こんにちは、しゅみすけです。
今日は、英語学習者なら一度はぶつかるであろう、あのモヤモヤについて話していきます。
「10年、下手したら20年勉強してきたのに…」
「駐在で海外10年住んでるのに…」
「留学も行ったし、英会話教室も車一台買えるぐらい通ったのに…」
なのに──
「なんで話せないの!」
ってなるやつです(笑)。
単語も知ってるし、文法もわかる。
リスニングも、まぁ人によるけど、オンライン英会話の先生の英語ぐらいなら聞ける。
でも、ネイティブ同士の自然な会話になると、
「あれ?何言ってるかわからん…」ってなりがち。
そして、何よりも──
話そうとすると言葉が出てこない
日本語で考えて英作文しようとする
その間に会話が終わってまう
これ、めちゃくちゃ多いですよね。
しかもよく、「日本の英語教育のせいや!」とか「環境が悪いんや!」って言われたりもするけど、
いやいや、そんな単純な話やないんです。
今日はもうちょっと深いところから見ていきましょう!
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Ep01|英語学習の沼から脱出せよ!OS理論で見抜く“聞けない・話せない”カラクリ
🧠 言語は“OS(オペレーティング・システム)”である
いきなりですが、今日のキーワードはこれです。
「言語はOSである」
これ、どういうことかというと──
僕ら日本人は、生まれたときから日本語を使ってきましたよね。
つまり、最初にインストールされたOSが「日本語」だったわけです。
普段、頭の中で考える時も全部、日本語。
で、ここがポイント。
思考=言葉なんですよ。
たとえば、
-
「今日は何食べよっかな」
-
「あの人にLINE返さな」
-
「あれ、言わんほうがよかったかも…」
全部、言葉を使って考えてる。
つまり、思考の土台に“ことば=日本語”があるということです。
🧩 OSの違い=言語の違い
ここからが本題。
日本語と英語って、そもそもOSの構造が全然ちゃうんですよ。
たとえば──
日本語の特徴:
-
主語が消えやすい
-
目的語すら省略
-
文の意味は最後までわからん(述語がお尻)
-
曖昧さを美徳とする
-
空気を読む文化
英語の特徴:
-
主語を明確にする
-
きっちり決まったフレームで話す
-
空間や時間を厳密に区切る
-
まず結論をハッキリ言う
この違い、めっちゃデカいです。
たとえば、ジムでトレーナーさんが
「手の使い方危ないからバー戻して!」
って伝えたいとき──
日本語なら、
「手の使い方がちょっとですね…危ないので、バーを一度戻したほうが…」
みたいに、最後まで何が言いたいかわからん(笑)。
でも英語なら、
It’s dangerous. You have to take it back.
最初にバシッと「危ない!」って言う。
この順番、OSが違うから起きてるんです。
🧠 思考の処理スピードにも違いが出る
たとえば、
-
「ちょっと遅れちゃってすみません」 → 英語は “I’m sorry I’m late.”
-
「頭が痛い」 → 英語は “I have a headache.”
日本語は、感覚的・情緒的にふわっと表現するけど、
英語は、自分がどうなのかをハッキリ言う。
この“思考のOSの違い”を理解してないと、
いくら単語や文法を詰め込んでも、
「知ってるのに言えない現象」になるわけです。
😅「知ってるけど言えない」は、OSが未インストールなだけ
学校で習ってきたのは、
あくまでも“知識”のインストールでした。
-
単語帳 → 英語フォルダに保存
-
文法問題集 → フォルダに追加
でも、会話ってなると、
知識を探しに行く時間なんかないんですよね。
本来は、
-
思考(OS)レベルで瞬時に処理する
-
短くてもいいからリアルタイムで出す
これが必要になってくる。
🛠️ じゃあ、どうすればええの?
答えはシンプル。
“英語を話すためのOS”を育てること。
つまり、Windowsしか使ったことない人が、
MacOSも触れるようにしていくイメージ。
最初は違和感だらけやけど、
慣れてきたら、「あっ、こういうもんか」って自然にできるようになるんです。
しかもこれ、実は
単語暗記や文法学習よりもずっと楽しいし、効果が出やすい。
このへんの詳しい話も、これからまたしていきますね!
最後に、ちょっとだけ深い話…
ここまで読んでくれたあなたに、
ひとつだけ、問いを投げかけます。
「そもそも、最初に“日本語OS”を選んだのは誰なんやろ?」
もしかすると、あなた自身が生まれる前に、
この日本語というマニアックなOSを選んだのかもしれない。
だから──
英語を学ぶ旅そのものが、
新しい自分と出会うための旅かもしれません。
詰め込みや、失敗だらけの会話練習も、
全部、意味のあるプロセスなんやって、今は本気で思ってます。
ということで、今回は
**「なぜ英語を勉強しても話せないのか?」**を
ことば=OSという視点からお届けしました!
また次回、もっと深いところまで一緒に旅していきましょう🌏✌️
しゅみすけでした!