
会議で出た案や旅行の日程について、「決まったように見えるけれど、まだ変更できます」と伝えたいことがあります。そんなときに便利なのが Nothing is set in stone. です。
自然な日本語では「まだ何も確定していません」「変更の余地があります」。単なる「未定」ではなく、現時点の案はあるものの、最終決定ではないというニュアンスを伝えられます。
しゅみすけ(大山俊輔)
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Nothing is set in stone. の意味
Nothing is set in stone. は、次のように訳せます。
- まだ何も確定していません
- 決定事項ではありません
- 変更の余地があります
- まだ最終決定ではありません
set in stone は直訳すると「石に刻まれている」。石に刻んだ文字は簡単に消せないことから、比喩的に確定していて変更できないという意味になります。
それを否定した not set in stone は「石に刻まれたわけではない」、つまり「まだ変えられる」です。
Nothing と It’s not の違い
Nothing is set in stone. は「何一つ確定していない」と、全体について述べます。
It’s not set in stone. は、すでに話題に出た特定の予定・案について「それはまだ確定ではない」と述べます。
The schedule isn’t set in stone yet.
そのスケジュールはまだ確定ではありません。
発音の目安
区切りは Nothing is / set in stone.。会話では Nothing is がつながり、「ナッシンギズ」のように聞こえることがあります。意味の中心である set と stone を少し強めると伝わりやすくなります。
仕事で使う例文
This is our current plan, but nothing is set in stone.
これが現時点の計画ですが、まだ何も確定していません。
The timeline isn’t set in stone yet.
スケジュールはまだ確定ではありません。
These figures aren’t set in stone. We can revise them.
これらの数字は確定ではありません。修正できます。
Nothing is set in stone, so please share your thoughts.
まだ決定事項ではありませんので、ご意見をお聞かせください。
The venue is not set in stone at this point.
現時点では、会場はまだ最終決定ではありません。
日常会話で使う例文
We’re thinking of going in October, but it’s not set in stone.
10月に行こうと考えていますが、まだ確定ではありません。
Nothing is set in stone. We can change the date if necessary.
まだ何も確定していません。必要なら日程を変更できます。
I may move next year, but nothing is set in stone yet.
来年引っ越すかもしれませんが、まだ何も決まっていません。
Our weekend plans aren’t set in stone.
週末の予定はまだ確定していません。
肯定文 be set in stone の使い方
肯定形は「確定している」「変更できない」です。ただし日常会話では、否定形や疑問文で使われることが特に多い表現です。
The deadline is set in stone.
締め切りは確定していて変更できません。
Is the date set in stone?
その日程はもう確定ですか。
Once the contract is signed, the terms are set in stone.
契約に署名すれば、条件は確定します。
「すでに決まっている」というだけでなく、動かせない・変更が難しいという強い響きがある点に注意しましょう。
似た表現との違い

not set in stone:案はあるが変更できる
現時点の案や予定が存在し、それを変更できることに焦点があります。
The agenda is not set in stone.
議題は確定ではなく、変更できます。
up in the air:まだ決まっていない
予定や結果が未確定で、どうなるか分からない状態です。案があるかどうかよりも、状況そのものが未定である点に焦点があります。詳しくはup in the airの意味と使い方をご覧ください。
tentative:仮の・暫定的な
名詞を前から説明する形でよく使います。
We have a tentative schedule.
暫定的なスケジュールがあります。
The tentative date is May 10.
仮の日程は5月10日です。
final:最終決定済み
The decision is final. は「その決定は最終的で、変更されない」という意味です。not set in stoneとは反対方向の表現です。
Nothing has been decided yet.
「まだ何も決まっていません」と事実を直接伝える表現です。Nothing is set in stone.が含む「変更可能」という比喩的なニュアンスは弱くなります。
そのまま使える会話例
A: Is this the final schedule?
これが最終スケジュールですか。
B: No, nothing is set in stone yet.
いいえ、まだ何も確定していません。
A: Do we have to meet on Friday?
金曜日に会わないといけませんか。
B: The date isn’t set in stone. What works better for you?
日程は確定ではありません。いつのほうが都合がいいですか。
A: Are you definitely moving to Osaka?
大阪へ引っ越すことは確定なの?
B: I’m considering it, but nothing is set in stone.
検討はしているけれど、まだ確定ではないよ。
丁寧で協力的に聞こえる言い方
「未確定です」だけで終えるより、変更できる点や相手への問いかけを添えると建設的です。
- Nothing is set in stone, and we’re open to suggestions.
まだ確定しておらず、ご提案を歓迎します。 - The details aren’t set in stone, so we can make adjustments.
詳細は確定していないため、調整できます。 - This is only a draft. Nothing is set in stone yet.
これは草案にすぎません。まだ何も確定していません。
しゅみすけ(大山俊輔)
よくある間違い
× set on stone
定型表現は set in stone です。「石の中に刻み込まれている」というイメージなので、前置詞は in を使います。
× Nothing doesn’t set in stone.
set はここでは受け身の be set で使います。正しくは Nothing is set in stone. です。
未定なら何でも set in stone と考える
単に予定が分からないなら up in the air や Nothing has been decided yet. が自然です。すでに仮案があり、変更可能だと言いたいときに not set in stone が特に合います。
まとめ
Nothing is set in stone. は、「まだ何も確定していません」「変更の余地があります」という意味です。
- Nothing is set in stone.:全体について、何も確定していない
- It’s not set in stone.:話題の案は変更できる
- Is it set in stone?:もう変更できないほど確定しているか尋ねる
- up in the air:状況や予定がまだ決まっていない
仮案を示しながら、相手の意見に応じて調整できると伝えたい場面で使ってみましょう。











