Let’s agree to disagree.の意味は?「意見が違う」で終える使い方

Let’s agree to disagree. 「意見が違う」で終える英語

Let’s agree to disagree. は、「意見が違うということで、この議論は終えましょう」「お互いの意見が違うことを認めましょう」という意味の定番表現です。

相手に賛成するのではありません。結論が一致しないことには合意して、説得し合うのをやめる――そんな会話の着地点を作ります。仕事の会議から恋人・友人との会話まで使えますが、言い方によっては「もう話したくない」と突き放して聞こえることもあります。

しゅみすけ(大山俊輔)

日本語なら「まあ、ここは意見が違うということで」と締める感覚です。勝ち負けを決めず、関係を守りながら次へ進むためのひと言ですね。

Let’s agree to disagree.の意味

agree to disagree を直訳すると、「意見が一致しないことに同意する」です。一見すると矛盾しているようですが、次のような構造です。

  • agree:合意する
  • to disagree:意見が異なることに

つまり、「同じ結論にはならない。でも、違う意見を持つこと自体は受け入れよう」ということです。

Let’s agree to disagree.
意見が違うということで、この話は終わりにしましょう。

We’ll have to agree to disagree.
意見が違うということで折り合うしかなさそうですね。

Maybe we should agree to disagree on this point.
この点については、意見が違うということでいいのではないでしょうか。

どんなときに使う?

何度話しても結論が変わらず、これ以上続けても同じ主張を繰り返すだけ――そんなときに使います。特に、好み・価値観・方針・優先順位など、唯一の正解がない話題と相性のよい表現です。

大切なのは、相手を論破する言葉ではなく、議論から降りる提案だという点です。自然な流れは次のようになります。

  1. 相手の考えを聞く
  2. 自分の立場も伝える
  3. 一致しないことを確認する
  4. Let’s agree to disagree. で次へ進む

失礼にしない言い方

この一文だけを、いら立った声で急に言うと「もう聞く気はない」「話は終わり」と冷たく響きます。先に相手への理解や敬意を示すと、ぐっと穏やかになります。

I respect your point, but let’s agree to disagree.
あなたの意見は尊重しますが、ここは意見が違うということにしましょう。

I understand where you’re coming from. I think we’ll have to agree to disagree.
そう考える理由は分かります。意見が違うということで折り合うしかなさそうですね。

We clearly see this differently. Let’s agree to disagree.
私たちは明らかに見方が違いますね。意見が違うということで終わりにしましょう。

相手の立場を受け止める言い方は、I see your point, but … の使い方も参考になります。

I’m not sure I agree.・Let’s leave it at that.との違い

Let’s agree to disagree.とI’m not sure I agree.、Let’s leave it at that.の違い

I’m not sure I agree.

「賛成かどうか分かりません」「少し違うと思います」と、反対意見をやわらかく切り出す表現です。通常は、その後も理由や代案を話します。詳しくはI’m not sure I agree.の意味と使い方をご覧ください。

Let’s agree to disagree.

互いの意見が一致しないことを認め、説得を終える表現です。議論の入口ではなく、出口で使います。

Let’s leave it at that.

「この話はここまでにしましょう」と話題を打ち切る表現です。意見の違いを明言するとは限りません。詳しくはleave it at thatの意味と使い方で解説しています。

仕事で使える例文

A: I still think we should focus the budget on advertising.
予算は広告に集中すべきだと、私は今でも思います。

B: And I think product development comes first. We may need to agree to disagree on this point and move on to the next item.
私は製品開発が先だと思います。この点は意見が違うということにして、次の議題へ進んだほうがよさそうですね。

I understand your concern, but we may have to agree to disagree about the remote-work policy.
ご懸念は分かりますが、リモートワーク方針については意見が違うということで折り合うしかないかもしれません。

We’ve both explained our positions. Shall we agree to disagree for now?
お互いの立場は説明しました。今のところは意見が違うということにしませんか。

会議では on this pointfor now を添えると、「あなたのすべてに反対」ではなく、対象や期間を限定できます。

恋愛・日常会話で使える例文

A: I’d rather live in the city.
私は都会に住みたいな。

B: I’d choose the countryside every time. Let’s agree to disagree.
私はいつだって田舎を選ぶな。まあ、意見が違うということで。

We clearly have different ideas about the perfect vacation. Let’s agree to disagree.
理想の休暇については、明らかに考えが違うね。意見が違うということで終わりにしよう。

You like planning every detail, and I like being spontaneous. We’ll have to agree to disagree.
君は細かく計画するのが好きで、私は気ままに動くのが好き。ここは意見が違うということで折り合うしかないね。

しゅみすけ(大山俊輔)

恋人同士では、笑顔ややわらかい声なら「まあ好みは違うよね」と軽く言えます。ただし、お金・将来・信頼のように二人で決める必要がある問題を、このひと言だけで終わらせないようにしましょう。

使わないほうがよい場面

Let’s agree to disagree. は便利ですが、何でも未解決のままにしてよいという意味ではありません。次の場面では、結論や事実確認が必要です。

  • 安全・法律・契約に関わる判断
  • 誰かが責任を負う必要がある問題
  • 事実が正しいかどうかを検証できる話
  • 二人またはチームで一つの決定を下す必要がある場面

この場合は、論点を整理する、第三者の判断を仰ぐ、期限を決めて再検討するなど、次の行動を明確にしましょう。

よくある間違い

× Let’s agree disagree.

agree to disagree が決まった形なので、to が必要です。

Let’s agree to disagree.

「相手に賛成した」という意味ではない

agree が入っていますが、合意する対象は相手の主張ではなく、二人の意見が異なるという事実です。

議論の最初から使わない

相手の説明を十分に聞く前に使うと、対話を拒否しているように見えます。まずは I see your point.I understand your concern. で受け止め、自分の理由も伝えてから使うのが自然です。

この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】

難しい表現を思い出せなくても、知っている単語だけで十分伝えられます。

We have different opinions.
私たちは意見が違います。

We don’t agree, and that’s okay.
意見は一致しないけれど、それで大丈夫です。

Let’s stop here.
ここで終わりにしましょう。

この3つをつなげて、We have different opinions, and that’s okay. Let’s stop here. と言えば、Let’s agree to disagree. の中心的な意味をやさしい英語で表せます。

まとめ

Let’s agree to disagree. は、「意見の違いを認めて、説得し合うのを終える」表現です。

  • 相手の意見に賛成するという意味ではない
  • 議論を始めるのではなく、穏やかに終えるために使う
  • 先に相手への理解や敬意を示すと失礼になりにくい
  • 好みや価値観には使えるが、安全・法律・共同決定を未解決にする用途には向かない

まずは I respect your point, but let’s agree to disagree. を一つの型として覚えておくと、意見がぶつかった場面でも関係を壊さず、次へ進みやすくなります。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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