leave it at thatの意味・使い方|「この話はここまで」のニュアンスを例文解説

leave it at thatの意味・使い方と「この話はここまで」のニュアンス

leave it at that は、「この話はここまでにする」「それ以上は追及しない」という意味で使われる定型表現です。

議論が平行線になったとき、詳しい事情をこれ以上話したくないとき、あるいは現状をいったん受け入れるときに使えます。ただし、言い方によっては「もうこの話は終わり」と強く響くこともあります。

この記事では、leave it at that の意味、語順、自然な例文、move ondrop itleave it alone との違いを解説します。

leave it at that の基本的な意味

leave it at that には、大きく分けて次の2つの使い方があります。

  1. 話や議論をその地点で終える
  2. 物事を現状のままにして、それ以上変えない

「この話はここまでにする」

最もよく使われる用法です。これ以上説明したり、質問したり、議論したりせず、今の地点で話を終えます。

  • Let’s leave it at that.
    この話はここまでにしましょう。
  • I don’t want to argue anymore. Let’s leave it at that.
    もう言い争いたくないよ。この話はここまでにしよう。
  • He said it was a personal matter, so I left it at that.
    彼が個人的なことだと言ったので、それ以上は聞きませんでした。

「現状のままでよしとする」

話題だけでなく、作業・決定・金額などを「今の状態で止める」「これ以上変えない」という意味にもなります。

  • The design isn’t perfect, but let’s leave it at that for now.
    デザインは完璧ではないけれど、今はいったんこれでよしとしましょう。
  • We agreed on $50 and left it at that.
    私たちは50ドルで合意し、それ以上は変更しませんでした。

しゅみすけ(大山俊輔)

日本語の「このへんにしておこう」に近い表現です。話題にも作業にも使えますが、「今の地点から先へ進めない」という共通イメージがあります。

なぜ「そこで終わり」という意味になる?

leave は、ここでは「ある状態のまま残す」という意味です。it は話題や状況、at that は「その地点・その程度で」を表します。

つまり、語順どおりにイメージすると次のようになります。

leave(残す)+ it(その話・状況を)+ at that(その地点で)

「その話や状況を、今の地点に置いたまま先へ進めない」ことから、「そこで終わりにする」「現状のままにする」という意味になります。

よく使う形と語順

Let’s leave it at that.

最も定番の形です。「お互い、この話はここまでにしましょう」と提案します。落ち着いた声で言えば、角を立てずに議論を終えられます。

  • We clearly see this differently, so let’s leave it at that.
    私たちは明らかに考え方が違うので、この話はここまでにしましょう。
  • We’ve talked about it enough. Let’s leave it at that.
    この件はもう十分話しました。ここまでにしましょう。

I’ll leave it at that.

自分の説明やコメントを「これ以上は言わない」と締めくくる形です。少し意味深に聞こえる場合もあります。

  • All I’ll say is that the meeting was difficult. I’ll leave it at that.
    言えるのは、会議が大変だったということだけです。これ以上は言いません。
  • I have my reasons, but I’ll leave it at that.
    私には理由がありますが、話はそこまでにしておきます。

leave it at that for now

for now を加えると、「今のところはいったんここまで」と、将来また話したり修正したりする余地を残せます。

  • We can review the details tomorrow. Let’s leave it at that for now.
    詳細は明日見直せます。今はいったんここまでにしましょう。

過去形 left it at that

過去の話なら、leave の過去形 left を使います。

  • I wanted to ask more, but she looked uncomfortable, so I left it at that.
    もっと聞きたかったのですが、彼女が居心地悪そうだったので、それ以上は聞きませんでした。

場面別の自然な例文

仕事の会議

  • We’re not going to reach an agreement today. Let’s leave it at that.
    今日は合意に至りそうにありません。ここまでにしましょう。
  • The current version works, so let’s leave it at that for now.
    現行版で動くので、今はいったんこのままにしましょう。

友人・恋人との会話

  • We both said things we regret. Let’s leave it at that and start fresh.
    お互い後悔することを言ってしまったね。この話はここまでにして、やり直そう。
  • I asked where he had been, but he told me not to worry, so I left it at that.
    彼がどこにいたのか聞きましたが、心配しないでと言われたので、それ以上は追及しませんでした。

詳しく話したくないとき

  • It was a strange evening. Let’s just leave it at that.
    変な夜だったよ。それ以上は聞かないで。
  • The trip didn’t go as planned, and I’ll leave it at that.
    旅行は予定どおりにいかなかった、とだけ言っておきます。

just を加えた Let’s just leave it at that. は、「もうこれ以上はやめておこう」という区切りをやや強く感じさせることがあります。

leave it at that・move on・drop it の違い

Let's leave it at that、Let's move on、Drop itのニュアンスの違い

表現 中心の意味 強さ・ニュアンス
Let’s leave it at that. 今の地点で話を終える 比較的落ち着いた区切り
Let’s move on. 次の話題・段階へ進む 終わりより「次へ」に焦点
Drop it. その話はやめて 短く強い。怒りや警告にもなる
Let’s agree to disagree. 意見の違いを認める 合意できないまま議論を終える

Let’s move on.

「次へ進みましょう」という意味です。会議で次の議題へ移るときなど、前向きな進行に焦点があります。

  • We’ve covered the budget. Let’s move on to the schedule.
    予算については確認しました。次は日程へ進みましょう。

Drop it.

「その話はやめて」「もう言うな」という強い表現です。親しい相手との冗談を除き、声の調子によってはかなり険しく聞こえます。

  • I said I don’t want to talk about it. Drop it.
    その話はしたくないと言ったでしょ。もうやめて。

Let’s agree to disagree.

「意見が違うということに同意しよう」、つまり「お互いの意見は一致しないと認めて終わりにしよう」という表現です。leave it at that より、意見の不一致をはっきり示します。

しゅみすけ(大山俊輔)

穏やかに区切るなら Let’s leave it at that.、次の議題へ移るなら Let’s move on.。Drop it. はかなり強いので、使う相手と声の調子に注意しましょう。

leave it alone との違い

leave it alone は「それに触らない」「それを放っておく」です。物、人、問題に干渉しないことが中心です。

  • Leave the machine alone.
    その機械には触らないで。
  • Let’s leave it at that.
    その話はそこまでにしましょう。

詳しくはleave alone・Leave me aloneの意味と使い方も参考にしてください。

日本人が間違えやすいポイント

thatを省略しない

決まり文句は leave it at that です。Leave it at. だけでは不完全です。

leave it thereとの違い

Leave it there. は通常、「それをそこに置いておいて」という物理的な場所を表します。話を終える意味では Leave it at that. を使います。

命令形は強くなりやすい

Leave it at that. と相手に直接命じると、「話は終わりだ」と強く響くことがあります。穏やかに提案するなら Let’s leave it at that. が使いやすい形です。

簡単な英語での言い換え

表現がすぐ出てこなければ、次のような基本英語で伝えられます。

  • Let’s stop here.
    ここでやめましょう。
  • We don’t need to talk about it anymore.
    もうその話をする必要はありません。
  • That’s enough for now.
    今のところはそれで十分です。
  • Let’s talk about something else.
    別の話をしましょう。

まとめ

  • leave it at that は「この話はここまでにする」「現状のままでよしとする」
  • leave+it+at that は「その話・状況をその地点に残す」というイメージ
  • Let’s leave it at that. が穏やかで使いやすい
  • move on は次へ進むこと、drop it は強く話をやめさせることに焦点がある
  • 簡単に言うなら Let’s stop here. でも伝わる

ほかの頻出表現も学びたい方は、英熟語・定型表現の一覧をご覧ください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

ご相談専門お電話番号

※『すぐに体験してみたい!』派のあなたには、<無料体験レッスン>WEB見た、で特典あり。

無料体験レッスン

※『すぐに体験してみたい!』派のあなたには、<無料体験レッスン>WEB見た、で特典あり。

無料体験レッスン

恋と仕事に効く英語:News Letterの一覧