どうも、お久しぶりです!
しゅみすけです。
このPodcastでは、「英語が話せない理由は“努力不足”ではなく、“OS(オペレーティング・システム)”の違いかもしれない」という視点から、英語学習をまったく新しい角度で掘り下げています。
さてさて、ちょっと1ヶ月ほど、新チャンネルの立ち上げをしてました。
そちらも少しずつリスナーさんが増えてきてて嬉しい限りです。
もしかしたら、両方聴いてくれてる方もいるかもですね。
ありがとうございます!
そして最近は、英語圏リスナー向けに、少しマニアックなテーマを英語で語るPodcastも始めてます。
そこからまた英語学習向けのコンテンツも作っていく予定なので、ぜひお楽しみに。
とはいえ、いろいろやってはみたけど、やっぱり自分のホームは「しゅみすけ」やな、と。というわけで、また戻ってまいりました!
さて今回のテーマは……
Contents
英語を話すと「人格」が変わる?!
今回のタイトル、「英語を話せるようになると自分や世界が変わるってホンマ?」。
これ、ちょっと勘違いしてほしくないんです。
たとえばよくある、
- 英語が話せて自信がつきました
- 英語が話せるようになって海外に行って視野が広がりました
みたいな話、もちろんそれも素晴らしいです。
でも、今回お話ししたいのはもっと深い話。
実は、言語そのものがあなたの“人格のベース”を変える力を持っている。
今日はそのあたりを、英語の例文なんかも交えながら深掘りしていきます。
それではさっそく――Let’s get into it!
「母国語」は世界の見え方を決めるOS
まず最初に知ってほしいのが、「母国語」は私たちの“世界の捉え方”を決める**OS(オペレーティング・システム)**だということ。
たとえばパソコンでいうと、WindowsとMacでは操作の仕方や挙動が違いますよね。
同じように、人間の思考や感覚も、OSのようなものが裏で動いています。そして、そのOSの中で特に強く影響を持つのが母国語なんです。
私たちは、子どもの頃から日本語という言語環境に慣れ親しみ、その言語を通して世界を見て、感じて、表現してきました。
つまり、言語という「フレーム(枠組み)」を通じて世界を見ているということ。
そしてこのフレーム、つまりOSが違えば、世界の見え方、捉え方、考え方まで変わってくるんです。
日本語と英語では、そもそも世界の捉え方が違う?
たとえば、「雨が降っている」という日本語。
🇯🇵:雨が降っている
🇺🇸:It is raining.
日本語だと、まるで「雨」が自然に降ってる感じ。
でも英語では、必ず「主語(It)」が立てられる。
この「主語を必ず立てる」というルールが、英語圏の人の思考の前提を形作ってるんです。
言語には“人格の型”がある
こんな日本語の会話を見てみましょう。
「行くの?」
「うん、そうね」
「じゃあ、後で」
主語が一切出てきません。でも、意味はちゃんと伝わる。
これは、日本語が空気を読む、間を察するOSで動いていることを表してます。
一方、英語ではこうなります。
Are you going?
Yeah.
I’ll see you later.
英語では必ず主語が必要。しかも、時間軸や構造が明確で、論理的・直線的な言語です。
つまり、
- 日本語:空気やコンテクストを読む「量子的」言語
- 英語:主語を明確に立てる「線形的」言語
だといえますね。
英語で“I”を使う=自己定義のトレーニング
英語では、どんな文章でもまず「主語」から始まります。
たとえば:
I think it’s going to rain.(雨が降りそうだと思う)
ここでも「I(私)」が必ず登場する。
つまり、英語は**「自分がどう思っているか」から話が始まる**んです。
I think he’s right.
I don’t like this.
I want to be alone.
I’m sorry.
すべて、「I」が主語。これを繰り返すことで、自分の視点を持つクセがついてくるんですね。
これ、日本語にはあまりない感覚。
でも、英語を話していると、自然とこういう思考に変わってくる。
まるで新しいOSがインストールされるように。
「英作文はできるけど英会話はできない」問題
ここで一つ、よくある問題を見てみましょう。
学校で英語を学んできた私たちは、たいてい英作文はできるんです。
🇯🇵 明日、友達に会う予定です
🇺🇸 I’m going to meet my friend tomorrow.
でもこれって、あくまで日本語OS上で英語を“翻訳”してるだけなんです。
つまり、英語のアプリを日本語OSの上で動かしてる感じ。
これでは、「英語を使って思考する」「英語で世界を見る」には至らない。
言語とは“世界の切り取り方”
言語はただの単語の置き換えではありません。
たとえば:
🇯🇵:「心が痛い」→ 感情が主語
🇺🇸:“You hurt my feelings.” → 相手の行動が主語
同じ出来事でも、使う言語が違うと捉え方そのものが変わるんです。
つまり、言語が変われば現実の“意味づけ”が変わるということ。
ZPF的に見ると、言語=現実を創る“コード”
ここで少しディープな話を。
僕が別チャンネルで扱ってるテーマなんですが、今、物理学などで注目されている「ゼロ・ポイント・フィールド(ZPF)」という概念があります。
これは、すべての現象の“背景”にある、見えない情報場のようなもの。
このZPFの視点から見ると、**言語は「現実を創るコード」**なんです。
たとえば、
I’m tired. → I = tired というプログラムが走る
I’m excited. → I = excited の波動が世界に投影される
こう考えると、**言語は現実のテンプレートを呼び出す“音のコード”**とも言えるんですね。
“I”を使う英語の例文で、自己を明確にする
じゃあ、実際に「I(私)」を使った英語例文をいくつか見てみましょう。
自己感情の表明
I’m nervous.(緊張してる)
I’m not sure.(よくわからない)
I’m glad to see you.(会えて嬉しい)
I’m frustrated.(イライラしてる)
→ 自分の感情を明確に言葉にすることで、“自分がどう感じているか”を意識化できます。
意思・判断の表現
I think it’s better to wait.(待った方がいいと思う)
I don’t agree.(賛成できない)
I want to try again.(もう一度挑戦したい)
→ 自分の意志や考えを表すことが、自己定義のトレーニングになる。
選択と行動の表現
I’ll do it.(私がやる)
I’m leaving now.(もう出発するよ)
I decided to quit.(やめることにした)
→ 「私」という存在が、世界の中で“現れる”ための言語的行動なんです。
英語が話せるようになるために大切なこと
今日のまとめです。
英語を話せるようになるには、もちろん単語や文法の知識も必要です。
でもそれ以上に大事なのは、「言語はOSである」という視点を持つこと。
- なんで英語は必ず主語があるのか?
- なぜ英語ではすぐ動詞が来るのか?
- なぜ英語では“I think that…”と自己を明確にするのか?
こういった問いを持ちながら英語を学んでいくことで、ただの翻訳ではなく、“新しい思考のOS”として英語をインストールすることができるようになります。
そして、英語を話すことで、あなた自身の世界の捉え方が変わる。それは単なる「語学力」ではなく、新しい自分の創造なんです。
こんな感じで、今回はちょっとディープな話になりましたが、最後まで読んでくれてありがとう!
また次回のエピソード・記事で会いましょう。
ほな、またねー!
Bye Guys
しゅみすけ