
「シンプルにする」を英語にするとき、最初に思いつきやすいのはsimplify itです。ただし日本語の一言には、対象の状態を変える場合と、具体的な操作をする場合が含まれます。英語では「何を」「どの点で」シンプルにするのかを決めると、自然な動詞が選べます。
simplifyは既に複雑なものを単純化する変化、keep it simpleは複雑にしない方針です。streamlineは仕事の流れから重複や待ち時間を除くニュアンスを含みます。
Contents
先に結論:「シンプルにする」の英語を使い分ける
| 表現 | 中心の使い方 |
|---|---|
| simplify | 複雑さを減らす |
| make it simpler | 比較しながら分かりやすく頼む |
| keep it simple | 最初から複雑にしない |
| streamline | 無駄な工程を省き効率化する |
迷ったときはsimplify itから組み立てて構いません。その後、対象に合う専用表現へ置き換えると、より自然で具体的になります。
しゅみすけ(大山俊輔)
基本の語順と主語の考え方
simplifyはsimplify+目的語で使えます。make it simple / simplerではsimpleが結果状態です。simpleに「質素な・飾り気のない」の意味もあるため、デザインをsimpleにすることと、説明をeasy to understandにすることは必ずしも同じではありません。
- We changed it to simplify it.
私たちはシンプルにするために、それを変更しました。 - This small change made a big difference.
この小さな変更が大きな違いを生みました。 - Can we make it better without changing the original meaning?
元の意味を変えずに改善できますか。
場面別の表現とニュアンス
simplify:複雑さを減らす
最も広く使える基本表現です。対象と変化後の状態をそのまま示せるので、専門語が出てこないときにも役立ちます。
- We simplified the instructions for first-time users.
初めての利用者向けに説明をシンプルにしました。 - Can we simplify it for beginners?
初心者にもシンプルにすることはできますか。
make it simpler:比較しながら分かりやすく頼む
対象や目的がはっきりしているときに使うと、基本表現より短く具体的になります。
- Could you make the payment process simpler?
支払い手続きをもっとシンプルにできますか。 - I chose this approach because it fits the situation better.
状況により合うため、この方法を選びました。
keep it simple:最初から複雑にしない
対象や目的がはっきりしているときに使うと、基本表現より短く具体的になります。
- Let’s keep the design simple.
デザインはシンプルなままにしましょう。 - I chose this approach because it fits the situation better.
状況により合うため、この方法を選びました。
streamline:無駄な工程を省き効率化する
対象や目的がはっきりしているときに使うと、基本表現より短く具体的になります。
- We streamlined the approval process.
承認プロセスを簡素化しました。 - I chose this approach because it fits the situation better.
状況により合うため、この方法を選びました。

makeを使う表現と専用動詞の違い
make+目的語+形容詞・比較級は、変化後の状態に焦点を当てます。一方、専用動詞は「何をしたか」まで一語に含めます。会話ではmakeの形が分かりやすく、仕事の報告や指示では具体的な動詞のほうが行動を共有しやすい傾向があります。
| 言いたいこと | 組み立て方 |
|---|---|
| 結果の状態を伝える | make+対象+状態 |
| 具体的な作業を伝える | 対象に合う専用動詞+対象 |
| 状態を維持する | keep+対象+状態 |
| 必要に応じて変更できるようにする | allow / let+人+動詞 |
日常・仕事で使える追加例文
- I changed a few things to simplify it.
シンプルにするため、いくつか変更しました。 - We need to think about people using it for the first time.
初めて使う人のことも考える必要があります。 - Could you show me a simpler version?
もっと簡単な版を見せてもらえますか。 - I’d like to keep the original idea.
元の考え方は残したいです。 - Let’s test it before we make a final decision.
最終決定の前に試してみましょう。 - That version works better for me.
私にはその版のほうが使いやすいです。
短い会話例
A: Some people are having trouble with this.
これで困っている人がいるみたい。
B: What exactly is difficult?
具体的にどこが難しいの?
A: The current version takes too much effort.
今の版は少し負担が大きいんだ。
B: I’ll change it to simplify it.
シンプルにするように変えてみるよ。
A: Great. Please keep the important parts.
いいね。大事な部分は残してね。
日本人が間違えやすい言い方
make simple itに注意
代名詞itはmakeの直後に置き、make it simpleです。
simple downに注意
そのような句動詞は使いません。simplify、cut down on steps、strip it downを文脈で使い分けます。
対象を置かずにmakeだけで終えない
makeの後ろには「変える対象」が必要です。make it …、make the process …のように、目的語を明示してから結果状態を続けます。
しゅみすけ(大山俊輔)
この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】
本題の表現が出てこないときは、「どこをどう変えるか」を中学英語に分解します。
- Use fewer steps.
手順を減らしてください。 - Say it in a shorter way.
もっと短い言い方にしてください。 - We don’t need all these parts.
これらの部品は全部必要ではありません。
難しい単語を避けても、変える箇所と望む結果が分かれば、相手は具体的に動けます。これがしゅみすけ式の狙いです。
FAQ
makeを使えばいつでも通じますか?
基本的には通じます。ただし、目的語と変化後の状態を省かないことが大切です。対象に合う専用動詞が分かる場合は、そちらのほうが短く正確です。
moreとeasierはどう使い分けますか?
形容詞の比較級がある場合はeasier、flexibleやreadableのようにmoreを取る語はmore flexible / more readableとします。
誰にとっての変化かを加えるには?
for beginners、for customers、for meのようにfor+人を添えます。
関連表現をまとめて比べたい方は、伝え方・情報を分かりやすくする英語まとめもご覧ください。
まとめ
「シンプルにする」の基本はsimplify itです。ただし、対象や目的に応じてmake it simpler、keep it simple、streamlineを使い分けると自然です。訳語を一つ暗記するのではなく、「対象」「変える点」「望む結果」の三つに分けて考えましょう。
「〜にする」全体の使い分けは、「○○にする」は英語で?make・keep・turn・set・put一覧で確認できます。









