
暑い日が続いたあと、「朝晩は涼しくなってきましたね」と言いたくなることがあります。英語では、気温そのものが下がるなら get cooler、暑さや物の熱が下がるなら cool down、自分が涼しく感じるなら feel cooler が自然です。
日本語の「涼しくなる」は一つでも、英語では何が涼しくなるのかをはっきりさせると、表現を迷わず選べます。
しゅみすけ(大山俊輔)
Contents
「涼しくなる」は英語で?まずは結論
| 英語表現 | 中心となる意味 | よく使う場面 |
|---|---|---|
| get cooler | 以前より気温が下がる | 天気、季節、部屋 |
| cool down | 暑さや物の熱が下がる | 天候、飲食物、機械、体 |
| feel cooler | 人が前より涼しく感じる | 風、日陰、服装、冷房 |
| become cooler | より涼しい状態になる | 説明的・やや硬め |

get cooler:気温や場所が前より涼しくなる
get cooler は、気温や場所が以前と比べて涼しくなることを表す、日常会話の基本表現です。cooler は cool の比較級で「より涼しい」という意味です。
It’s getting cooler in the evenings.
夕方は涼しくなってきました。
It should get cooler next week.
来週は涼しくなるはずです。
The room got cooler after I opened the window.
窓を開けたら、部屋が涼しくなりました。
「涼しくなってきた」は、変化が進行中なので It’s getting cooler. がぴったりです。すでに変化した結果を言うなら It has gotten cooler.、イギリス英語では It has got cooler. とも言えます。
cool down:暑さや熱が下がる
cool down は「温度が下がる・冷める」という変化に焦点を当てます。天気だけでなく、飲み物、料理、機械、運動後の体にも使える句動詞です。
It usually cools down after sunset.
日が沈むと、たいてい涼しくなります。
Let the soup cool down before you eat it.
食べる前にスープを冷ましてください。
The engine needs time to cool down.
エンジンが冷えるまで時間が必要です。
天候について It cooled down last night. と言えば、「昨夜は暑さがやわらいだ・涼しくなった」という意味になります。一方、Cool down! は人に対して「落ち着いて!」という比喩的な意味にもなるため、文脈で判断します。
しゅみすけ(大山俊輔)
feel cooler:自分が涼しく感じる
feel cooler は、実際の気温ではなく、人の体感を表します。風が吹いた、日陰に入った、薄着になったなど、気温が同じでも涼しく感じる場面に合います。
I feel cooler in the shade.
日陰にいると涼しく感じます。
You’ll feel cooler if you open the window.
窓を開ければ、もっと涼しく感じますよ。
This shirt makes me feel cooler.
このシャツを着ると涼しく感じます。
天気を主語にする It feels cooler today. もよく使います。これは「今日は体感的に昨日より涼しい」という意味です。
It feels much cooler today because of the wind.
風のおかげで、今日はずっと涼しく感じます。
気温と人の感じ方で主語が変わる仕組みは、I’m cold.とIt’s cold.の違いも参考になります。
become coolerは使える?
become cooler も文法的に正しく、「より涼しい状態になる」という意味です。ただし、日常の天気の話では become より get のほうが自然で会話的です。
The climate becomes cooler at higher elevations.
標高が高くなると、気候は涼しくなります。
説明文、一般的な傾向、少し硬い文章では become cooler が合います。友人との会話で「涼しくなってきたね」と言うなら、It’s getting cooler, isn’t it? が自然です。
「だいぶ涼しくなってきた」を英語で
「だいぶ」は much、a lot、quite a bit などで表せます。
It’s getting much cooler.
だいぶ涼しくなってきました。
It has cooled down a lot since last week.
先週からだいぶ涼しくなりました。
It feels quite a bit cooler in the mornings now.
今は朝になると、かなり涼しく感じます。
会話のきっかけにするなら、次のフレーズも便利です。
It’s finally getting cooler.
やっと涼しくなってきましたね。
The mornings and evenings are getting cooler.
朝晩は涼しくなってきました。
It’s nice and cool outside now.
今は外が気持ちよく涼しいです。
秋の季節表現を広げたい方は、秋は英語で?autumn・fallの違いとフレーズもあわせてご覧ください。
get colderとの違い:涼しいから寒いへ
cool は基本的に「心地よく涼しい」、cold は「寒い・冷たい」です。
It’s getting cooler.
涼しくなってきました。
It’s getting colder.
寒くなってきました。
秋口の気持ちよい変化なら cooler、冬に向かって寒さが増すなら colder が自然です。ただし、涼しいか寒いかは話し手の感覚にも左右されます。詳しい使い分けは、「寒くなる」は英語で?get colder・get cold・cool downの違いで解説しています。
この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】
get cooler がすぐに出てこなくても、「前ほど暑くない」「風が気持ちいい」と知っている英語で説明できます。
- It’s not so hot now.
今はそれほど暑くありません。 - It’s less hot than yesterday.
昨日ほど暑くありません。 - The air feels nice now.
今は空気が気持ちいいです。 - There’s a cool breeze.
涼しい風が吹いています。 - I don’t need the air conditioner now.
今はエアコンがいりません。
しゅみすけ(大山俊輔)
会話で使える例文
A: It’s finally getting cooler, isn’t it?
やっと涼しくなってきましたね。
B: Yes, the evenings are really comfortable now.
ええ、今は夕方が本当に過ごしやすいですね。
A: Does it cool down at night here?
ここは夜になると涼しくなりますか?
B: Yes, especially near the river.
はい、特に川の近くは涼しくなります。
A: It feels cooler in this room.
この部屋は涼しく感じますね。
B: I just turned on the fan.
ちょうど扇風機をつけたところです。
まとめ
「涼しくなる」は、何が変化するかで選びます。
- 気温や場所が前より涼しくなる:get cooler
- 暑さや物の熱が下がる:cool down
- 人が涼しく感じる:feel cooler
- 説明的に「より涼しい状態になる」:become cooler
- 寒いほど気温が下がる:get colder
季節のあいさつで迷ったら、まずは It’s getting cooler.。finally や much、in the evenings を加えるだけで、「やっと」「だいぶ」「夕方は」と会話を広げられます。









