treat A as Bの意味は?語順・受け身とtreat A like Bとの違い

treat A as Bの意味・語順・使い方を解説するアイキャッチ画像

treat A as B は、「AをBとして扱う」という意味です。人を仲間・専門家・大人として扱う場合にも、問題や情報を重要事項・秘密・事実として扱う場合にも使えます。

They treated me as an equal. なら「彼らは私を対等な相手として扱ってくれた」、Please treat this information as confidential. なら「この情報は機密として扱ってください」です。

日本語と語順が似ているようで、AとBの位置、Bの前の冠詞、受け身の形で迷いやすい表現です。この記事では、asが加える「立場・資格」の感覚から、自然な使い方を整理します。

しゅみすけ(大山俊輔)

treatを「治療する」だけで覚えていると、この形が分かりにくくなります。まずは「人や物に対して、ある態度で接する」という意味を押さえましょう。

treat A as Bの基本的な意味と語順

基本の形は次のとおりです。

treat + A(扱われる人・物)+ as + B(立場・分類・資格)

  • A:実際に扱う対象
  • B:Aに与える立場・役割・分類

We treat every customer as an individual.
私たちは、すべてのお客様を一人の個人として扱います。

The company treats safety as its top priority.
その会社は、安全を最優先事項として扱っています。

AとBを入れ替えると意味も変わります。treat children as adults は「子どもを大人として扱う」であり、treat adults as children は「大人を子どもとして扱う」です。

なぜasを使う?「Bという立場で見る」感覚

ここでの as は「Bとして」「Bという資格・立場で」という働きです。Aを単にBに似ていると考えるのではなく、実際の対応上、Bという枠に入れて扱うイメージがあります。

She was treated as a professional.
彼女はプロとして扱われました。

この文では、周囲が彼女にプロとしての敬意・責任・期待を与えたことを表します。Aをどう認識するかに焦点を置く see A as Bの意味と使い方に対し、treat A as Bは認識に基づいて実際にどう接するかに焦点があります。

treat A as Bとtreat A like Bの違い

treat A as Bとtreat A like Bの意味とニュアンスの違いを比較する図

表現 基本イメージ
treat A as B AをBという立場・資格・分類で扱う Treat her as an adult.
treat A like B AにBと似た方法・態度で接する They treat me like family.

They treated him as a friend.
彼らは彼を友人として扱いました。

この文は、彼を友人という立場に置いたことを伝えます。

They treated him like a friend.
彼らは友人に接するように彼に接しました。

こちらは、彼が実際に友人かどうかより、友人に対するような親しい態度を取ったことに焦点があります。ただし日常会話では意味が重なる場面も多く、常に厳密に区別されるわけではありません。

人を「〜として扱う」自然な例文

対等な相手・大人として扱う

My manager treats everyone as an equal.
私の上司は、全員を対等な相手として扱います。

Teenagers want to be treated as adults.
10代の若者は、大人として扱われたがります。

Please treat her as a member of the team.
彼女をチームの一員として扱ってください。

客・専門家・家族として扱う

We were treated as honored guests.
私たちは大切な客としてもてなされました。

He wants to be treated as an expert, but he is still learning.
彼は専門家として扱われたがっていますが、まだ勉強中です。

They treated me like one of the family.
彼らは私を家族の一員のように扱ってくれました。

最後の例は「実際の家族という身分」ではなく、家族と同じような温かい態度を表すため、likeが自然です。

物事を「〜として扱う」使い方

treat A as Bは、人だけでなく、情報・問題・費用・結果などの分類にもよく使われます。

Please treat this email as confidential.
このメールは機密情報として扱ってください。

We should treat this as a serious warning.
これは重大な警告として受け止めるべきです。

The payment will be treated as income.
その支払いは所得として扱われます。

Don’t treat one mistake as a complete failure.
一度のミスを完全な失敗として扱わないでください。

この用法では「そう見なす」だけでなく、その分類に従って判断・処理・対応する含みがあります。

受け身be treated as Bがよく使われる

実際の文章では、扱われる側を主語にしたA be treated as Bも非常によく使われます。

A + be動詞 + treated as + B

All applications will be treated as confidential.
すべての応募書類は機密として扱われます。

Part-time staff should be treated as valued team members.
パートタイムのスタッフも、大切なチームメンバーとして扱われるべきです。

This incident was treated as an accident.
この出来事は事故として処理されました。

時制や助動詞に合わせて、is treated / was treated / will be treated / should be treated のようにbe動詞部分を変えます。

Bに入る語と冠詞の注意点

Bには名詞のほか、形容詞も入ります。

可算名詞ならa / anが必要なことが多い

They treated me as a friend.
彼らは私を友人として扱いました。

She was treated as an expert.
彼女は専門家として扱われました。

friendexpert のような単数の可算名詞には、通常 a / an が必要です。

形容詞はそのまま置ける

Please treat the information as confidential.
その情報は機密として扱ってください。

The issue was treated as urgent.
その問題は緊急事項として扱われました。

confidentialurgent は形容詞なので冠詞は付きません。

see・regard・consider A as Bとの違い

表現 焦点 意味
treat A as B 行動・対応 AをBとして扱う
see A as B 見方・認識 AをBと見る
regard A as B 評価・認識 AをBと見なす
consider A (to be) B 判断・検討 AをBだと考える

I see her as a leader.
私は彼女をリーダーだと見ています。

I treat her as a leader.
私は彼女をリーダーとして扱っています。

前者は自分の認識、後者は敬意を払う・権限を与えるなどの実際の対応を表します。

日本人が間違えやすいポイント

treat A to Bと混同しない

treat A to B は別の形で、「AにBをごちそうする・プレゼントする」という意味です。

She treated me to lunch.
彼女が私に昼食をごちそうしてくれました。

treat me as a guest は「私を客として扱う」、treat me to dinner は「私に夕食をごちそうする」です。asとtoで意味が大きく変わります。

asの後ろに不要なto beを入れない

They treated me as a professional. が基本です。treated me as to be a professional とは言いません。

「扱いが良い・悪い」だけならasは不要

They treated us well.
彼らは私たちによくしてくれました。

He treated her badly.
彼は彼女をひどく扱いました。

「どのような立場として」ではなく「どのような態度で」だけを伝えるなら、well / badly / kindlyなどの副詞を使えます。

しゅみすけ(大山俊輔)

迷ったら、asの後ろを「どんな立場・分類として?」と考えてみてください。答えがa professionalやconfidentialなら、treat A as Bの形が使いやすいですよ。

簡単な英語で言い換えるなら

treat A as Bがすぐに出てこない場合は、具体的な行動を基本英語で説明できます。

  • Treat me as an equal.Don’t act as if you are better than me.
    自分のほうが上であるように振る舞わないで。
  • Treat this as confidential.Don’t share this information.
    この情報をほかの人に伝えないで。
  • Treat her as a team member.Include her in the team.
    彼女をチームに加えて。
  • Treat this as urgent.Please deal with this quickly.
    これに早く対応してください。

まとめ

treat A as B は「AをBとして扱う」という意味で、Aが対象、Bが立場・役割・分類です。受け身の A be treated as B もよく使われます。

as は「Bという立場で」、like は「Bに似た方法・態度で」が基本です。また、see A as Bが見方や認識を表すのに対し、treat A as Bは実際の接し方・対応に焦点があります。

まずは Treat me as an equal.Please treat this as confidential. の2つをかたまりで覚えると、会話と仕事の両方で応用できます。ほかの表現も体系的に学びたい方は、英熟語・定型表現のまとめもご覧ください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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