bring overの意味・使い方・語順|come over・bring alongとの違いも例文で解説

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「友達を家に連れてきてもいい?」「資料をそっちへ持っていくね」と英語で言いたいとき、bring over が便利です。ただし、日本語の「持ってくる/持っていく」だけで覚えると、come overbring alonginvite over との違いで迷いやすくなります。

この記事では、bring over の意味を bring+over の動きから理解し、目的語の位置、代名詞の語順、よく使う文型、自然な例文、似た表現との違いまで整理します。

bring overの意味は「人・物をこちら側へ連れてくる/持ってくる」

bring someone/something over の基本は、「人や物を、話し手や聞き手がいる場所へ連れてくる・持ってくる」です。特に、家や職場などへ人・物を移動させる場面でよく使います。

  • 人を家などへ連れてくる
  • 物をこちらへ持ってくる
  • 人・物・文化などを別の国や場所から移す

Can I bring a friend over?
友達を連れてきてもいい?

I’ll bring the documents over this afternoon.
今日の午後、資料をそちらへ持っていきます。

The company brought her over from London.
会社は彼女をロンドンからこちらへ呼び寄せました。

しゅみすけ(大山俊輔)

日本語では相手の場所へ行くとき「持っていく」と言いますが、英語は到着点を基準に bring を使うことがあります。相手に向かって “I’ll bring it over.” と言えば「それをそっちへ持っていくね」です。

bring+overから意味の仕組みを理解しよう

bring は、人や物を「基準となる場所のほうへ移動させる」動詞です。over には、距離・道・境界などを越えて「こちら側へ」という感覚があります。

したがって bring over は、単に物を持つのではなく、ある場所から距離や境界を越えて、こちら・そちらの生活空間へ届けるイメージになります。

bring overの人を家へ連れてくる・物をこちらへ持ってくる・別の国や場所から移すという3つの使い方

bring overの3つの主な使い方

1.人を家・職場などへ連れてくる

会話で特によく使うのが、友人、恋人、子どもなどを誰かの家へ連れてくる用法です。over があることで「こちらの家へ」「そちらの集まりへ」という親しみのある移動が伝わります。

Why don’t you bring your sister over for dinner?
妹さんを夕食に連れてきたら?

She brought her boyfriend over to meet her parents.
彼女は両親に会わせるため、彼氏を家へ連れてきました。

We’re bringing the kids over around six.
6時ごろに子どもたちを連れていきます。

2.物をこちら・そちらへ持ってくる

食べ物、書類、道具などを相手のいる場所へ運ぶときにも使います。日常だけでなく、仕事のやり取りにも自然です。

Could you bring your laptop over?
ノートパソコンをこちらへ持ってきてもらえますか?

I made too much soup, so I’ll bring some over.
スープを作りすぎたので、少し持っていきます。

Please bring the signed contract over to my office.
署名済みの契約書を私のオフィスへ持ってきてください。

3.別の国・地域・場所から移す

人材、商品、習慣、技術などを、海や国境を越えて別の場所へ移す文脈でも使われます。この場合、from+出発地 がよく続きます。

They brought several engineers over from Germany.
彼らはドイツから数名の技術者を呼び寄せました。

This cooking style was brought over by immigrants.
この調理法は移民によって伝えられました。

The brand plans to bring its newest model over to Japan.
そのブランドは最新モデルを日本へ導入する予定です。

語順:bring overは分離できる句動詞

bring over は他動詞として使い、目的語が必要です。bring+目的語+over が最も自然な基本語順です。

  • bring a friend over:友達を連れてくる
  • bring the food over:食べ物を持ってくる
  • bring someone over from Canada:カナダから人を呼び寄せる

名詞の目的語なら bring over the documents の語順も可能ですが、日常会話では bring the documents over のように間へ置く形がよく使われます。

代名詞は必ずbringとoverの間

目的語が it, them, him, her などの代名詞なら、必ず動詞とパーティクルの間に置きます。

  • Bring it over.
  • × Bring over it.
  • Can you bring her over?
  • × Can you bring over her?

しゅみすけ(大山俊輔)

代名詞は短く、すでに話題に出ている情報です。bring と over の間に「何を・誰を」を挟み、最後の over で移動先への方向を示す、と覚えましょう。

よく使われる文型・コロケーション

  • bring a friend/someone over:友人・誰かを連れてくる
  • bring the kids/family over:子ども・家族を連れてくる
  • bring food/dinner/wine over:食べ物・夕食・ワインを持ってくる
  • bring the documents/files over:書類・ファイルを持ってくる
  • bring someone over from+場所:人を〜から呼び寄せる
  • be brought over from+場所:〜から移される・伝えられる

活用は bring – brought – brought です。

Who are you bringing over tonight?
今夜は誰を連れてくるの?

He brought some samples over yesterday.
彼は昨日、サンプルをいくつか持ってきました。

The equipment has already been brought over.
機材はすでにこちらへ運ばれています。

日常・仕事・恋愛・家庭で使える例文

Can I bring my dog over this weekend?
今週末、犬を連れていってもいい?

I’ll bring coffee over before the meeting.
会議の前にコーヒーを持っていきます。

She wants to bring me over to meet her family.
彼女は私を家族に会わせるため連れていきたいと思っています。

Could you bring the charger over when you come?
来るときに充電器を持ってきてもらえる?

We brought our new designer over from the Singapore office.
シンガポール支社から新しいデザイナーを呼び寄せました。

I’m making dinner, so bring everyone over around seven.
夕食を作るから、7時ごろみんなを連れてきて。

bring overと似た表現の違い

bring overとcome overの違い

come over は「本人がこちらへ来る」、bring over は「別の人・物をこちらへ連れてくる/持ってくる」です。

Come over after work.
仕事のあと、うちに来て。

Bring your coworker over after work.
仕事のあと、同僚をうちへ連れてきて。

bring overとbring alongの違い

bring along は「一緒に連れていく/必要な物を持参する」で、同行が中心です。bring over は「こちら・そちらの場所へ到着させる」方向が中心です。

Bring your ID along.
身分証明書を持参してください。

Bring your ID over to the reception desk.
身分証明書を受付へ持ってきてください。

bring overとinvite overの違い

invite someone over は「家などへ招待する」という誘いの行為です。bring someone over は、実際にその人を連れてくる動きに焦点があります。

We invited Ken over for dinner.
私たちはケンを夕食に招きました。

Mika brought Ken over.
ミカがケンを連れてきました。

「味方につける」ならbring aroundやwin over

人を意見に賛成させる場合は、通常 bring someone aroundwin someone over を使います。bring someone over to our side のような表現も可能ですが、日常的な説得ならこの2つのほうが明確です。

日本人が間違えやすいポイント

overを「上」とだけ考えない

ここでの over は物の上を越える意味に限りません。道、距離、家の境界、国境などを越えて「こちら側へ来る」という広い感覚です。

come overに目的語を直接置かない

come over は基本的に「本人が来る」自動詞表現なので、× come my friend over とは言いません。「友達を連れてくる」なら bring my friend over です。

take overと混同しない

take over は主に「引き継ぐ・支配権を得る」で、bring over とは別の句動詞です。

しゅみすけ式:bring overが出てこなかったら?

句動詞を忘れても、移動先と動作を簡単な英語で直接言えば伝わります。

  • 「友達を家へ連れてくる」
    Come to my house with your friend.
    友達と一緒に私の家へ来て。
  • 「資料をこちらへ持ってくる」
    Please bring the documents here.
    資料をここへ持ってきてください。
  • 「海外から人を呼び寄せる」
    The company asked her to come here from London.
    会社は彼女にロンドンからこちらへ来るよう依頼しました。

しゅみすけ(大山俊輔)

over が出てこなければ、here、to my house、to the office のように到着点を言えば大丈夫です。句動詞を思い出すことより、「誰が・何を・どこへ」を伝えることを優先しましょう。

関連表現

bringを使った表現をまとめて比べたい方は、bringを使った句動詞一覧|意味・使い方・語順の総合ガイドもあわせてご覧ください。

まとめ

bring over は、人や物を距離・境界を越えて、こちら・そちらの場所へ連れてくる/持ってくる句動詞です。人を家へ連れてくる、物を相手の場所へ届ける、海外などから人・物を移す場面で使えます。

語順は bring+目的語+over が基本で、代名詞なら必ず bring it/her/them over のように中央へ置きます。「本人が来る」なら come over、「招待する」なら invite over、「同行させる・持参する」なら bring along と使い分けましょう。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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