然です。
- He listens to me and treats me with respect.
彼は私の話を聞き、敬意をもって接してくれます。 - I feel safe and valued in this relationship.
この関係では安心でき、大切にされていると感じます。 - I don’t feel taken for granted anymore.
もう、いて当たり前のように雑に扱われているとは感じません。 - She makes me feel important.
彼女は私を大切な存在だと感じさせてくれます。
仕事で「大切にされる」はどう言う?
職場では feel valued と feel appreciated の違いが役立ちます。能力や意見が重要だと認められるなら valued。努力に対して感謝やねぎらいを受けるなら appreciated です。
- My ideas are valued by my manager.
私の意見は上司から大切にされています。 - I feel appreciated when my work is acknowledged.
仕事を認めてもらうと、大切にされていると感じます。 - People do their best when they feel valued.
人は自分が大切にされていると感じると力を発揮します。 - The company treats its staff well.
その会社は社員を大切にしています。
「物が大切にされる」は主語に注意
物を「丁寧に扱う」なら be treated with care、思い出の品として「慈しむ」なら be cherished、文化財として「保存する」なら be preserved が自然です。日本語の「大切にする」は、英語では愛情・扱い・保存に分かれます。
- This watch has always been treated with care.
この時計はずっと大切に扱われてきました。 - The photographs are cherished by the whole family.
その写真は家族全員に大切にされています。 - The building is carefully preserved.
その建物は注意深く保存されています。
短い会話例
A: Do you feel valued at your new job?
新しい職場で大切にされていると感じる?
B: Yes. My manager listens to my ideas.
うん。上司が私の意見を聞いてくれるよ。
A: What do you like about your relationship?
今の関係のどんなところが好き?
B: I feel loved, respected, and cared for.
愛され、尊重され、大切にされていると感じるところ。
日本人が間違えやすい言い方
- × I am important by him.
○ He treats me like I’m important.
○ I feel valued by him. - × I am treated importantly.
○ I am treated well. - × My company cherishes my skills.
文法的には可能でも情緒的です。仕事の能力なら My skills are valued. が自然です。 - × I feel appreciated from my boss.
○ I feel appreciated by my boss.
この表現を知らなければ、どう言えばいい?【しゅみすけ式】
cherished や valued が出てこなくても、「相手は私によくしてくれる」「私の話を聞いてくれる」「ありがとうと言ってくれる」と、目に見える行動へ分解できます。
- They are good to me.
みんなは私によくしてくれます。 - He cares about me.
彼は私のことを大切に思ってくれます。 - My boss listens to me.
上司は私の話を聞いてくれます。 - They say thank you for my work.
みんなは私の仕事にありがとうと言ってくれます。 - She makes time for me.
彼女は私のために時間を作ってくれます。
しゅみすけ(大山俊輔)
FAQ
「もっと大切にされたい」は英語で?
I want to feel more valued.、恋愛で扱いを改善してほしいなら I want to be treated better. が自然です。
「大切にされていない」は英語で?
I don’t feel valued.、感謝されていないなら I don’t feel appreciated.、扱いがよくないなら I’m not being treated well. と言えます。
care forとcherishの違いは?
care for は世話をする・面倒を見る行動にも使えます。cherish は深い愛情をもって心の中で大切にする感情が中心です。
まとめ
深い愛情を込めて大切にされるなら be cherished、価値や貢献を認められるなら be valued、よい扱いを受けるなら be treated well、感謝が伝わっているなら feel appreciated が基本です。会話では He treats me well. や They are good to me. のように、相手の具体的な行動へ分解すると自然に伝えられます。









